今回と同じ舞台で行われたジュニアC(OP)を快勝。ここで再戦する有力馬・サンカルロらにも先着を果たしている。前走・アーリントンC(G3)では6着に敗れたが,勝ち馬からはわずか0秒4差。初めての重賞挑戦で,輸送があったもことも踏まえれば,さほど悲観する内容ではない。福島2歳S(OP)2着の実績があるように,スピードは上位。小回りの中山で好位を奪えることは強みだ。気性が成長した今なら,距離にも不安はない。中間の動きは抜群なので,地元に戻っての巻き返しを期待する。

クロッカスS(OP・1400M)を人気に応えて勝利。距離延長した前走・スプリングS(G2・1800M)では4着に敗れたが,道中掛かりながらも0秒2差まで追い込んだのだから,潜在能力はかなり高い。その前向きな気性から,流れが速くなるマイル戦への距離短縮はプラス材料。シンボリクリスエス産駒は,芝の重賞だと瞬発力で劣ることが多いが,急坂のある中山コースなら,パワーで押し切れるかも。

重賞初挑戦のアーリントンC(G3)で2着に善戦。12番人気の伏兵だったが,ハイペースを2番手追走から僅差に粘った内容は,確かな能力の証明で,偶然では決してできない芸当だった。2ハロン延長した前走・スプリングS(G2)では6着に敗れたが,敗因は1000M通過62秒6のスローペースに掛かってしまったため。気性に難のある現状では,やはりマイルがベストだろう。距離短縮で見直しの手だ。

中山競馬場で行われた過去9回,連対馬は(1)(5),(3)(1),(11)(1),(7)(8),(1)(16),(2)(11),(1)(7),(11)(16),(6)(5)番人気で決まった。1番人気は3勝,2着2回とまずまずの成績を残しているが,2,3番人気はそれぞれ1連対。上位人気は全体としては不振で,連対馬18頭中9頭が6番人気以下から連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…1回
2000円台…1回
7000円台…2回
9000円台…1回
万馬券…………3回

9回中6回までが7000円以上の高配当で,一筋縄では収まらない傾向を見せている。

連対馬の前走は重賞組10頭,オープン特別組3頭,500万下組5頭。前走500万下からでも十分通用するが,そこで勝ち星を挙げていることが連対への条件となる。

路線別ではアーリントンC組が4連対でトップ。それを2連対のクリスタルC組とマーガレットS組が追っている。なお,最多連対のアーリントンC組は1,2,1,2着からの臨戦だったが,今年このパターンに該当する馬はいない。


前走スプリングSでマイネルエルフは前半かかって行きたがったぶん,直線で伸びを欠いて6着。前々で立ち回れる脚質は中山向きで,流れが速くなるマイル戦なら勝ち負けに持ち込める。

馬単は(9)←→(5),(9)←→(3),(9)←→(14),(9)←→(10),(9)←→(15)。

3連単は(9)←→(5)から(3)(14)(10)(15)と,(9)←→(3)から(5)(14)(10)(15)への3着流し。