優れたレースセンスを誇り、逃げ・差し自在。初勝利時には出色の上がり3F32秒6でブレイブスマッシュ(サウジアラビアRC覇者)を差し切り、前走・フローラルウォーク賞は好発から鮮やかに逃げ切った。デビューから一貫して芝1600Mを走り、(2.1.1.1)と距離適性も十分。有利な内枠(2枠3番)からロスなく運んでNHKマイルCへの出走権をつかみ取る。

通算9戦(2.3.2.2)で掲示板を外したの京都2歳S(G3)のみ。キャリアを重ねて着実に成長し、前走・アーリントンC(G3)はレインボーラインとハナ差2着の接戦に持ち込んだ。中山では前々走のジュニアCでアーバンキッド(毎日杯2着)を破っており、コース替わりは歓迎材料。今回も上位争い必至だ。

前走・アーリントンC(G3)は1〜5着までが同タイムの大激戦。その熾烈な叩き合いに競り勝ち、非凡な勝負根性をアピールした。しぶとく伸びる持続力と急坂を苦にしないパワーがあり、中山コースにも対応可能。本番へ向けて良いステップになるはずだ。

過去10年、連対馬は(1)(7)、(11)(16)、(6)(5)、(1)(5)、(1)(2)、(12)(7)、(1)(2)、(2)(3)、(1)(4)、(7)(1)番人気で決まった(11年は阪神競馬)。1番人気は5勝2着1回とまずまずの成績を残しているが、2、3番人気が3、1連対と不振。代わりに、6番人気以下から2けた人気馬3頭を含む7頭が連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…4回
2000円台…2回
7000円台…1回
万馬券…………2回

2007年に11万2760円と大きく荒れ、11年にも3万2820円の万馬券で決着。しかし、3000円未満の堅い配当で決まった年も7回あり、堅いか荒れるかの両極端の結果が出ている。

また、3連単配当は、2万円台、490万円台、7万円台、1万円台、1万円台、27万円台、9080円、19万円台、2万円台、2万円台。こちらも07年に490万馬券が飛び出す大波乱で、27、19万円台の高配当も2回出ている。

ステップはスプリングS組が4連対、次いでファルコンS組2連対となっている。


前走のアーリントンCでボールライトニングは直線伸び切れずに1馬身1/4差の8着。他馬より1キロ重い57キロも響いたが、前が壁になる不利が痛かった。もともとは新馬、京王杯2歳Sを連勝した素質馬。スムーズな競馬で復活Vを果たす。

馬単は(14)←→(9)、(14)←→(2)、(14)←→(12)、(14)←→(3)、(14)←→(5)。

3連単は(14)←→(9)から(2)(12)(3)(5)と、(14)←→(2)から(9)(12)(3)(5)への3着流し。