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2020年4月12日(日)

11R
2020年4月12日(日)
2回阪神6日
15:40発走

桜花賞 GI

芝・右・外 1600m 天気:
馬場:
3歳 オープン (国際) 牝 (指定) 定量 本賞金:10500、4200、2600、1600、1050万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ナイントゥファイブ
1 2 チェーンオブラブ
2 3 スマイルカナ
2 4 サンクテュエール
3 5 マルターズディオサ
3 6 ウーマンズハート
4 7 ヒルノマリブ
4 8 リアアメリア
5 9 デアリングタクト
5 10 フィオリキアリ
6 11 クラヴァシュドール
6 12 インターミッション
7 13 マジックキャッスル
7 14 ミヤマザクラ
7 15 ヤマカツマーメイド
8 16 ケープコッド
8 17 レシステンシア
8 18 エーポス

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 17=5 17=9 17-8 17-14 5=9
綾恵 13=5 13=6 13-8 13-17 5=6
山田 9=18 9=17 9=15 18=17 18=15 17=15
たま 17=5 17=4 17=8 17=9 17=11

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はレシステンシア。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.32.7
阪神ジュベナイルF(G1)を2歳コースレコードで逃げ切った快速馬。前走・チューリップ賞(G2)は3着に敗れたものの、スローペースで逃げる形で上位2頭とは瞬発力の差が出た印象だった。対照的に阪神ジュベナイルFは、1000M通過57秒5のハイペースで飛ばしての圧勝。持久力勝負に持ち込めば、非凡なパフォーマンスを発揮する。ひと叩きされて良化しており、今週の追い切りでは栗東坂路で自己ベストとなる4ハロン49秒5の一番時計。身上のスピードで復権を果たす。

対抗はマルターズディオサ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.33.3
前哨戦のチューリップ賞(G2)を制し、重賞初制覇。好位の外から力強く競り勝ち、春初戦で上々の滑り出しを見せた。デビューからマイルで(3.2.0.0)と連対率は100%で、抜群の安定感を誇っている。前走後は栗東に滞在し、調整も順調だ。充実一途の勢いでクラシック制覇に挑む。

単穴はデアリングタクト。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.33.6
前走・エルフィンS(L)はスタートで出負けしたものの、豪快に差し切ってデビュー2連勝。マイルで行われた今年の京都開催で最速(古馬含む)の時計を叩き出し、新生誕生を印象づけた。まだ余裕残しの仕上げだったことを思えばポテンシャルは相当高い。トップクラスが相手でも楽しみは大きい。

抑えはリアアメリア。穴はミヤマザクラ。

今週のワンポイントアドバイス

スピード上位、レシステンシア

2020年のクラシックが開幕。第1弾は令和初の桜の女王を決める「第80回桜花賞」。昨年のJRA2歳最優秀牝馬レシステンシアを含め、重賞ウイナーが8頭出走する豪華メンバーがそろった。新型コロナウイルス禍で日本中が重い空気に包まれているが、桜咲く仁川のターフで1冠目を制するのはどの馬か。過去10年のデータでレース傾向を探ってみたい。

連対馬は1-3、2-1、2-4、7-2、1-2、5-7、3-2、8-3、2-1、2-7番人気で決まった。1番人気は4連対(2勝2着2回)と不振だが、それを2番人気が7連対(4勝2着3回)とカバーし、3番人気も3連対(1勝2着2回)。70%を占める上位人気の信頼度は高い。

馬連配当は
3 け た……4回
1000円台…2回
3000円台…1回
4000円台…1回
7000円台…1回
万 馬 券……1回

2017年に8、3番人気の組み合わせで1万7000円の万馬券が出たが、上位4番人気以内のワンツーで決まった2000円未満の堅い配当も6回。全体としての波乱度は低い。

また、3着に11、4、3、14、5、8、6、1、3、3番人気が入線した3連単配当は、3万円台、5880円、2万円台、67万円台、2540円、23万円台、2万円台、9万円台、3780円、3万円台。13年に67万9300円の高配当が出て、15年にも23万3390円の万馬券決着。一方で、4けた配当で堅く収まった年も3回と、こちらは堅いか、荒れるかの両極端の結果が出ている。

連対馬20頭のクラス別はG1組2頭、G2組3頭、G3組14頭、オープン特別組1頭。19頭が重賞組で、オープン特別組以下は大苦戦。3着を検証しても10頭すべてが重賞からの臨戦馬だった。

路線別はチューリップ賞が12連対でトップ。連対馬の60%を占め、他路線を圧倒している。ほかではクイーンC組が2連対で続いている。なお、残る6頭は、フラワーC、エルフィンS、阪神ジュベナイルF、フィリーズレビュー、シンザン記念、朝日杯フューチュリティSからの参戦馬だった。

キャリア別は2〜7戦以上馬が0、8、6、3、3、0連対。連対率は0、33、15、7、8、0%。キャリアの浅い2戦馬や逆に豊富な7戦以上馬は苦戦し、3、4戦馬が好成績を残している。エルフィンSを快勝して出走するキャリア2戦のデアリングタクトにとっては歓迎できないデータとなっている。

関東馬65頭と関西馬113頭で争った東西対決は、5対15。連対率はそれぞれ8、13%。関西馬は出走頭数も多いが、関東馬を圧倒している。ただ、ここ2年は関東馬のアーモンドアイ、グランアレグリアと連勝。長距離輸送で西下する関東馬マルターズディオサやサンクテュエールにとっては心強い傾向を見せている。

毎年フルゲートの18頭立て(17、18年は3、2番取り消し)。多頭数戦だけに枠順も気になるところ。そこで、枠番別の成績を調べてみると、

1枠【0.1.1.17】
2枠【0.0.1.18】
3枠【1.1.0.18】
4枠【3.2.0.15】
5枠【3.0.4.13】
6枠【0.2.2.16】
7枠【2.2.1.25】
8枠【1.2.1.26】
(1、2、3着、着外)

内の1〜4枠は8連対(4勝2着4回)で、外の5〜8枠が12連対(6勝2着6回)。一般に競馬は「内枠有利」が定説となっているが、桜の女王を目指して激戦を繰り広げる阪神の芝1600Mは外枠が内枠をリードしている。なお、3着を見ても「2頭対8頭」。外枠が断然有利となっている。外の17番枠に入ったレシステンシアにとってはホッとするデータといえる。


◎……そのレシステンシアを本命に推す。デビューから3連勝で阪神ジュベナイルFを逃げ切り、2歳女王の座を勝ち取った快速馬。前走チューリップ賞3着で連勝は止まったが、スローペースに落したことで瞬発力勝負になったのが誤算だったか。スピード能力の高さは証明済みで、今の阪神は先行馬に有利な舞台。スタートを決めて、まずは1冠を奪取したい。

○……関東馬マルターズディオサは5戦して3勝、2着2回と連対率100%。昨年の阪神ジュベナイルFで2着に敗れたが、今年初戦のチューリップ賞を勝利し、改めて世代トップクラスの地力をアピールした。父は昨年産駒がデビューしたキズナ。初のビッグタイトルを父に贈るチャンスだ。

▲……上位2頭をまとめて破ればサンクテュエールか。前走はクビ差の勝利だったが、牡馬を相手に内から差してきた勝負根性は相当なもの。シンザン記念を勝った牝馬ジェンティルドンナ、アーモンドアイが12、18年に桜花賞、オークスを制覇。偉大な牝馬に続けるか注目が集まる。

△1……クラヴァシュドールはデビューから4戦1勝の成績だが、サウジアラビアロイヤルC2着、阪神ジュベナイルF3着、チューリップ賞2着。重賞で毎回上位争いしている。前走は道中の位置取りの差がそのまま着順出てしまったが、負けて強しの内容。仕掛けどころひとつでV戦線に浮上する。

△2……リアアメリアはデビュー戦を衝撃の圧勝劇で飾り、休養を挟んだアルテミスSも制したエリート。その時点で世代の最強馬の呼び声があったほどの力量馬。前走の阪神ジュベナイルF(6着)で思わぬ敗退を喫したが、もともと気性面に課題はあった。スムーズに運べれば当然上位争いに加わってくる。

△3……穴を開ければデアリングタクト。出遅れた前走エルフィンSを後方待機から豪快に差し切り、4馬身差勝ち。一方、新馬戦は好位から抜け出して楽勝と、全く違う競馬で2連勝を挙げた。キャリア2戦は気になる材料だが、JRAリーディング4位と今乗れている松山騎手ならノーマークにはできないか。

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