2006年11月26日(日)
10R
2006年11月26日(日)
東京
15:20発走
ジャパンカップ GI
芝・左 2400m
天気:
馬場:
良
サラ系3歳以上
オープン (国際)(指定) 定量
本賞金:25000、10000、6300、3800、2500万円
予想印
枠番 | 馬番 | 馬名 | 大多 | 綾恵 | ナベ | たま |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ハーツクライ | |||||
2 | スウィフトカレント | |||||
3 | ウィジャボード | |||||
4 | ユキノサンロイヤル | |||||
5 | トーセンシャナオー | |||||
6 | ディープインパクト | |||||
7 | ドリームパスポート | |||||
8 | フサイチパンドラ | |||||
9 | フリードニア | |||||
10 | コスモバルク | |||||
11 | メイショウサムソン |
買い目
大多 | 6=1 6=3 6-7 6-11 1=3 |
---|---|
綾恵 | 6=3 6=1 6-2 6-8 3=1 |
山田 | 6=11 6=1 6=3 11=1 11=3 1=3 |
たま | 10=6 10=7 10=3 10=11 |
予想
本命はディープインパクト。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.23.3
凱旋門賞は3位で入線しながら失格となってしまったが,帰国後は天皇賞(秋・G1)を見送って順調に調整を続け,1週前追い切りでは併せ馬を大きく引き離して好時計を叩き出している。ジャパンカップには今回が初挑戦となるが,東京2400Mは昨年のダービーで後続に5馬身差を付けて圧勝した舞台であり,頭数が11頭と少ないこともあって当馬の力を存分に発揮できる絶好の場。ここはあっさり勝って,国内最強馬の実力を改めて証明したいところだ。
対抗はハーツクライ。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.22.1
昨年の当レースではアルカセットからハナ差の2着に惜敗したが,次走の有馬記念では初めてディープインパクトに土を付ける快挙を演じ,G1初勝利を挙げた。その後もドバイシーマC(国際G1)を0秒7差で圧勝し,前走のキングジョージ(国際G1)でも小差の3着と健闘。帰国後はここを目標に調整を続けてきたことに加え,鞍上もディープインパクトに苦手意識の無いルメール騎手とあって,再度本命馬を下すようなことがあっても驚けない。
単穴はウィジャボード。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.22.4
2004年に続き,今年も欧州年度代表馬に選出された名牝。昨年は骨折などで調子を落としたが,今年はすでに8度もG1に出走するなど順調そのもの。6月のウェールズS(国際G1)ではエレクトロキューショニストを下して勝利を挙げたが,その後エレクトロキューショニストがキングジョージ(国際G1)でハーツクライに先着したことを考えれば,その性能の高さに疑いの余地は無い。特に今回の鞍上,デットーリ騎手とのコンビでは5戦して(3・1・1・0)と抜群の相性で,牝馬だからと軽く扱うことは危険だろう。
抑えはドリームパスポート。穴はメイショウサムソン。
今週のワンポイントアドバイス
得意の東京でリベンジ,コスモバルク
今年は創設以来,最少の11頭立て。過去に14頭立てが9回あったが,その記録を更新した。一方,外国産馬の参戦も04年の5頭を大幅に下回り,わずか2頭。頭数的にはさびしくなったが,打倒ディープインパクトに燃える面々の質は高く,ハイレベルの戦いが期待できる。
過去10年(02年は中山競馬),1番人気は3,3,3,4,1,2,3,3,1,3着。連対率は3割と低いが,4着以下は1度しかなく,「3連勝」馬券の軸にはお勧めできる。また,優勝馬の人気では02年のファルブラヴ(9番人気)を除くと9頭は4番人気以内。極端な人気薄馬の台頭は見られない。99年と02年に馬連で万馬券が飛び出す波乱となったが,5回は2000円以内で堅く収まっている。
ステップ。まず,14連対を果たしている日本馬はG1組が12頭で,G2組2頭。その時の成績は,G1組が1,1,3,1,1,2,4,2,1,1,4,6着で,G2組が2,1着。前哨戦で4着以内が理想となっている。また,路線別では天皇賞(秋)組が7連対でトップ。次いで菊花賞組が3連対で続いている。
次に外国馬6頭を見ると,G1組4頭,G3組1頭,条件組1頭。そこでの成績は(2,1,9,5)着,4着,10着。前走着順に関係なく巻き返している。なお,路線別では今年該当する馬がいない。
外国馬VS日本馬は,外国馬が10カ国から65頭参戦して4勝2着2回(連対率9.2%)。日本馬は92頭で6勝2着8回(15.2%)。ホームで戦える日本馬が外国馬を大きくリードしている。なお,今年来日した2カ国の成績は,英国馬が21頭出走して3勝2着0回。仏国馬は12頭出走したが,3着が最高となっている。
年齢別は3??7歳以上馬が39,51,36,19,12頭出走して,それぞれ5,8,5,2,0連対。4歳馬が世代をリードしている。牡馬は134頭で17連対,牝馬が23頭で3連対。それぞれの連対率は12.7%と13.0%。牡馬が連対数で牝馬を圧倒しているが,率で牝馬が逆転している。
◎…2強対決と思われていたが,ディープインパクトの薬物騒動とハーツクライの”ノド鳴り宣言”で穴党にも出番が回ってきた。
そこでコスモバルクを本命に推す。前走の天皇賞(秋)は直線外から末脚を伸ばして,勝ったダイワメジャーと0秒3差の4着。道中は6番手に控えてきっちりと折り合い,春からの精神面の成長が感じられた。一昨年は秋のG1を3連覇したゼンノロブロイの2着で,昨年は14着に敗れたといえ前年の走破時計を短縮している。実績のある東京が舞台ならリベンジのチャンスはある。
○…ディープインパクトは凱旋門賞(10月1日,3着失格)以来となる。1週前の追い切りでは前半かかって抑え切れないほどの闘志をムキ出しにしていたが,今週は馬が落ち着いていた。テンションが上がると不安だが,5冠馬で現役最強を疑う余地はなく,ダービーの舞台で宙を飛ぶシーンが再現されても驚けない。
▲…ドリームパスポートは春の3冠レースで2,3,2着。ビックタイトルにあと一歩届かなかったが,世代トップの能力を秘めていることは間違いない。2冠馬メイショウサムソンとの対戦成績4勝3敗が,その強さを証明している。古馬と初対戦でも素質に的はヒケを取らず,2キロ差の斤量も有利だ。
△1…実績からはウィジャーボード(英国)も軽視できない。前走の米国遠征でG1ブリダーズCフィリー&メアターフを圧勝。04年に続いて今年の欧州年度代表馬に選出された。中2週の強行軍になるが,昨年5着で東京コースは2度目。牝馬だが,G1レース7勝は抜けた実績だけに警戒が必要だろう。
△2…3冠は夢に消えたメイショウサムソンだが,春に皐月賞,ダービーを連勝して一度は世代の頂点を極めた。菊花賞では5着に敗れたが,流れひとつで着順が入れ変わる長距離戦。生涯最高の馬体重518キロもやや太かったか。鞍上の石橋守騎手は21年のジョッキー人生で初めてジャパンCの舞台に立つが,今回は古馬に胸を借りるプレッシャーのない一戦。2冠馬の底力は軽視できない。