昨年の秋華賞馬。今年は中山記念(G2)で5着に敗れたが、前走・ドバイターフ(国際G1)で海外の強豪を撃破。鮮やかに差し切り、G1・2勝目を挙げた。今回は海外遠征明けだが、このメンバーでは格上の存在。凱旋レースをきっちり勝って、格の違いを見せたいところだ。

春のヴィクトリアマイル(G1)勝ち馬。前走・クイーンS(G3)は不慣れな小回りで末脚が不発に終わったが、広い東京コースに戻れば見直しが必要だろう。現役牝馬トップクラスの決め手を誇り、瞬発力勝負では滅法強いタイプ。展開次第では、まとめて差し切る可能性も。

今年は重賞戦線で5戦続けて複勝圏を確保。相手が強化された前走・クイーンS(G3)でも3着に入っており、安定感は抜群だ。昨年からコンスタントに使われているが、この中間も軽快に動いておりデキ落ちはなさそう。引き続き馬券からは外せない。

過去10年、連対馬は(4)(1)、(4)(1)、(7)(3)、(4)(14)、(5)(4)、(10)(5)、(4)(5)、(4)(1)、(11)(1)、(3)(2)番人気で決まった(2010年まではG3戦)。上位1〜5番人気の4、1、2、6、3連対に対して、人気薄の7、10、11、14番人気からも、それぞれ1頭ずつが連対している。

馬連配当は
1000円台…4回
2000円台…2回
5000円台…1回
6000円台…1回
万馬券…………2回

10、12年に14、10番人気が連に絡んで2万7120円、1万8720円の万馬券が出ているが、6回は3000円未満で決着。堅いか荒れるかの両極端の傾向を見せている。

一方、3連単配当は1万、1万、42万、42万、4万、17万、5万、1万、16万円台と8730円。こちらも42万、42万、17万、16万円台の高配当4回と5万円未満の配当が混在する二極化現象が起こっている。

連対馬のクラス別は重賞組15頭、オープン特別組4頭、1600万下組1頭。重賞組が連対馬の75%を占め、格上の強さを見せている。

路線別(着順)はクイーンS(7、1、4、3、5、3着)組が6連対でトップ。次いで、2連対で新潟記念(17、6着)組、関屋記念(4、3着)組、米子S(1、2着)組が続いている。

年齢別は3〜7歳以上馬が2、55、69、22、10頭出走して、0、8、11、1、0連対。連対率は0、15、16、5、0%。4、5歳馬の争いだが、5歳馬がやや優勢となっている。

関東馬68頭と関西馬90頭で争った東西対決は、6対14。連対率は9、16%。連対数、率とも関西馬が関東馬を上回っている。

また、出走間隔は中1週〜1カ月半組5頭、2カ月〜5カ月組15頭。2カ月以上の休養馬が連対馬の75%を占めている。


アドマイヤリードは今春、4戦3勝の好成績で、一気にヴィクトリアマイルを制覇。G1馬の仲間入りを果たした。前走クイーンS(6着)で1番人気を裏切ったが、小回りの外枠12番からの追い込みは厳しく、前も止まらなかった。直線の長い東京で反撃する。

馬単は(7)←→(3)、(7)←→(4)、(7)←→(13)、(7)←→(5)、(7)←→(1)。

3連単は(7)←→(3)から(4)(13)(5)(1)と、(7)←→(4)から(3)(13)(5)(1)への3着流し。