過去10年,1??3番人気は4,3,3連対とほめられる成績ではなく,代わりに6番人気以下から7頭が連対している。
馬連配当は
3けた配当…3回
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
万馬券…3回
99年,03年,昨年と伏兵馬同士のワンツーで,馬連万馬券が3回ある一方,7回は4000円以下。荒れるか,堅いかの見極め肝心となっている。
秋開幕初戦で気になるのが休養馬の動向。連対馬20頭中で夏場を全休して連対したのは1頭だけ。7,8月に1度は使われていることが連対条件となっている。
路線別は関屋記念組が最多5連対を果たし,3着も4回。しかも目下8年連続で馬券対象となる好相性を見せている。
年齢別は3??7歳上馬が11,27,41,23,18頭出走して,それぞれ2,6,8,2,2連対。連対率は18.2,22.2,19.5,8.7,11.1%。連対数で5歳馬,連対率で4歳馬が他世代をリードしている。
牡馬は95頭で18連対(連対率18.9%),牝馬が25頭で2連対(同8.0%)。牡馬が牝馬を圧倒している。関東馬VS関西馬は83頭と39頭で争い,14対6。関東馬が好成績を残している。
◎…マイケルバローズは初重賞挑戦の関屋記念で最後方から追い込んで3着。カンパニーには離されたが,2着とは1馬身差だった。3走前Vは翌日の安田記念と0秒6差。2度目の挑戦で重賞をゲットする。
○…ストーミーカフェは関屋記念で5着に敗れたが,マイケルバローズとはクビ+クビ差。直線の長い新潟コースでしぶとい粘りを見せた。過去4年先手を取った馬は2,1,2,1着。単騎逃げで押し切るシーンがあってもおかしくない。
▲…インセンティブガイは気ムラなタイプで安定感に欠けるが,1600Mで全6勝を挙げて,2着も5回ある。オープン実績では昨年に東風Sを勝って,今年2着。ことマイル戦に限ると重賞級の能力を秘めている。
△1…マイネルシーガルはNHKマイルC以来となるが,中山はジュニアC(オープン)を勝ち,スプリングSでも2着。さらに皐月賞でも0秒7差と中山を得意にしている。3歳馬でハンデも53キロと恵まれた。大駆けを警戒したい。
△2…タガノデンジャラスはここ2戦の重賞で8,9着と掲示板を外したが,着差はいずれも0秒8差以内。着順ほど大崩れしていない。好メンバーの大阪杯で0秒3差の4着。ハンデ戦だけに警戒は怠れない。
△3…瞬発力勝負のグレイトジャーニーにとっては中山は絶好の舞台。昨年のダービー卿CT(G3)を制し,今年の東風Sでも0秒3差に好走している。追い込み脚質で展開に注文がつくが,はまれば一発が決まる。