2004年7月18日(日)
11R
2004年7月18日(日)
小倉
15:45発走
テレビ西日本賞北九州記念 GIII
芝・右 1800m
天気:
馬場:
良
サラ系3歳以上
オープン (混合)(特指) 別定
本賞金:4300、1700、1100、650、430万円
予想印
枠番 | 馬番 | 馬名 | 大多 | 綾恵 | ナベ | たま |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | サンライズシャーク | |||||
2 | キングザファクト | |||||
3 | ウインクリューガー | |||||
4 | オースミコスモ | |||||
5 | シンデレラボーイ | |||||
6 | スティルインラブ | |||||
7 | スーパージーン | |||||
8 | ビッグゴールド | |||||
9 | ダンツジャッジ | |||||
10 | メイショウバトラー | |||||
11 | メイショウカイドウ | |||||
12 | ダイタクバートラム | |||||
13 | ユートピア |
買い目
大多 | 9=4 9=11 9-6 9-10 4=11 |
---|---|
綾恵 | 13=12 13=3 13-8 13-10 12=3 |
山田 | 7=4 7=5 7=11 4=5 4=11 5=11 |
たま | 12=13 12=11 12-4 12-6 12-9 13=11 |
予想
本命はダンツジャッジ。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.47.0
連闘で挑んだ前走のエプソムC(G3)では,マイネルアムンゼンにクビ差2着の接戦。最内をロスなく先行できた勝ち馬に対して,当馬は後方から直線で外に持ち出さざるを得なかったこともあり,何とも惜しい着差であった。休養明けだった前々走の安田記念(G1)でも,最後方から直線だけで0秒5差8着まで追い上げており,ペースの緩急を問わず,コンスタントに使える上がり34秒台の脚が大きな武器である。前走後もすぐに時計を出しているように,特に反動も見られず元気いっぱい。再度の1800M戦であるが,5戦して未だ連対を外していないし,2年前の小倉戦で2,3着の経験あるのも心強い。極端な時計勝負には不安もあるが,斤量・頭数ともに手ごろなここならば今度は差し切れるはずだ。
対抗はオースミコスモ。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.46.1
3月の中山牝馬S(G3),前走の福島牝馬S(G3)を2連勝。特に前走は斤量57キロを背負っての完勝で,牝馬の芝中距離部門では大関級の評価が妥当な存在にまで登り詰めたことになる。今回は牡馬との混合戦になるが,これまでの混合戦も問題なく走っているので,力を出し切れないといった不安はない。昨年の関屋記念(G3)を制している様に夏場は調子が上がるタイプで,今週の追い切りでもDWコースで6ハロン83秒,終い12秒台を馬なりで出したほど。近2走を1分46秒台という高速決着で制している点も,開幕週で時計勝負必至の今回は大きなプラス要因。牡馬相手に斤量56キロがどうかであるが,速い時計で一瞬の切れ勝負なら逆転までも。
単穴はメイショウカイドウ。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.47.0
前走の府中マイル戦・湘南Sを勝ち上がってオープン入りした当馬。勝ち上がりに手間取った印象もあるが,準オープン8戦で複勝圏を外れたのは前々走の4着1回だけで,対戦相手のレベルが高かったのも確か。今回は出走馬のほとんどに重賞勝ちがあるだけに,実績面では見劣るものの,昨夏に500万,1000万,準オープンの3連勝をやってのけた小倉1800M戦でなら,溝を埋めることも不可能ではなさそうだ。この中間も好調を維持しているし,輸送するとうるさくなるタイプらしいので,早めの輸送による滞在で落ち着かせられるのも好都合。当馬を完全に手の内に入れた武豊騎手が再度騎乗となれば,一角崩しの期待も十分持てる。
抑えはスティルインラブ。穴はメイショウバトラー。
今週のワンポイントアドバイス
スピードで押し切るダイタクバートラム
過去10年(95??99年はハンデ戦で,98年は阪神開催),1??3番人気は5,2,1連対と不調。代わりに2けた人気馬2頭を含める8頭の伏兵馬が連に絡んでいる。馬連は3けた配当3回,2000円台2回,6000??7000円台3回と万馬券2回。ハンデ,別定戦にかかわらず荒れているが,ここ4年は1番人気が連続で連対している。なお,3ケタ配当で収まった3回は9??11頭立て。今年は13頭立てで,データからは波乱決着が予想される。
連対馬の前走は重賞組9頭,オープン特別組5頭,条件組6頭。路線別は米子S組が3連対しているが,強調する材料ではない。
年齢別は3??7歳馬が10,28,52,25,16頭出走して,1,6,10,3,0連対。連対頭数で5歳馬,率で4歳馬が他世代を抑えている。牡馬104頭と牝馬27頭で戦って17対3。牝馬の連対は,すべてハンデ戦で重量は53,52,49キロ。牝馬3冠馬のスティルインラブ(58キロ)や重賞2連勝中のオースミコスモ(56キロ)には厳しいデータとなっている。
ダイタクバートラムが巻き返す。昨年,阪神大賞典(G2)を快勝し,続く,天皇賞・春(G1)で半馬身+クビ差の3着。今年3戦はパンチ力不足で結果を出せずにいるが,能力はこのメンバーに入っても全く見劣りしない。小倉コースも一昨年の小倉大賞典(G3・1800M)で0秒3差3着。小回りに対応できるスピードも備えている。
G1安田記念で58キロを背負って0秒3差4着に健闘したユートピア。好位で折り合えたのも好走の要因だろうが,初ブリンカーの効果が大きかった。脚質からは小回り小倉コースはピッタリ。開幕週の高速馬場も先行力を生かすには絶好の舞台だ。
メイショウカイドウは準オープンを勝ったばかりだが,6勝のうち4勝を小倉競馬場で挙げている。5月から復帰して2,4,1着と準オープンでは安定しており,前走後も絶好調。得意の舞台で態勢逆転があっても不思議はない。
ダンツジャッジは昨年のダービー卿CT(G3)と今年のアメリカJCC(G2)を制している。前走エプソムC(G3)も安田記念からの連闘でクビ差2着と重賞2勝馬の実力を見せた。強行軍で臨んだ前走の疲れと小回りコースが気になり評価を下げたが,上位争いできる地力は備えている。
スティルインラブは復帰戦の金鯱賞(G2)で8着,現役最強メンバーのそろった宝塚記念(G1)で8着と敗れた。ここ2戦は牡馬一線級の壁に跳ね返されているが,今回はG3戦で相手関係がかなり楽になる。過去データでは「牝馬苦戦」と出ているが,牝馬3冠馬が牡馬を一蹴しても驚けない。
オースミコスモは中山牝馬S(G3),福島牝馬S(G3)を連勝して,牝馬トップレベルの能力を改めてアピールした。牡馬相手になるが,昨夏の関屋記念(G3)を制覇し,今年2月の小倉大賞典2着と実績では引けを取らない。スティルインラブ同様にデータは逆風だが,チャンスは十分ある。