過去10年,連対馬は8??4,1??2,1??3,4??5,3??6,2??4,1??3,1??6,5??2,1??5番人気の組み合わせで決まった(02年は中山競馬)。1番人気は5連対と不満の残る成績で,2,3番人気もそれぞれ3連対と不振。ただ,極端な人気薄の台頭はなく,96年に馬連で1万6650円と荒れたが,9回は3けた配当3回を含め4570円以内。全体としては平穏に収まる傾向を見せている。
連対馬の20頭中18頭が前走で連対。連を外した2頭は,96年の1着馬ゴッドスピード(デイリー杯2歳S13着)と昨年の2着馬メイショウサムソン(萩S4着)。前哨戦で連に絡んでいない馬は減点対象としたい。
路線別はデイリー杯2歳S組,いちょうS組がそれぞれ3連対で,札幌2歳S組と萩S組が2連対。オープン組が幅を利かせているように見えるが,500万下と新馬からも半数の10頭が連対。格は不問といえる。
牡馬121頭と牝馬4頭で争い,10対0。牝馬は苦戦している。キャリアは1??6戦以上馬が4,5,5,2,3,1連対。デビュー3戦以内で連対馬の7割を占めている。
前走のフサイチホウオーはパドックでイレ込んでいたが,レースでは中団できっちりと折り合った。先行勢を見ながら道中楽な手応えで直線も馬なり。ラスト200メートルから追い出すと後続を3馬身半突き放した。大型馬のたたき2戦目で,前進は確実。余裕のレースぶりから重賞Vの好機と見た。