デビューから無傷の4連勝で皐月賞(G1)を制覇。前走・日本ダービー(G1)は出遅れが響いて初黒星を喫したが、前が止まらない高速馬場でも4着と力は示した。皐月賞を4カ月ぶりで勝っているように、鉄砲が利くタイプ。復権を果たすためにも、ここは負けられない1戦となる。

春のクラシックではタイトルに届かなかったものの、堅実な走りで世代トップクラスの力を証明。日本ダービー(G1)では3着だったが、サートゥルナーリアには半馬身先着している。順調に夏を過ごし、馬体もひと回り成長した様子。最後の一冠獲得へ向け、まずは前哨戦で結果を出したい。

春はソエを気にして満足な調整ができず休養に。その甲斐あってか幼さが消え、追い切りでは鋭い動きを見せている。コーナーで置かれる面のある本馬にとって、直線の長い阪神外回りで少頭数の競馬は歓迎。菊花賞(G1)への出走権を獲得するため、復帰初戦から成長ぶりを示したい。

過去10年、連対馬は(7)(3)、(2)(1)、(1)(2)、(1)(8)、(1)(7)、(1)(8)、(3)(1)、(1)(6)、(1)(2)、(2)(3)番人気で決まった。上位1〜3番人気は8、4、3連対と人気に応えて、連対馬の75%を占めている。

馬連配当は
3けた…………5回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
5000円台…1回

上位3番人気が連からそろって消えた年はなく、最高配当は12年の5230円。人気薄馬の出番は少なく、平穏に収まる傾向を見せている。

一方、3連単配当は13万円台、2570円、1430円、2万円台、1万円台、7万円台、2万円台、8010円、3180円、1万円台。09年に13万馬券が飛び出したが、ほかはすべて8万円未満で決着。大穴狙いは避けたほうがよさそうだ。ちなみに、3着は5、5、3、2、2、9、7、4、3、6番人気だった。

路線別(着順)はダービー(2、2、1、1、2、5、2、1、11、4、2、1、1、4着)組が14連対と他路線を圧倒し、ラジオNIKKEI賞(4、8着)組2連対の順。ダービー組が掲示板を確保していればさらに連対への信頼度は高くなっている。


無傷の4連勝でダービーに臨んだ皐月賞馬サートゥルナーリアは、まさかの4着。ハイペースの流れを差し切れなかったところを見ると、2400メートルは少し長かったか。ダービー1、2着馬が不在。世代ナンバーワンの実力を見せてほしい。