5カ月ぶりの前走・マイラーズC(G2)でレコード決着の3着に入るなど、マイル重賞では(3.3.2.1)の好実績。昨年のマイルCS(G1)ではハナ差2着の接戦を演じており、トップクラスの1頭であることは間違いない。昨年の当レースを制して左回りは克服済み。半年ぶりの実戦だが、悲願のG1奪取へ好発進を決めたいところだ。

昨年のマイルCS(G1)で初戴冠を果たし、前々走・大阪杯(G1)は0秒1差2着。ともに後方から鋭く追い込んだように、現役上位の決め手を備えている。前走・安田記念(G1・6着)は直線で進路を失い、脚を余す不完全燃焼の一戦。休み明けで斤量59キロは厳しいが、唯一のG1馬として格好はつけておきたい。

今年初戦の前々走・阪神牝馬S(G2)でアタマ差2着に好走。前走・ヴィクトリアマイル(G1)は一旦先頭に立ってタイム差なしの3着に健闘するなど、本格化の兆しを見せている。間隔は開いたが、中間は坂路で好時計をマークするなど仕上がり良好。再び東京1600Mなら、牡馬相手でも好勝負が期待できる。

過去10年、連対馬は(4)(5)、(6)(11)、(2)(14)、(1)(6)、(5)(3)、(1)(9)、(2)(12)、(4)(1)、(3)(4)、(1)(4)番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は4、2、2連対とアテにならず、人気薄の6番人気以下から6頭が連対している。

馬連配当は
1000円台…3回
2000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回
5000円台…1回
万馬券…………3回

2けた人気が連に食い込んだ年に、2万5590円、2万2000円、1万4780円の万馬券が出る波乱の決着となっている。

ステップは安田記念組と京成杯オータムH組が4連対でトップ。2連対でダービー卿チャレンジT組とポートアイランドSが続いている。

年齢別は3〜7歳以上馬が41、22、40、36、22頭出走して4、7、6、3、0連対。連対率は10、32、15、8、0%。4歳馬が他世代をリードしている。

所属別は関東馬11連対(連対率15%)、関西馬9連対(同11%)、地方馬0連対(同0%)。ホームで戦える関東馬が関西馬を上回る成績を残している。


ここ2戦のマイル重賞で、ワントゥワンはレース最速の上がりで連続2着。着差も首、3/4馬身差の惜しい内容だった。追い込み一手で勝ち味に遅いが、決め手は一級品。東京コース変わりは好材料で、仕掛けどころひとつで初重賞制覇がかなう。

馬単は(11)←→(8)、(11)←→(6)、(11)←→(9)、(11)←→(13)、(11)←→(14)。

3連単は(11)←→(8)から(6)(9)(13)(14)と、(11)←→(6)から(8)(9)(13)(14)への3着流し。