「サマースプリントシリーズ」の第2戦。過去8回の連対馬は2??4,2??1,6??5,1??3,7??2,7??3,13??1,2??10番人気の組み合わせで決まった。1??3番人気が計9連対と半数以上を占め,03年を除くと上位人気から1頭は必ず連に絡んでいる。
馬連配当は3けた??1000円台3回,4000??6000円台4回,万馬券1回。13番人気が勝った年に2万2990円と荒れたが,7回は7000円以下で収まっている。
出走間隔は一昨年のサンアディユを除くと,15頭は6??8月に一度は実戦を使われていた。ステップは開催時期の移行もあり,強調できるものではないが,函館スプリントS組が3連対,CBC賞組とバーデンバーデンC組が2連対となっている。
年齢別は3??7歳上馬が3,5,3,5,0連対。連対率は25,24,11,15,0%。7歳上馬は苦戦中で,3,4歳馬が高い連対率をマークしている。
牡馬は74頭が出走して6連対(連対率8%),牝馬が43頭で10連対(同23%)。連対数,率で牝馬が牡馬を上回り,05年から目下4連勝中で,03年から6年連続連対の大活躍を見せている。
◎…前走のクールシャローンは発馬がひと息で,道中も追っ付けながらの追走。しかも,直線で大きく振られる不利がありながら,直線ハナ差の2着まで迫った。夏に調子を上げるタイプで,自在に立ち回れるのが強み。決め手を存分に発揮できる直線競馬で末脚がさく裂する。
○…アルティマトゥーレは前走,テレビユー福島賞をけた違いのスピードで逃げ切った。今年は2走前の重賞初挑戦・阪神牝馬Sを除くと,1200M戦で3戦3勝。体質が弱く出世が遅れていたが,スプリント戦ならVチャンスは十分ある。
▲…前走のCBC賞でエイシンタイガーは初対戦の古馬相手にクビ差の2着と互角以上のスピードを見せた。53キロの軽量は有利。初の直線競馬でも軽視はできない。
△1…出走間隔は4月から出走して1着となった一昨年のサンアディユを除くと,15頭は6??8月に一度は実戦を使われていた。カノヤザクラは昨年このレースを勝ってサマースプリント王に輝いた。夏に調子を上げる牝馬。前走・CBC賞は休養明けと出遅れで11着に敗れたが,久々をたたいた今回は一変が期待できる。
△2…シャウトラインは新潟の駿風S,福島のバーデンバーデンCを連勝中。前走は直線入り口で前2頭を強気に捕らえて,そこからもうひと伸び。ハナ差以上に強い競馬を見せた。6勝中5勝を坂のないコースで挙げている平たん巧者。連勝の勢いは侮れない。
△3…前走のバーデンバーデンCでウエスタンビーナスは,好位に付けて0秒1差の4着。これまでの逃げ一辺倒の競馬から控えるレースができたのは大きな収穫だ。外枠16番なら外ラチを頼って走れるアドバンテージもあり,一発ムードが漂う。