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2009年12月27日(日)

10R
2009年12月27日(日)
中山
15:25発走

有馬記念 GI

芝・右 2500m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:18000、7200、4500、2700、1800万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 アンライバルド
1 2 ブエナビスタ
2 3 ミヤビランベリ
2 4 マイネルキッツ
3 5 コスモバルク
3 6 エアシェイディ
4 7 マツリダゴッホ
4 8 リーチザクラウン
5 9 ドリームジャーニー
5 10 スリーロールス
6 11 イコピコ
6 12 テイエムプリキュア
7 13 シャドウゲイト
7 14 セイウンワンダー
8 15 ネヴァブション
8 16 フォゲッタブル

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 9=2 9=16 9-3 9-10 2=16
綾恵 9=10 9=2 9-7 9-14 10=2
山田 3=9 3=14 3=2 3=10 9=14 9=2 9=10 14=2 14=10 2=10
たま 8=10 8=9 8=2 8=11 8=16

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はドリームジャーニー。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.31.9
今年の宝塚記念を制した春のグランプリホース。前走の天皇賞・秋(G1)は6着と案外な成績に終わったが,もともと左回りが苦手なことに加え,上がりの速すぎるレース展開も合わなかった。その点で右回りの中山コースへ舞台が替わることは歓迎で,2500Mへの距離延長にも不安なし。昨年の当レースは4着だったが,その後の地力強化が目覚ましいだけに,ここは主役級の扱いをして当然だろう。ディープインパクト以来,3年ぶりの同一年グランプリ制覇へ向けて,期待は十分とみてよさそうだ。

対抗はブエナビスタ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
連敗からの巻き返しを狙ったエリザベス女王杯(G1)だったが,大逃げを打った2頭が残る波乱の展開となり3着まで。とはいえ後方集団からいち早く抜け出し,2着馬にクビ差まで迫るあたりは非凡な能力があってこそ。一気に相手強化される今回は楽ではないが,ライバルのレッドディザイアがジャパンC(G1)で3着したことから,当馬もここで力不足ということはないだろう。前走で使った上がりは32秒9。瞬発力勝負の展開となるようなら,まとめて差し切ってしまっても決して驚けない。

単穴はフォゲッタブル。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
1000万クラスの身で挑んだセントライト記念(G2)で3着に入ると,続く菊花賞(G1)ではハナ差2着に好走。古馬の重賞クラスと初対戦したステイヤーズS(G2)では抜群の手応えで馬群から抜け出し,堂々と重賞タイトルを獲得した。秋から一戦ごとに力を付けている印象で,豊富なスタミナが持ち味。今回は中2週での参戦となるが,追い切りの動きを見る限り,デキ落ちを心配する必要はないだろう。軌道に乗った良血馬がどこまでやれるか,楽しみの大きな一戦となりそうだ。

抑えはミヤビランベリ。穴はスリーロールス。

今週のワンポイントアドバイス

天才・豊で逃げ切り,リーチザクラウン


09年の中央競馬のフィナーレを飾るグランプリ。秋のG1戦線をにぎわしたスターホースたちが回避して,ややさびしいメンバーとなったが,3歳牝馬でクラシック2冠馬のブエナビスタをはじめ,春のグランプリ馬・ドリームジャーニー,一昨年の覇者・マツリダゴッホなど強豪馬16頭が顔をそろえた。

過去10年,1〜3番人気は7,3,2連対。1番人気は6勝2着1回と上々の成績だが,2,3番人気が3,2連対と精彩を欠いている。一方,6番人気以下からも2けた人気馬3頭を含む5頭が連対している。

馬連配当は3けた〜1000円台6回と万馬券が4回。一昨年を除くと,優勝馬は4番人気以内に限られているが,ヒモに人気薄が絡むことが多く,難解なレースとなっている。

連対馬20頭は前走すべて重賞からの参戦で,内訳はG1組18頭,G2,G3組から各1頭。G1組が圧倒的な強さを見せている。路線別はジャパンC組が10連対でトップ。菊花賞組3連対,天皇賞(秋)組2連対。ただ,2走前を見てみると,天皇賞(秋)に8頭が出走しており,これを前哨戦の2頭に加えると最多連対のジャパンC組と同数の10連対となる。その年のジャパンCと天皇賞(秋)に出走している馬には警戒が必要だ。

重賞実績では20頭中16頭がG1連対馬(2歳戦を含む)で,連対できなかった4頭中3頭も芝2200M以上のG2の優勝馬だった。なお,該当しなかったタップダンスシチー(02年)も2着は確保していた。

年齢別は3〜7歳上馬が5,10,2,1,2連対。連対率はそれぞれ15,31,5,5,14%。連対数,率で4歳馬が他世代をリードしているが,今年4歳馬の出走はなく,3歳馬に注目したい。

牡馬は130頭が出走して18連対(14%),牝馬が13頭で2連対(15%)。牝馬は連対数で見劣るが,率では牡馬とほぼ互角となっている。なお,横山典弘騎手との新コンビで臨む3歳牝馬ブエナビスタが優勝すれば,1960年のスターロッチ以来49年ぶりの快挙達成となる。


◎…前走のジャパンCでリーチザクラウンは逃げて9着。1000M通過が59秒0と2400Mにしてはよどみのない流れで,直線で馬群に沈んだ。ダービー2着はあるものの,皐月賞(13着),菊花賞(5着)で凡走していまだG1タイトルに手が届いていない。しかし,脚質的にコーナーを6度回る中山コースに替われるのは大きなプラス。今年不振の天才・武豊騎手が最後の最後に逃げ切りを決める。

○…相手も3歳馬のスリーロールス。1000万下を勝った勢いで菊花賞を制したが,もともと強敵相手に好走してきた素質馬。夏を越えて一気に素質が開花した。好位で折り合えるのが強みで,先行差しの脚質も中山コースにぴったり。2冠達成のチャンスも十分にある。

▲…ドリームジャーニーは春のグランプリ宝塚記念を圧勝した。秋2戦は位置取りや展開が向かず,勝ち切れずにいるが,状態は依然絶好調。G1勝ちのある中山の舞台もプラスで,右回りになればモタれる心配もない。父ステイゴールドが果たせなかったグランプリ制覇も夢ではない。

△1…ブエナビスタは凱旋門賞をかけた札幌記念で2着に敗れると,続く秋華賞で2位入線も3着に降着となった。さらに前走・エリザベス女王杯でも脚を余しての3着と,春から一転して完全に歯車が狂った。乗り慣れた安藤勝から横山典へのスイッチにも懸念?があり,連下の評価とした。

△2…イコピコは秋初戦の神戸新聞杯(芝2400M)をレコードで快勝した。菊花賞4着は距離が微妙に長く,前走の鳴尾記念4着は逆に距離不足。自慢の末脚を生かし切れなかった。2500Mで巻き返しがあってもおかしくない。

△3…フォゲッタブルは菊花賞のハナ差2着から前走でステイヤーズSを制した。中山コースは1勝3着1回の舞台。距離短縮は歓迎できないが,母・エアグルーヴの良血が完全に開花した今なら,差のない戦いができそうだ。

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