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2009年10月25日(日)

11R
2009年10月25日(日)
京都
15:40発走

菊花賞 GI

芝・右・外 3000m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン 牡・牝 (指定) 馬齢 本賞金:11200、4500、2800、1700、1120万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 スリーロールス
1 2 シェーンヴァルト
2 3 フォゲッタブル
2 4 トライアンフマーチ
3 5 アンライバルド
3 6 イグゼキュティヴ
4 7 ヤマニンウイスカー
4 8 アントニオバローズ
5 9 リーチザクラウン
5 10 キングバンブー
6 11 セイクリッドバレー
6 12 セイウンワンダー
7 13 キタサンチーフ
7 14 イコピコ
7 15 ポルカマズルカ
8 16 ナカヤマフェスタ
8 17 アドマイヤメジャー
8 18 ブレイクランアウト

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 9=5 9=7 9-1 9-2 5=7
綾恵 14=16 14=9 14-5 14-12 16=9
山田 16=9 16=5 16=14 9=5 9=14 5=14
たま 5=9 5=17 5=12 5=14 5=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はリーチザクラウン。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
今年のダービー(G1)で2着の実績馬。追い込みの利かない不良馬場に助けられたという見方もあったが,前走・神戸新聞杯(G2)では,淀みのないペースで逃げを打って2着を確保。クラシックで好走した能力はやはり本物といえるだろう。気性面に課題があるとはいえ,大崩れしたのは乱ペースに沈んだ皐月賞(G1)13着だけで,デビュー以来(3・4・0・1)の好成績。今回は速い先行馬が見当たらず,単騎のハナまでうかがえそうなだけに,展開によっては逃げ切りのシーンまでありそうだ。

対抗はアンライバルド。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
快勝した皐月賞では,外から豪快なマクりを決め,リーチザクラウン,ナカヤマフェスタらを完封。スピードとスタミナの両面を問われる高速決着を制したのだから,能力は世代上位の存在といえるだろう。ただ,休養明けの神戸新聞杯では,折り合いを欠いて4着に敗れたように,当馬も気性面の懸念はいまだに残る。スタミナの裏付けはあるので,リーチザクラウンが掛かってハイペースになるようなことがあれば,当馬にも勝機が出てくるだろう。

単穴はヤマニンウイスカー。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
白百合S(OP)2着では,のちに神戸新聞杯(G2)を制したイコピコと差のない競馬をしていた実力馬。人気に応えて古馬を完封したHTB賞(1000万下)の走りからも,決して侮れない素質馬だ。休養明けの前走・大原S(準オープン)では9着に敗れたが,敗因はスタートで出遅れてリズムに乗れなかったためで,まったくの参考外。父・マンハッタンカフェ(01年の当レース覇者)という血統からも,長丁場での巻き返しがあっていいはずだ。

抑えはスリーロールス。穴はシェーンヴァルト。

今週のワンポイントアドバイス

末脚さく裂,アンライバルド


ダービー馬のロジユニヴァースが出走せず,3冠最終戦は混戦模様となった。馬の能力だけではなく,騎手の技量が問われる3000M戦。11月に行なわれた99年を含めた過去10回のレースで傾向を見てみたい。

1〜3番人気は2,3,2連対と不振で,代わりに6番人気以下から2けた人気馬4頭を含む9頭が連対している。

馬連配当は3けた〜2000台4回,5000〜6000円台2回,万馬券4回。10回中で4回万馬券が飛び出すG1レースだが,波乱の4回中3回はダービー馬不在の年に出現している。

路線別は神戸新聞杯組11連対,セントライト記念組3連対。東西のトライアル戦をステップにした馬が活躍している。なお,最多連対の神戸新聞杯組は3,6,5,4,1,5,3,1,2,3,12着からの臨戦。昨年のフローテーションを除く10頭は6着以内。大敗した馬の巻き返しは厳しい。

勝利数別は1〜5勝以上馬が,0,7,11,1,1連対。1勝馬が連対したことはなく,今年この条件に当てはまるイグゼキュティヴとトライアンフマーチにとっては気になるデータといえる。

連対馬20頭中19頭は重賞に出走した経験があり,うち13頭は1,2着馬だった。重賞での連対実績はともかく,このレースが重賞初出走では減点対象となる。


◎…アンライバルドは前走・神戸新聞杯で中団からの追走。3コーナーまでは掛かるシーンも見られたが,直線外から追い上げて4着としぶとく食い下がっていた。父ネオユニヴァース(03年)と半兄フサイチコンコルド(96年)はダービー馬で,菊花賞はともに3着。スタミナ戦に対応できる血が流れている。皐月賞を制覇した末脚で“菊の大輪”を奪取するチャンスだ。

○…ダービー2着のリーチザクラウンは秋初戦の神戸新聞杯で2着。春は折り合いをつけるのに苦労したが,夏を越して気性面が成長した。京都は初勝利の大差勝ち,重賞制覇のきさらぎ賞。ラスト1冠を奪取する資格は十分ある。

▲…アドマイヤメジャーは今年未勝利から3連勝した上がり馬。前走・セントライト記念は出遅れて4着に敗れたが,7分の6の抽選を突破して本番へ駒を進めてきた。トライアルは勝ち切れなかったが,世代トップ級の素質を備えていることは間違いない。

△1…イコピコは前走・神戸新聞杯をレコード勝ち。春の2強を33秒7の剛脚で一蹴した。3000Mは未知数だが,馬の勢いに加えて鞍上も先週の秋華賞を制した四位騎手。激走の反動がなければ怖い存在だ。

△2…セイウンワンダーは距離を不安視された2400Mの神戸新聞杯で3着。長距離戦でも自慢の切れ味が鈍らないことを見せ付けた。朝日杯フューチュリティSを制した2歳王者が「菊」奪取に全力投球する。

△3…牝馬のポルカマズルカはクラシック追加登録料200万円を払って参戦してきた。前走・2600Mの阿寒湖特別(1000万下)で古馬を一蹴したように,長距離戦を得意にしている。勝ち負けまでは厳しくても,3着争いにはマークしたい。

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