目下2連勝中。2戦ともハナを切って主導権を握り、そのまま軽快に逃げ切った。ここにきて力をつけており、引き続き相性の良い福島1200M(2勝)。開幕週の馬場でスピードを発揮できれば、3連勝も可能だろう。

未勝利から3連勝。その後は善戦止まりだが、安定した先行力が持ち味で、芝の短距離では大崩れしない。小回りの福島コースなら、粘り込む場面もあっていいだろう。

ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州にあるバーデンバーデン競馬場との交換競走として実施される。ヨーロッパ屈指の温泉地で、世界一美しいといわれる「バーデンバーデンカジノ」があり、世界中から多くの観光客が訪れる。国際競走『バーデン大賞』が行われることでも知られている。

今年は第2回福島の開幕週の土曜メインに開催される。過去5年を見ると、2019年はオープン特別(ハンデ)で、20、21年は4歳以上の古馬で争われ、21年の開催は新潟。施行条件が一定しないため、データによるレース分析は割愛したい。(たま)


◎......プロスペリダードはデビューから5戦はダートで苦戦していたが、芝に転戦すると3戦連続で2着に好走。小倉1200Mで初勝利を挙げると、そこから3連勝を飾った。ここ3戦は5、3、6着と勝ち切れないが、掲示板を外した前走も0秒4差。3カ月ぶりで2勝クラスを勝ち、3着の2走前が2カ月半ぶり。休み明けでもチャンスはある。

○......キタノエクスプレスはデビュー2戦目にダートで初勝利を挙げ、昇級2戦目で1勝クラス勝ち。オープンでの活躍も視野に入ったが、そこから予想外の不振。長く勝ち星から遠ざかっていたが、前走でようやく3勝目を挙げた。昇級戦になるが、1200Mは【1.3.0.0】と得意。初戦から好勝負に持ち込める。

▲......ウインモナークは昨年11月に芝1200Mの飯坂温泉特別を快勝。ハイペースを好位で追走し、直線で差し切る強い競馬を見せた。昇級後は10、8、5着とひと息の成績が続いているが、一戦ごとに着順を上げている。もともと福島1200Mで新馬戦、1、2勝クラス勝ちのコース巧者。葵S4着の実績も光る。

△1......ウォータールグランはデビュー4戦目に阪神芝1400Mで逃げ切り勝ち。好ダッシュからハナを切り、後続にマークされる厳しい展開だったが、直線で二の脚を使って押し切った。2、3勝目も軽快に逃げ切った快速馬。成績にムラはあるが、単騎だと簡単には止まらない。

△2......アシャカタカは昨年4月に福島芝1200Mを逃げ切り勝ち。初勝利に4戦かかったが、ロケットスタートから後続を4馬身突き放して圧勝した。その後Vはなかったが、今春から58キロで2連勝。前走はハナ差勝ちでも勝負強さが光った。【2.0.0.1】と好相性の福島でオープン入りを目指す。

△3......ブランデーロックは3連闘で巻き返しを狙う。前走は大外17番枠から好スタートを切ったが、無理せず後方に待機。勝負どころから動いてメンバー最速タイの上がりで追い上げたが、先行有利な流れで掲示板が精いっぱいだった。後方一気で展開に左右されるが、3勝中2勝が芝1200M。展開がはまれば大駆けもある。