過去10年,1番人気は7連対と上々の成績だが,2,3番人気が3,2連対と不振。代りに6番人気以下から2けた人気2頭を含む6頭が連に絡んでいる。
馬連配当は3000円以内の7回,8000円台1回,万馬券2回。伏兵馬の台頭にも警戒が必要だ。
連対馬20頭はすべて芝をステップに出走。距離は1200M2頭,1400M4頭,1600M8頭,1800M5頭,2000M1頭。1400〜1800Mをステップに参戦した馬が好成績を残している。
クラス別は重賞組7頭,オープン特別組4頭,500万下組4頭,新馬・未勝利組5頭。500万下組や新馬・未勝利組でも十分好勝負に持ち込める。
路線別は6連対で朝日杯FS組がトップで,中京2歳S組や千両賞組などが2連対で続いている。
東西対決は関東馬が9頭西下したものの連対はなく,地元関西馬(128頭出走)が連対馬20頭を独占している。
◎…秋2戦は出遅れに泣いたキョウエイアシュラだが,いずれも最後は鋭く伸びて能力の高さをアピールした。2勝はともに1200M戦だが,脚質から距離延長は大歓迎で京都外回りもプラス。スタートを決めれば重賞初制覇がかなう。
○…メイショウカンパクはデビュー5戦目での未勝利勝ちだが,京都1600Mの持ち時計(11月8日)はこのメンバーでナンバーワン。能力はここでも十分通じる。
▲…前走のピサノユリシーズは出遅れ。流れもスローになったが,後方から33秒8の上がりで追い込んで3着まで迫った。引き続きマイル戦。展開ひとつで差し切る決め手を備えている。
△1…使われながら馬体が増えているガルボ。前走の朝日杯フューチュリティSでは馬群をさばいて4着まで追い上げた。G1でもまれた経験を生かせば怖い存在だ。
△2…カネトシディオスは前走,やや重の芝1600Mで馬群の中から1分35秒0で抜け出した。馬込みにひるまない勝負根性があり,混戦で上位争いに浮上する。
△3…エーシンホワイティの2勝は芝1200Mでいずれもレコード。G2,G1のマイルで7,9着に敗れているのが気がかりで評価を下げたが,スピードは互角だ。