約4カ月ぶりの復帰戦となる前走・大原S(準OP)では,後続に3馬身半差を付けて快勝。古馬との初対戦だったが,条件戦では力が違ったということだろう。レコード決着のNHKマイルC(G1)で3着に入っており,今回の距離短縮は望むところ。今週の追い切りでも抜群の動きを見せているため,連勝の期待は十分とみる。

今春のダービー卿CT(G3)から3連勝で安田記念(G1)まで制しており,ここでは実績最上位の存在。久々の前走・毎日王冠(G2)は9着に敗れたものの,ひと叩きされた今回は,終いの伸びも違ってくるだろう。斤量59キロは楽ではないが,G1馬としての意地を見せておきたい一戦だ。

1000万クラスを連勝すると,格上挑戦の前走・ポートアイランドS(OP)も制して3連勝。今回は重賞初挑戦となるものの,楽々と差し切った前走の勝ちっぷりを見る限り,ここでも軽く扱うわけにはいかないだろう。メンバーは一気に強化されるが,相手には加えておきたい一頭だ。

過去10年,連対馬は(6)(7),(3)(2),(1)(8),(2)(4),(1)(2),(3)(11),(16)(2),(4)(7),(4)(5),(6)(11)番人気の組み合わせで決着した(02年は中山競馬)。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…2回
2000円台…1回
4000円台…1回
5000円台…1回
8000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………2回

ここ5年は1番人気の連対がなく,06年と昨年に2けた人気が連に絡んで,1万8570円,2万5590円の万馬券が出ている。また,6回行われた3連単配当は4800円,8万5920円,19万6310円,17万1660円,9万6570円,219万2750円。昨年は上位人気が総崩れで6,11,15番人気の順で入線。200万馬券が飛び出す大荒れだった。

連対馬20頭のクラス別は,重賞組16頭,オープン特別組3頭,1600万下組1頭。06年の1着馬キネティクス(ダート1700メートル)を除く19頭は芝からの臨戦で,距離は1600メートル15頭,1800〜2200メートル4頭。本番と同じマイルをステップにした馬が好成績を残している。

路線別は京成杯オータムH組が8連対でトップ。次いで3連対のポートアイランドS組が続いている。

年齢別は3〜7歳以上馬が37,20,41,36,31頭出走して1,3,10,2,4連対。連対率はそれぞれ3,15,24,6,13％。5歳馬が他世代を大きくリードしている。


前走のショウワモダンはいい手応えで直線を向いたが,追ってから伸びを欠いて9着。レースぶりは悪くなかったが,4カ月ぶりで最後は息切れしたようだ。引き続き59キロを背負うが,3走前の勝利で克服済み。G1勝ちのマイル戦で反撃する。

馬単は(7)←→(5),(7)←→(9),(7)←→(16),(7)←→(12),(7)←→(2)。

3連単は(7)←→(5)から(9)(16)(12)(2)と,(7)←→(9)から(5)(16)(12)(2)への3着流し。