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2004年10月3日(日)

11R
2004年10月3日(日)
中山
15:40発走

スプリンターズステークス GI

芝・右・外 1200m 天気:
馬場:
不良
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:9400、3800、2400、1400、940万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 デュランダル
1 2 シルヴァーゼット
2 3 サニングデール
2 4 ナムラビッグタイム
3 5 カルストンライトオ
3 6 アシュダウンエクスプレス
4 7 カフェボストニアン
4 8 タマモホットプレイ
5 9 ゴールデンキャスト
5 10 ワンダーシアトル
6 11 フェアジャグ
6 12 ケープオブグッドホープ
7 13 シーイズトウショウ
7 14 キーンランドスワン
8 15 シルキーラグーン
8 16 ウインラディウス

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 3=14 3=5 3-1 3-12 14=5
綾恵 1=3 1=7 1-13 1-14 3=7
山田 3=14 3=9 3=1 14=9 14=1 9=1
たま 5=3 5=13 5=1 5=9 5=14

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はサニングデール。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.07.1
今春の高松宮記念(G1)を制覇したことで,現在の芝短距離ではデュランダルと肩を並べる存在へと登り詰めた。その後の京王杯スプリングC(G2)は7着,前々走の函館スプリントS(G3)を6着と期待を裏切ってしまったが,前走のセントウルS(G3)では3着と巻き返しに成功。前に有利な流れだったので,2番手で楽に進めたゴールデンキャストに0秒3及ばなかったが,こちらは59キロを背負っていたのだから,仕方ない部分もある。この中間も前走時の気配を維持しており,定量57キロでの出走なら,前走でも見せた終い33秒台の末脚が鈍ることはあるまい。未だ馬場の良い今季の中山コースだけに,1分7秒前半の決着に不安がないのも心強い。高松宮記念でも苦しめられたデュランダルが順調さを欠いているとなれば,スプリントG1連覇の目はかなり大きいとみた。

対抗はキーンランドスワン。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.07.8
今年2月のシルクロードS(G3)で重賞初制覇をやってのけると,高松宮記念でも大外枠発走の不利があったにもかかわらず3着に好走。5月の駿風Sこそ直線競走が合わず4着と期待を裏切ったが,前走のセントウルSは1馬身半差の2着に頑張っており,今では短距離部門の安定勢力へと成長した感がある。以前は平坦向きの印象もあったが,実際に一昨年の中山準オープンでクビ差2着の実績があり,前走の内容からも急坂を苦にすることはなさそうだ。久々の前走はやや余裕のある感じもしたが,今週の追い切りでは栗東坂路を4ハロン51秒8で登坂するなど,デキは明らかに上向いた様子。持ち時計が多少見劣るので,極限の時計勝負になるようだと未知数の部分が大きいが,未だ完全に底を見せていない感もあり,3度目のG1挑戦で今度こその期待も。

単穴はカルストンライトオ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.07.3
前走のアイビスSD(G3)にて,一昨年の同競走以来となる重賞2勝目を成し遂げた当馬。相手が手薄だったこともあるが,発馬後に二の脚使って一気に大外へ進路を取ると,そのままアッサリと逃げ切ってしまったのだから,テンのスピードの違いを見せつけた格好だ。不調だった昨秋は本来の能力を発揮できる機会が少なかったものの,今期は3戦して未だ馬券対象を外しておらず絶好調。函館スプリントS,アイビスSDという臨戦過程は,01年の当競走2着馬メジロダーリングと同様のローテーションで,逃げを得意としているのも同じである。デュランダルを警戒するあまり,後方勢の仕掛けが遅れるようだと,逃げ残りの可能性までもありそうだ。なお,昨年の覇者デュランダルについては,高松宮記念以来となる半年ぶりのぶっつけ本番,1分7秒前半の高速決着では末脚不発の可能性を否定できず,今回は抑えまでの評価としたい。

抑えはデュランダル。穴はケープオブグッドホープ。

今週のワンポイントアドバイス

韋駄天の逃げ馬カルストンライトオで勝負


90年にG1に昇格し,暮れの中山で10年間行われていたが,00年からこの時期に開催が繰り上がった。ここでは過去4年(02年は新潟)の成績を中心にレース傾向を見てみたい。
連対馬は16??1,4??3,1??3,5??1番人気の組み合わせで決まった。馬連は2万5700円,3000円,590円,940円。00年に16番人気馬ダイタクヤマトの優勝でドカンと荒れたが,その後は平穏傾向に向かっている。
ステップは4連対のセントウルS(G3)組がトップで,そこでの成績は7,1,3,2着。次いで安田記念(G1)組が2連対(14,1着)で続いている。連対馬8頭はすべて重賞を使って参戦。これは過去10年にさかのぼっても20頭全馬が当てはまる。前哨戦が重賞以外なら減点対象になる。出走間隔は,海外遠征のアグネスワールド(2カ月半)と安田記念(4カ月)から直行した2頭を除くと,5頭は8??9月に一度は出走し,そこで3着以内の成績を収めていた。なお,休養馬3頭はいずれもG1組だった。
年齢別は3??7歳上馬が6,14,15,13,6頭出走して,0,2,4,2,0連対。5歳馬が連対数,率で世代をリードしている。注目したいのは3歳馬の不振。12月施行時には連に絡んでいたが,開催時期が早まってからは5着にも入っていない。性別は牡馬37頭と牝馬17頭で争い5対3。連対数で牡馬,率で牝馬が優勢となっている。
関東馬は25頭出走して1勝,2着1回。関西馬が28頭で3勝,2着3回。関西馬が関東馬を圧倒している。また,外国馬は過去9年で9頭が参戦したが,95年の3着が最高。データ的には静観するのが正解か。
今開催の中山は芝状態が抜群で,ここまで重賞3戦はすべて逃げ切り勝ち。そこで,韋駄天の逃げ馬カルストンライトオに期待した。平坦向きで坂のある中山は苦手に見られているが,中山での過去2戦はマイルの朝日杯フューチュリティS(G1)とハナを奪えなかった昨年の当レース。今の馬場は先行馬がそう簡単に止まらない。アイビスサマーダッシュ(G3)を制したスピードがあればG1でも十分通じる。
相手はサニングデール。秋始動のセントウルS(G3)で59キロを背負って3着。速い上がりの決着の中,ただ1頭後方から末脚を伸ばしてきた。芝1200Mは高松宮記念(G1)を含めて重賞5勝の実績。春秋スプリント制覇の資質を十分に備えている。
スピード勝負ならシーイズトウショウにも出番はある。夏の函館スプリントS(G3)快勝後はここ一本に目標を絞って調整され,満を持して登場してきた。春の高松宮記念でサニングデールに0秒2差遅れを取ったが,地力を増した今なら上記2頭と差はないはずだ。
6か月ぶりでもデュランダルが怖い。高松宮記念はクビ差2着に敗れたが,末脚では勝ったサニングデールを上回る切れ味を見せた。中山1200Mは2戦2勝。久々で狙いを下げたが,展開がはまれば昨年の豪脚がさく裂する。
3歳時に高い評価を集めていたゴールデンキャスト。一時スランプに陥っていたが,小倉日経OP,前走のセントウルSを制して完全に復活した。先行力を生かして流れに乗れば上位に食い込むチャンスもある。
4カ月ぶりのセントウルSでキーンランドスワンは好位追走から2着に粘った。春はシルクロードS(G3)を勝ち,高松宮記念でも0秒2差3着に追い込んだ。たたいた上積みの見込めるここは連下には是非押さえておきたい。

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