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2010年5月30日(日)

10R
2010年5月30日(日)
3回東京4日
15:40発走

東京優駿 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
サラ系3歳 オープン (国際) 牡・牝 (指定) 定量 本賞金:15000、6000、3800、2300、1500万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 エイシンフラッシュ
1 2 レーヴドリアン
2 3 ルーラーシップ
2 4 サンディエゴシチー
3 5 コスモファントム
3 6 アリゼオ
4 7 ヴィクトワールピサ
4 8 ローズキングダム
5 9 ペルーサ
5 10 トーセンアレス
6 11 ハンソデバンド
6 12 ヒルノダムール
7 13 ゲシュタルト
7 14 リルダヴァル
7 15 メイショウウズシオ
8 16 シャイン
8 17 トゥザグローリー
8 18 ダノンシャンティ

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 7=9 7=12 7-1 7-18 9=12
綾恵 9=7 9=18 9-12 9-17 7=18
山田 18=9 18=7 18=12 9=7 9=12 7=12
たま 3=7 3=9 3=12 3=14 3=18

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はヴィクトワールピサ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
5連勝で皐月賞(G1)まで制し,まずは1冠目を奪取。ここまで同世代の有力馬ほとんどを負かしているだけに,この大一番でも中心視できる存在だろう。折り合いの付くタイプで馬群にひるむことがなく,勝負どころで抜け出してくる脚が抜群に速い。今回は東京2400Mへ舞台が移るが,2ハロンの距離延長に不安はなく,東京へのコース替わりも望むところ。弥生賞(G2)でのレースぶりから馬場状態を問わない強みもあるため,2冠奪取へ向けて視界は良好とみてよさそうだ。

対抗はペルーサ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.24.3
前走の青葉賞(G2)を4馬身差で快勝。しかもゴール前では抑える余裕すら見せていたのだから,別路線組では最も警戒すべき一頭だ。まだキャリア4戦の身とはいえ,今回のメンバーで無敗を続けているのは当馬のみ。過去の実績では分の悪い青葉賞からの参戦となるが,本番と同舞台であれだけのパフォーマンスを示したのだから,皐月賞組と比較しても割り引いて考える必要はないだろう。無敗のままダービーを制することができれば,ディープインパクト以来の快挙となる。

単穴はヒルノダムール。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前々走の若葉S(OP)でペルーサの2着,前走の皐月賞(G1)ではヴィクトワールピサの2着に敗れたが,2戦ともに進路が狭くなる不利があったため,スムーズなら違う結果もあったはず。いい脚を長く使えるタイプで,皐月賞では上がり最速の末脚を使って差を詰めてきた。今回の広くて直線の長い東京コースは,当馬の力を存分に発揮できる絶好の舞台。ダービーの舞台でこれまでの借りをまとめて返すようなことがあっても,決して驚けないだろう。

抑えはダノンシャンティ。穴はエイシンフラッシュ。

今週のワンポイントアドバイス

良血馬の末脚さく裂,ルーラーシップ


今年のダービーは近年まれに見るハイレベルの戦いで,有力馬は5指に余る。07年に誕生した7611頭の頂点に立つのはどの馬か。早速,過去10年のデータでレース傾向を探ってみたい。

連対馬は3-1,1-3,1-3,1-3,1-5,1-2,1-4,3-14,1-12,2-5番人気の組み合わせで決まった。1番人気は7勝,2着1回とその信頼度は高く,2,3番人気も2,5連対。伏兵馬の出番は少ない。

馬連配当は3けた5回,1000〜3000円台3回,万馬券2回。07年と08年に14,12番人気が2着に健闘して,万馬券が飛び出す波乱となった。

路線別(着順)は,皐月賞組9連対(1,3,2,1,1,1,9,14,13着),NHKマイルC組4連対(3,1,11,1着),青葉賞組3連対(1,1,1着),京都新聞杯組3連対(1,1,1着),桜花賞組1連対(2着)。連対馬20頭中16頭は前走も馬券対象の3着以内に好走,該当しない4頭はG1からの臨戦馬だった。

勝利数別は1〜4勝以上馬が13,69,73,25頭出走して,それぞれ0,1,10,9連対。連対率は0,1,14,36%。1,2勝馬は苦戦中で,3勝以上を理想となる。ヒルノダムールなど8頭の2勝馬には気になるデータだ。

キャリアは4〜11戦以上馬がそれぞれ3,4,7,2,1,1,2,0連対。戦績3戦のトゥザグローリーは減点対象となる。

所属別は関東馬が56頭出走して4連対(7%),関西馬は123頭で16連対(13%),地方馬が1頭で連対なし。関西馬が他所属馬を大きく引き離している。


◎…ルーラーシップはダービー出走をかけたプリンシパルSで2着以下を4馬身ちぎって完勝した。勝負どころから抑え切れない手応えで進出し,直線を向いて追い出すと一気に弾けた。ここ10年でプリンシパルSから連対した馬はいないが,02年と昨年に3着に入線している。父はキングカメハメハで,母がエアグルーヴ。超良血馬の末脚が東京のターフでさく裂する。

○…相手は5連勝で皐月賞を制覇したヴィクトワールピサ。道中じっくりと構えて直線内から一瞬にして後続を1馬身半突き放した。初の左回り,距離延長も王道を歩んだピサなら乗り切れる。

▲…ペルーサはダービーと同じ舞台の青葉賞を破格の好時計で圧勝。こちらも4戦全勝とまだ一度も土がついていない。東京コースも3戦3勝。父・ゼンノロブロイは青葉賞を勝ってネオユニヴァースの2着だった。その雪辱を無敗で晴らす好機だ。

△1…驚異的な日本レコードでNHKマイルCを制したダノンシャンティ。2400Mでは折り合いがカギになるが,道中脚をためられる競馬ができれば,まとめて差し切る決め手を備えている。

△2…ヒルノダムールは前走の皐月賞で2着。4コーナーで進路が狭くなり1馬身半届かなかったが,大外から強襲したレース最速の末脚は光った。距離延長は望むところで,東京コースに変わるのもプラスだ。

△3…骨折明け3戦目の前走・NHKマイルCでリルダヴァルは3着。中団追走から直線鋭く伸びて2馬身半差まで追い上げた。新馬,オープン特別を連勝した当時のデキに戻っていれば,このメンバーでもヒケは取らない。

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