3歳時にはスプリングS(G2)を制し,ダービー(G1)でディープスカイの2着に入った素質馬。その後3戦は苦戦続きだったが,前々走の東京新聞杯(G2)で3着すると,前走のマイラーズC(G2)でもスーパーホーネットからタイム差無しの3着に好走し,改めて能力の高さを示した。1400Mには今回は初挑戦となるものの,気性面から距離短縮はプラスになる可能性が高いため,ここは勝ち負けまで期待したい一戦だ。

前走の高松宮記念(G1)は6着に敗れたが,中京の1200Mで前残りの展開だったため,同情の余地はあるだろう。今回は阪神C(G2)で僅差2着した1400Mに距離延長されることに加え,直線の長い東京へのコース替わりも歓迎。前走にしても終いは上がり最速の末脚で差を詰めているのだから,条件の好転する今回は大幅な巻き返しがあって当然とみる。

前走のダービー卿CT(G3)は馬込みから力強く抜け出して快勝。皐月賞(G1)2着など重賞でも好走を繰り返してきたが,デビュー戦以来,実に14戦目での2勝目だった。初距離の1400Mは少し忙しいかもしれないが,前走の勝ちっぷりを見る限り,ここでも軽視するわけにはいかないだろう。

過去10年,連対馬は(1)(4),(5)(2),(2)(7),(11)(6),(5)(6),(2)(5),(6)(5),(3)(5),(5)(9),(2)(6)番人気で決まった。

馬連配当は1000??4000円台5回,6000??8000円台4回,万馬券1回。3けた配当で堅く収まったことはないが,万馬券決着も1回だけ。全体としては中波乱傾向を示している。

路線別はマイラーズC組とダービー卿CT組が各4連対し,高松宮記念組3連対,谷川岳S組2連対の順。

年齢別は4??8歳上馬が50,47,37,23,13頭出走して,6,7,6,1,0連対。4??6歳馬が強いが,3着を見てみると7歳馬が4頭入線している。若い世代の陰で目立たないが,7歳馬は数字ほど不振な成績ではない。


ソルジャーズソングは前走G1の高松宮記念で3着。道中は馬込みの中で脚をため直線で外に持ち出すと,グイグイ伸びて1馬身3/4差まで迫った。東京1400メートルに勝ち星があり,左回りの芝では3着を外していない。重賞初制覇のチャンスだ。

馬単は(13)←→(7),(13)←→(8),(13)←→(4),(13)←→(11),(13)←→(1)。

3連単は(13)←→(7)から(8)(4)(11)(1)と,(13)←→(8)から(7)(4)(11)(1)への3着流し。