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2004年7月25日(日)

9R
2004年7月25日(日)
函館
15:25発走

農林水産省賞典 函館記念 GIII

芝・右 2000m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (混合)(特指) ハンデ 本賞金:4300、1700、1100、650、430万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ユキノサンロイヤル
2 2 トーホウシデン
3 3 ダービーレグノ
4 4 ウインシュナイト
4 5 スプリングシオン
5 6 クラフトワーク
5 7 レオマイティー
6 8 ヤマノブリザード
6 9 タイガーカフェ
7 10 ファインモーション
7 11 タマモヒビキ
8 12 ワイルドスナイパー
8 13 ヒマラヤンブルー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 10=3 10=13 10-2 10-5 3=13
綾恵 10=4 10=5 10-12 10-13 4=5
山田 10=6 10=1 10=9 6=1 6=9 1=9
たま 3=8 3=10 3-1 3-4 3-9 8=10

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はファインモーション。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.1
今年の始動戦となった安田記念(G1)では13着に惨敗。久々のせいか掛かってしまい,能力を発揮する間もなく終わってしまった。これまでに掲示板を外すほど大敗したのが,前走と毎日王冠(G2)の2戦だけであることから,府中コースは鬼門なのかもしれない。だが,秋華賞(G1)とエリザベス女王杯(G1)の牝馬G1を2勝,マイルCS(G1)での2着からも,現役トップクラスの力量馬であることに疑いはない。今回重いハンデを嫌って出否が取りざたされたものの,最終的には57キロでの出走が決定。昨夏のクイーンS(G3)で,58キロを背負いながら上がり33秒台を繰り出していたのだから,57キロでハンデ止まったのは好都合だ。3歳夏の北海道シリーズでの快進撃を思い出せば,道中にスピードの上がりすぎない洋芝コースは府中よりも格段に合っている感じ。4戦4勝の2000M戦で女王復権は目前の判断だ。

対抗はダービーレグノ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.3
昨夏の新潟記念(G3)を優勝,今年も前々走の目黒記念(G2)での3着など,重賞戦でまずまずの活躍を続けている。前走の宝塚記念(G1)は12着に終わっているが,相手も強すぎた上に展開が向かなかったことも大きかった。メンバーも手ごろとなったG3戦なら,当然巻き返しの期待が立つというものだ。重馬場だった新潟記念など,力の要る渋った馬場での好走歴が多いことからも,初見参ながらオール洋芝の函館コースは合っていそう。実績を考えれば,重めのハンデを課されてもおかしくなかったが,本命馬やトーホウシデンの参戦で56.5キロで止まったのも恵まれた。本命馬にまともに走られると分が悪いのは否めないが,ハンデを苦にするようなら差が縮まる可能性も。

単穴はヒマラヤンブルー。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.5
昨年の当競走でエアエミネムの2着に入線。その後の札幌記念(G2)で4着,朝日チャレンジC(G3)で3着など,一時は障害入りも考えられたのが嘘のような充実ぶりである。前哨戦の巴賞では15頭立ての14着に惨敗してしまったが,出遅れで何もできないまま終わってしまったというのが真相。元より鉄砲駆けしないタイプでもあり,前走大敗はさほど深刻なものではなさそう。昨年と違い,エプソムCを使えなかった誤算はあったものの,一度使われたことで落ち着きは出てきた様子。メジロマントル,ミデオンビットといった強力な同型が回避したことで,レースの主導権を握りやすくなっただけに,昨年に続く連対も難しいことではあるまい。

抑えはトーホウシデン。穴はスプリングシオン。

今週のワンポイントアドバイス

潜在能力高いダービーレグノ


芝2000Mで実施されているが,96年までは別定戦。ここではハンデ戦で行われた過去7回のデータを参照してレース傾向を見てみたい。
連対馬は2??14,9??5,6??10,14??7,9??14,4??3,1??11番人気の組み合わせで決着した。1??3番人気は,ここ7年で合わせて3連対と大ブレーキを起こしており,代わりに6番人気以下から2けた人気5頭を含めて9頭が連に飛び込んできている。
馬連は人気薄馬の台頭で7回中5回が万馬券決着で,平均配当は1万4745円。ここ2年は3610円,8750円で収まっているが,一昨年,三連複1万1750円。昨年も馬単1万2970円,三連複2万7220円の高配当が出ている。つまり,7年連続で万馬券が生まれる中央競馬で最も荒れる重賞になっている。
連対14頭の前走は重賞5頭,オープン7頭,条件2頭。路線別は巴賞組が6連対でトップ,そこでの成績は9,9,7,8,3,6着。前走で掲示板を外した馬の巻き返しが目立っている。
年齢別は3??7歳上馬が2,22,39,23,24頭出走して,0,2,8,3,1連対。5歳馬が他世代を圧倒し,ここ2年は3着まで独占している。
牡馬97頭と牝馬13頭が争い,12対2。牝馬はわずか2連対だが,率で牡馬を上回っている。トップハンデ馬は1,4,8,5,8,13,1着。2連対ではハンデ頭の信頼度は低い。
本命にダービーレグノを推す。この春は天皇賞(春)7着,宝塚記念12着。G1ではひと押し足らない成績が続いているが,G2で3着3回,G3では2勝と潜在能力は高く,時計のかかる馬場も向く。一線級相手にもまれてきた経験を生かし切れば勝てる。
相手はヤマノブリザード。ここ2戦,5,7着と敗れているが,着差0秒4,0秒3。着順ほど大負けはしていない。前走,七夕賞(G3)も好位で流れに乗っていたが,スローで外を回った分,直線詰め切れなかった。能力はG1・2着で証明済み。乗れている藤田へのスイッチもプラスだ。
単穴にファインモーションを挙げる。前走安田記念は折り合いを欠き13着に敗れたが,G3に入れば牡馬相手でも実績は断然。重量57キロも阪神牝馬S(G2)で克服済みで,2000Mも4戦4勝と得意。反撃の条件は整っているだけに,折り合いさえつけば首位争いは必至。
怖いのはタイガーカフェ。巴賞は瞬発力勝負で4着に敗れたが,最近はブリンカー効果で成績もすっかり安定している。ジリっぽいタイプでスピード決着になると苦しいが,能力的には差がなく,時計のかかる函館ならあっと言わせるシーンがあっても驚けない。
久々の巴賞で3着に健闘したユキノサンロイヤル。前残りの展開にもかかわらず,大外から猛然と追い込んできたことは高く評価できる。重賞では結果を出せずにいるが,たたき良化型だけに上積みは十分。ハンデ差を生かせば連下に食い込める。
ウィンシュナイトは久々で期待ほど走れなかったが,内容は悪くなかった。勝ち星には昨年の巴賞以来恵まれていないが,中距離はベスト。2頭出しの藤沢きゅう舎,岡部騎乗も不気味だ。

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