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2020年5月3日(日)

11R
2020年5月3日(日)
3回京都4日
15:40発走

天皇賞(春) GI

芝・右・外 3200m 天気:
馬場:
4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:15000、6000、3800、2300、1500万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 モズベッロ
2 2 エタリオウ
3 3 トーセンカンビーナ
3 4 ダンビュライト
4 5 ミッキースワロー
4 6 スティッフェリオ
5 7 ユーキャンスマイル
5 8 キセキ
6 9 ミライヘノツバサ
6 10 メロディーレーン
7 11 メイショウテンゲン
7 12 シルヴァンシャー
8 13 ハッピーグリン
8 14 フィエールマン

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 14=7 14=1 14-5 14-8 7=1
綾恵 4=8 4=6 4-5 4-7 8=6
山田 7=14 7=8 7=1 14=8 14=1 8=1
たま 8=1 8=7 8=2 8=5 8=14

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はフィエールマン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・3.15.0
菊花賞、天皇賞・春と長距離G1を2勝。前走・有馬記念(G1)は勝ったリスグラシューが別格の強さだったが、2着とは0秒3差(4着)に粘り込んで力は示した。現役トップクラスのスタミナを誇り、京都の長丁場なら実績は断然。休養を挟むローテーションは通常通りで、臨戦過程も気にならない。史上5頭目の連覇に期待がかかる。

対抗はユーキャンスマイル。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・3.16.5
春初戦の前走・阪神大賞典(G2)を制し、重賞3勝目をマーク。4カ月ぶりで過去最高の馬体重だったが、余力十分に差し切って上々の滑り出しを見せた。34000MのダイヤモンドS(G3)を快勝しており、距離延長は不安なし。モタれる面も以前よりは改善されており、力をつけた今なら、昨年(5着)の雪辱を果たすチャンスだ。

単穴はモズベッロ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
2走前の日経新春杯(G2)を制し、初タイトル獲得。前哨戦の日経賞(G2)は直線で勝ち馬に寄られる場面があったものの、2着に入り力は示した。伸び盛りの4歳馬で、京都は(3.1.0.1)と相性の良いコース。距離延長に対応できれば、大駆けの可能性もありそうだ。

抑えはキセキ。穴はミッキースワロー。

今週のワンポイントアドバイス

京都で復活、キセキ

過去10年、連対馬は2-4、7-3、14-3、2-3、4-3、2-7、2-13、1-4、2-1、1-6番人気で決まった。上位1〜3番人気の3、5、4連対は威張れる成績とはいえないが、上位人気馬が連からそろって消えた年は一度もない。

馬連配当は
1000円台…3回
2000円台…2回
3000円台…1回
6000円台…2回
万 馬 券……2回

2012、16年に14、13番人気が連対して6万1570円、2万160円の大荒れとなったが、ここ3年は1番人気が1、2、1着と期待に応えて1000円台の配当が続いている。

また、3連単配当は91万円台、18万円台、145万円台、11万円台、21万円台、23万円台、24万円台、3780円、1万円台、4万円台。こちらは12年の145万馬券を筆頭に10万円以上の高配当が7回も出る難解なレースとなっている。ちなみに、3着は16、5、2、6、12、10、3、2、4、8番人気だった。

連対馬20頭はすべて重賞からの参戦で、G1組2頭、G2組17頭、G3組1頭。格上のG1、G2組が95%を占めている。今年G3から臨戦のハッピーグリンとミライヘノツバサにとっては気になるデータとなっている。

ステップは大阪杯組が6連対でトップ。阪神大賞典組5連対、日経賞組4連対、京都記念組2連対と続いている。なお、残る3頭はダイヤモンドS、アメリカJCC、日経新春杯からの参戦だった。

また、連対馬の前走成績は【10.4.2.0.1.3】(1〜5着、着外)。20頭中16頭は馬券圏の3着以内に好走。4着以下からの臨戦馬は苦戦傾向にある。ちなみに、着外の3頭は6、10、13着だった。

東西対決は、関東馬が7連対(連対率16%)、関西馬は13連対(同10%)。連対数で関西馬がリードしているものの、率で関東馬が逆転している。

年齢別は4〜8歳以上馬がそれぞれ6、7、5、1、1連対。連対率は13、16、14、5、4%。高齢7歳以上は苦戦中で、4〜6歳馬が狙い目となっている。

京都3200Mコースはコーナーを6回回る。スタート地点から最初のカーブまで約400Mあるとはいうものの、内外による枠順も気になるところ。そこで枠順を調べてみると、

1枠【4.1.1.13】
2枠【1.1.2.15】
3枠【1.1.1.16】
4枠【1.0.2.17】
5枠【0.1.0.19】
6枠【2.2.2.14】
7枠【1.2.1.22】
8枠【0.2.1.26】
(1〜3着、着外)

連対馬を内の1〜4枠と外の5〜8枠に大別すると、連対数はそれぞれ10頭と同じだが、勝利数は7対3。内枠が外枠を圧倒している。大外14番に入った人気のフィエールマンには嫌なデータとなっている。

また、連対馬の前走斤量に注目すると、59キロ=2頭、58キロ=5頭、57キロ=6頭、56キロ=6頭、55キロ=1頭。連対馬の20頭中19頭は56〜59キロを背負った馬。今年55キロ以下で出走するメイショウテンゲンなど5頭にとっては嫌なデータが出ている。

このレースはリピーターが多いことで知られている。過去10年で馬券圏の3着以内に2度以上入線した馬は6頭。マイネルキッツ(09年1着、10年2着)、ウインバリアシオン(12年3着、14年2着)、フェノーメノ(13、14年1着)、カレンミロティック(15年3着、16年2着)、キタサンブラック(16、17年1着)、シュヴァルグラン(16年3着、17年2着、18年2着)。長丁場で行われるスタミナ戦だけに、距離適性がはっきりと現れている。今年は昨年の覇者フィエールマン、4着だったとはいえ3着とクビ差だったエタリオウにも警戒が必要か。


◎……キセキは昨年の凱旋門賞で7着。帰国して有馬記念5着、阪神大賞典7着。前走は大出遅れを道中挽回し、最後まで優勝争いを演じた。17年の菊花賞馬でスタミナと底力は証明済み。今回は休み明け2戦目で、鞍上が天皇賞 14勝(春8勝、秋6勝)の盾男・武豊騎手。G1を制した京都で復権Vを決める。

○……相手はモズベッロ。前走の日経賞で0秒2差の2着に敗れたが、直線内から勝ち馬にぶつけられたのが響いた。2走前に重賞初勝利を挙げたばかりだが、上昇度は一番。G1初挑戦でも十分勝ち負けに持ち込める。

▲……ユーキャンスマイルは前走で阪神大賞典を制して重賞3勝目。G1は昨年のこのレース5着を含めて、3、5、4、5着。掲示板止まりで足踏みしているが、ダイヤモンドS1着、万葉S2着とスタミナは豊富。芝3200M戦で悲願のタイトル奪取があっても驚けない。

△1……史上5頭目の連覇を狙うフィエールマンは大外14番枠。過去10年のデータから強気に推せなくなったが、一昨年の菊花賞を含め、京都の長丁場でG1・2勝と舞台設定に不足はない。スタミナ戦で力を出し切れば、当然上位に浮上する。

△2……前走の日経賞でミッキースワローは重賞3勝目。直線の攻防でふらつくシーンを見せたが、坂を上がってもうひと伸び。後続を0秒2差突き放した。G1は菊花賞6着、大阪杯5着、ジャパンC5着、有馬記念11着。5着が最高だが、流れひとつで馬券圏に食い込める。

△3……穴を出せばエタリオウ。もともとは18年のダービー4着、菊花賞2着の実力馬。ともに後方で脚をため、直線追い込んできた。ここ数戦は好位で立ち回って直線失速しているが、G1級の能力を備えているのは確か。「原点回帰」の後方待機策に徹すれば面白い。

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