レコード決着となった前々走・阪神C(G2)でハナ差2着に好走。当時の3、4着馬が次走のマイラーズC(G2)でワンツーフィニッシュを決めたことからもハイレベルなレースだった。3カ月ぶりの前走・高松宮記念(G1)は4着に敗れたものの、勝ち馬とは0秒2差。ひと叩きされた今回はさらなる上積みが見込め、重賞3勝目のチャンス到来だ。

一昨年の2歳王者。前走・東京新聞杯(G3)は斤量57キロを背負いながらも小差2着まで追い上げ、地力の高さを改めて示した。東京では4戦3連対と相性も良いだけに、初の1400Mに戸惑わなければ引き続き好勝負になる。

昨秋の京阪杯(G3)でクビ差2着に好走。まだタイトルこそないものの、オープン入り後の重賞は4戦して一度も掲示板を外していない。芝1400Mは(3.5.1.2)と相性が良く、左回りも得意。人気薄でも軽視はできない。

過去10年、連対馬は(2)(6)、(8)(3)、(10)(5)、(4)(3)、(4)(11)、(1)(5)、(10)(2)、(5)(2)、(3)(7)、(2)(11)番人気で決まった。1番人気は2013年の1勝のみで、残る9回は3、7、4、9、10、7、10、7、9着と人気を裏切っている。また、2、3番人気も4、3連対とアテにならず、代わりに、6〜11番人気から計7頭の伏兵馬が連に食い込んでいる。

馬連配当は
2000円台…3回
4000円台…2回
6000円台…2回
万馬券…………3回

上位人気が不調で3けた配当はなく、10、12、17年に1万8300円、2万2590円、1万9230円の万馬券が出ている。

一方、3着に1、2、3、2、13、6、7、7、2、4番人気が入った3連単配当は 2万、6万、41万、3万、179万、4万、16万、8万、3万、17万円台。こちらも179万馬券が飛び出すなど、一筋縄では収まらないレースとなっている。

連対馬20頭のクラス別は、重賞組16頭(G1・5頭、G2・4頭、G3・7頭)、オープン特別組1頭、1600万下組3頭。重賞組が連対馬の8割を占め、ここ5年は1、2着を独占している。

ステップ(着順)は5連対の高松宮記念(5、4、17、8、3着)組がトップ。次いで、4連対で東京新聞杯(13、3、3、1着)組が続き、ダービー卿チャレンジT(2、3、10着)組3連対、2連対で阪神牝馬S(4、10着)組とマイラーズC(1、6着)組が並んでいる。有力路線は上記5組で前哨戦の成績に関係なく連対を果たしている。

年齢別は4〜8歳以上馬が2、8、4、4、2連対。連対率は4、19、9、21、15%。連対数で5歳馬、率で7歳馬が世代をリードしている。

関東馬73頭と関西馬91頭で争った所属別は6対14。連対率はそれぞれ8、15%。関西馬が強い。


前走のシュウジは直線最後方から追い込んで3着。スローの流れ、58キロの斤量を考えれば上々の内容だった。一昨年のG2阪神C以来勝ち星から見放されているが、実績では一枚上。仕掛けどころひとつで差し切れる。

馬単は(11)←→(6)、(11)←→(15)、(11)←→(1)、(11)←→(17)、(11)←→(18)。

3連単は(11)←→(6)から(15)(1)(17)(18)と、(11)←→(15)から(6)(1)(17)(18)への3着流し。