2006年6月25日(日)
11R
2006年6月25日(日)
京都
15:40発走
宝塚記念 GI
芝・右・外 2200m
天気:
馬場:
稍重
サラ系3歳以上
オープン (国際)(指定) 定量
本賞金:13200、5300、3300、2000、1320万円
予想印
枠番 | 馬番 | 馬名 | 大多 | 綾恵 | ナベ | たま |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | リンカーン | |||||
2 | トウカイカムカム | |||||
3 | アイポッパー | |||||
4 | ダイワメジャー | |||||
5 | ハットトリック | |||||
6 | コスモバルク | |||||
7 | ナリタセンチュリー | |||||
8 | ディープインパクト | |||||
9 | カンパニー | |||||
10 | シルクフェイマス | |||||
11 | ファストタテヤマ | |||||
12 | チャクラ | |||||
13 | バランスオブゲーム |
買い目
大多 | 8=1 8=3 8-2 8-6 1=3 |
---|---|
綾恵 | 8=1 8=9 8-6 8-11 1=9 |
山田 | 8=1 8=6 8=3 1=6 1=3 6=3 |
たま | 3=8 3=1 3=2 3=4 3=6 |
予想
本命はディープインパクト。
実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走の天皇賞(春・G1)は,最終コーナーの下り坂で大外をまくりながら加速して先頭へ立ち,そのまま後続を突き放すセオリー無視の競馬で4冠達成。規格外のレースぶりもさることながら,レコードを1秒も縮めるあたり,格の違いを改めて証明した形であった。今回も直前調教は全く動かなかったが,逆に動きすぎるのが不安な当馬にとって,これは順調のサイン。さらに,相手関係もすでに勝負付けが済んだメンバーばかりで,3戦3勝の京都コースと全く死角が見当たらないとなれば,日本馬初となる凱旋門賞(海外G1)制覇へ弾みをつける公算大だ。
対抗はリンカーン。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.11.5
前走の天皇賞(春)は,本命馬ディープインパクトに直線で引き離されるばかりと完敗だったが,ただ単に相手が怪物だっただけ。従来のレコードから0秒4速い時計で3着を0秒8離しての2着となれば,G1級の意地は十分示した格好である。今回もディープが出走してくるだけに,G1制覇の夢はのちに持ち越されそうであるが,他の馬と比較すれば頭ひとつ抜けている存在なのは確か。状態面も調教駆けしない当馬が直前破格の時計を叩き出しているように充実一途で,連対確保は濃厚とみたい。
単穴はアイポッパー。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.17.4
誰もが認める実力はありながら,手薄なメンバーとなった前走の目黒記念(G2)でも2着と,重賞制覇がなかなか叶わない素質馬。ただ,後方に辛い渋った馬場,勝ち馬と3.5キロの斤量差を考慮すればクビ差はよく追い上げたほう。秘めた実力は十分アピールできたといっていいだろう。前々走の天皇賞(春)では本命馬ディープインパクトの影さえ踏めなかった4着だけに,今回も逆転までは難しいだろうが,京都コース自体は(4・2・1・1)の実績残す好相性の舞台。引き続きデキも安定しており,展開次第では連下までなら出番があってよさそうだ。
抑えはコスモバルク。穴はトウカイカムカム。
今週のワンポイントアドバイス
得意の京都で大駆け,アイポッパー
今年は阪神競馬場が改修工事中のため京都競馬場で行なわれるが,過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。
1番人気は8連対と抜群の成績で,2??4番人気もそれぞれ2連対。上位人気の活躍で馬連7回は2000円以内で収まっている。ただ,6番人気以下からも6頭が連対し,03年と05年に万馬券が飛び出している。堅いか荒れるかの両極端の傾向を見せている。
連対馬20頭すべてが前走5着以内で,うち15頭は前走でも連に絡んでいた。前哨戦で掲示板を確保していることが連対条件となっている。
ステップは9連対の天皇賞(春)組がトップで,金鯱賞組6連対,安田記念組3連対,目黒記念組と鳴尾記念組が各1連対で続いている。
重賞実績は連対馬17頭にG1出走経験があり,9頭がG1馬で,2着が6頭。未経験馬の3頭中2頭はG2を勝ち,残る1頭が2着。G2以上で1度は連対していることが要求される。
3??7歳上馬が6,48,43,18,17頭出走して,0,14,5,0,1連対。4歳馬が他世代を大きくリードしている。
◎…レコードで制した天皇賞(春)の強さを見ると,3冠馬ディープインパクトに逆らうのは無謀といわれそうだが,やってみなければわからないのが競馬。わずかの可能性にかけてアイポッパーで勝負する。昨年は阪神大賞典2着,続く天皇賞(春)3着。重賞勝ちこそないがハイレベルのG1,2で上位争いをしている。その後オーストラリア遠征のG1で,2着,12着となったが,大敗した2戦目は苦手の重馬場。同馬にとっては不運だった。帰国後,6,4,2着と成績を上げ,今がピークの状態。目黒記念(2着)はトップハンデで勝った馬とは3.5キロの斤量差があった。京都は4勝している得意の舞台。大駆けに期待した。
○…相手は10戦9勝,2着1回の4冠馬ディープインパクト。死角らしい死角はなく,改めて強さを説明する必要はない。唯一,気になるとすれば体調面だろうが,ここを目標に仕上げられてきただけに強調材料にはならない。無事に走ってくれば壮行レースを快勝して5冠を達成。10月1日にパリのロンシャン競馬場(仏国)で行われる凱旋門賞へ向かう確率は高い。
▲…前走リンカーンはディープインパクトの3馬身半差2着に敗れたが,従来のレコードより0秒4速いタイムで,3着以下を5馬身ちぎっている。京都コースは8戦して2勝,2着4回と相性がよく,距離短縮も好材料。打倒4冠馬の一角を占めている。
△1…トウカイカムカムは天皇賞(春)で5着に敗れた。1秒7差は決定的だが,勝負どころでいったん11番手に下げ,直線で盛り返して次走につながる力走を見せた。420キロ台の小型馬だが勝負根性は抜群で,58キロのトップハンデを背負って1000万下で快勝している。首位争いは無理でも2着争いなら十分ある。
△2…2番人気に推された安田記念で4着と期待を裏切ったダイワメジャー。3番手のインで追走し直線にかけたが,決め手の差で首位争いには至らなかった。中2週の強行日程になるが激走の疲れはなく,良績の集中する右回りだけに連下には押さえたい。
△3…前走コスモバルクは国際G1のシンガポール航空国際Cを快勝した。ウイルス感染の疑いで帰国が遅れるハプニングがあったが,大事には至らなかったようだ。2200Mのセントライト記念をレコード勝ち,京都コースでも菊花賞で0秒3差4着の実績がある。最近はかかる癖もなくなり,能力を出し切れば上位進出は可能だ。