ハンデ戦で行われた過去7回,連対馬は2??4,7??10,7??5,3??10,11??3,7??9,4??9番人気の組み合わせで決まった。1番人気の連対はなく,2,3番人気もそれぞれ1,2連対と不調。代わりに7番人気以下から半数以上の8頭が連対している。
馬連配当は2000円台1回,6000??8000円台3回,万馬券3回。伏兵馬の台頭で高配当が続出している。また,過去4回の3連単を見てみると,45万,125万,41万,100万馬券。3着に8,15,11,16番人気が入線して,こちらも毎年大型万馬券が飛び出している。
ステップは中山芝1600Mの東風S組が5連対と好相性を示しているが,ほかの9頭はそれぞれ異なる路線から連対している。
年齢別は4??7歳上馬が7,6,1,0連対。7歳以上の高齢馬の連対がなく,4歳馬と5歳馬でし烈な世代争いを繰り広げている。
トップハンデ馬の成績は10,(3,6),(4,6),1,5,7,(11,15)着。1勝,3着1回と苦戦中で,今年58キロで臨むサイレントプライドとマイネルレーニアには気になるデータだ。
◎…タケミカヅチは前走の東風Sで2着。直線,内からこの馬らしい鋭い末脚を使って見せた。昨年のこの時期は弥生賞3着→皐月賞2着と好走していた。G1連対の中山はベストの舞台で,勝って安田記念へ駒を進める。
○…ここ2戦のレッツゴーキリシマは1800Mと2000Mで僅差の4,3着。行きたがる面を見せながら流れに乗って健闘した。マイルはこの舞台で朝日杯FSと京成杯AHで2着。中山とは相性が良く,距離もベストだ。
▲…ショウワモダンは東風Sで早め先頭に立ち,直線で後続を3馬身半突き放した。道悪巧者にしても強い競馬だった。地力強化は明らかで,1キロ増のハンデ56キロなら引き続きV争いになる。
△1…東京新聞杯でリザーブカードは4着と敗れたが,極端な道悪で決め手を生かせなかった。2走前の阪神カップで57キロで小差の3着。良馬場なら反撃が期待できる。
△2…キャプテンベガは前走の中山記念で大外を回って0秒7差の6着。スローペースの最後方からコースロスをしながら最後までしぶとく伸びた。マイルの流れは歓迎で,展開ひとつで上位争いに食い込める。
△3…マイネルスケルツィの重賞2勝は右回りの京都金杯とニュージーランドT。前走の東風Sは苦手の道悪だったが,3着に粘って見せた。脚をためて直線勝負にかけれれば好勝負になる。