2021-22 NHK杯・男子FS
2021/11/13 19:35開始
宇野が自己ベストで優勝 GPファイナル出場も決める
順位
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総括
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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が13日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた。男子シングルFSには宇野昌磨(トヨタ自動車)、山本草太(中京大)、ヴィンセント・ジョウ(米国)らが登場した。
シングルを首位発進した宇野は、4回転を5度組み込んだ高難易度のプログラムに挑んだ。4フリップのみ2回転となったが、その他はしっかりと着氷し、FS187.57点、総合290.15点で優勝。2018年以来2度目のNHK杯王者となり、12月9日に開幕するGPファイナルの出場も決めた。
SPで2位だったヴィンセント・ジョウも5度の4回転に挑んだが、ジャンプにミスが出て総合260.69点の2位。山本はSPで5位発進だったが、総合7位となった。16歳の三浦佳生(目黒日大高校)が、総合8位で続いた。
テキスト速報
11:宇野昌磨
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宇野昌磨の演技がスタート。SPはコンビネーションで安全策を選ぶも、クリーンに滑り切り首位発進。2018年以来、2度目の優勝を狙う。
冒頭の4ループをきれいに降りると、4サルコーも着氷して流れに乗る。予定していた4トーループ+3トーループはセカンドジャンプを2回転に変更。「ボレロ」の壮大な曲調をステップで表現したものの、続いて挑んだ4フリップは2回転となってしまう。コンビネーションを予定していた4トーループも単独となったが、直後のトリプルアクセルからの3連続ジャンプは見事に着氷。ラストは笑顔でダイナミックなステップを刻み、観客を沸かせた。高難易度のプログラムに果敢に挑み、会場はスタンディングオベーションに包まれた。
10:ヴィンセント・ジョウ
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ヴィンセント・ジョウの演技がスタート。SPは回転不足を取られるシーンもあったが、伸びやかなスケートで2位発進。
冒頭に予定していた4ルッツが抜け、シングルルッツになってしまう。続く4フリップはしっかりと着氷して立て直すと、4サルコー、4トーループも着氷。後半に組み込んだ4サルコー+3トーループはセカンドジャンプがシングルになるも、計5度の4回転ジャンプにトライした。最後のトリプルアクセルが単独になるなど、終盤は少し疲労の色も見えた。手拍子に合わせて最後まで滑り切ったが、終了後は手で顔を覆って悔しがった。
9:チャ・ジュンファン
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チャ・ジュンファンの演技がスタート。SPはジャンプに加えて力強さのあるステップもしっかりと滑り切り、3位となった。
冒頭の4トーループを鮮やかに着氷。続く4サルコーは踏切がずれて転倒したが、3フリップからのコンビネーションはしっかりと着氷した。後半に得意とする3ルッツ+3ループの連続ジャンプを決めると、「トゥーランドット」に合わせて情感豊かに滑り切った。演技後は会場の大きな拍手を笑顔で受けた。
8:マカール・イグナトフ
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マカール・イグナトフの演技がスタート。NHK杯は2度目の出場。SPは独特のスピンなど持ち味を出し切るパフォーマンスで、4位発進となっている。
高さのある4ループで出だしを飾ると、続く4サルコーもきれいに着氷。滞空時間の長いジャンプに安定感があり、4度の4回転を全て着氷した。その後はチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」の雄大な曲調に乗せてステップを披露。最後のスピンでは疲労も見えたが、ジャンプ要素は全て着氷し、演技をまとめた。
7:山本草太
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山本草太の演技がスタート。SPは持ち前の伸びやかなスケーティングでクリーンに滑り切り、5位と好発進している。
冒頭の4サルコーでステップアウト。続くジャンプは予定を変更して4トーループを組み込んだ。「これからも僕はいるよ」のしっとりとしたリズムに合わせ、持ち前の伸びのあるスケーティングで観客を引き込む。後半には3連続ジャンプもきれいに着氷した。最後は高速スピンで演技を締めくくり、やや首をかしげながらも拳を握った。
6:マッテオ・リッツォ
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マッテオ・リッツォの演技がスタート。SPは勢いのある演技を見せ、6位となった。
冒頭のコンビネーションは4トーループ+2トーループに変更して着氷。予定していた単独の4トーループは3回転となった。トリプルアクセルからの3連続ジャンプは、流れ良く着氷した。後半に曲調が盛り上がるにつれて表情も豊かになり、全身を使ってステップを刻んだ。
5:アレクサンドル・サマリン
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アレクサンドル・サマリンの演技がスタート。NHK杯は初出場となる。SPはジャンプにミスが出て7位発進。
4ルッツ+3トーループのコンビネーションを見事に着氷。続く4ルッツの単独ジャンプは3回転となった。ステップシークエンスは、1つ1つの要素を丁寧に滑っていく。高さのあるジャンプとダイナミックな表現を見せ、演技後は力強くこぶしを握った。
4:三浦佳生
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三浦佳生の演技がスタート。昨年NHK杯に初出場し、今大会のSPは8位となっている。
4ループを予定していた冒頭を変更し、トリプルアクセルから入った。続く4サルコーは手をつきそうになるも、こらえて着氷。トリプルアクセル+シングルオイラー+3フリップのコンビネーションは、高さを見せてしっかりと着氷した。終盤のステップは手足をいっぱいに使って表現。終了後は何度もうなずき、満足感を表した。
3:樋渡知樹
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樋渡知樹の演技がスタート。NHK杯は19年以来の出場で、SPは9位発進。
冒頭の4サルコーはこらえて着氷。続く4トーループからのコンビネーションはきれいに決めた。映画「アーティスト」の軽快なメロディと会場の手拍子に乗り、後半はジャンプを立て続けに成功。終盤のステップはエネルギッシュに魅せた。
2:ナム・グエン
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ナム・グエンの演技がスタート。NHK杯は2017年以来の出場。SPは10位となっている。
4サルコーはきれいに着氷し、続くトリプルアクセルのコンビネーションはセカンドジャンプでバランスを崩すも、何とかこらえた。ポジションチェンジのスムーズなスピンも披露。終盤はやや表情をゆがませたシーンもあったが、曲調に合ったスケーティングで滑り切った。終了後は安心したような笑顔も。
1:カムデン・プルキネン
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カムデン・プルキネンの演技がスタート。NHK杯は初出場で、GPは今大会が初戦。SPは3つのジャンプすべてにミスが出て11位スタートとなっている。
冒頭の4トーループは手をつくも、なんとか転倒はこらえる。3ルッツからの3連続ジャンプはきれいに着氷した。いくつかミスが出たものの、SPから修正を施して演技をまとめた。
見どころ
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が13日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われる。男子シングルSPには宇野昌磨(トヨタ自動車)、山本草太(中京大)、ヴィンセント・ジョウ(米国)らが登場する。
SPでクリーンな演技を見せて首位発進した宇野は、今季GPシリーズの初勝利なるか。僅差で追うヴィンセント・ジョウは、スケートアメリカに続くGP連覇を狙う。SP5位の山本や16歳の三浦佳生(目黒日大高校)も、観客を沸かせる演技で上位進出を狙いたい。
【結果】男子SP
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