2021-22 NHK杯・男子SP

2021/11/12 19:00開始

宇野が首位発進 ヴィンセント・ジョウが2位で追う

順位

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※各得点項目をタップで降順表示になります。

総括

【写真:坂本清】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が12日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた。男子シングルSPには宇野昌磨(トヨタ自動車)、山本草太(中京大)、ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)らが登場した。

10番滑走で登場した宇野は予定していた4回転-3回転のコンビネーションのセカンドジャンプを2回転に変更したものの、安定感のある滑りを見せて102.58点で首位発進。スケートアメリカで優勝したヴィンセント・ジョウが、99.51点の2位となった。山本は伸びやかな演技を見せて5位に食い込み、16歳の三浦佳生(目黒日大高校)は8位に入った。

テキスト速報

11:マッテオ・リッツォ

マッテオ・リッツォの演技がスタート。
NHK杯は3位に入った2018年大会以来の出場。今季のGPは今大会が初戦となる。
4トウループは単独にしてきれいに着氷。続く3ルッツは着氷が乱れてセカンドジャンプをつけるも2回転に。後半の3アクセルはきれいに降りた。後半、曲調がアップテンポに変わり、場内の手拍子にのって切れのあるステップを見せる。ジャンプにミスは出たが、勢いのある演技で会場を盛り上げた。

10:宇野昌磨

【写真:坂本清】

宇野昌磨の演技がスタート。
NHK杯は2018年大会で優勝して以来2度目の出場。今季GP初戦のスケートアメリカでは2位に入っている。
冒頭の4フリップをきれいに着氷、続く4トウループからのコンビネーションはセカンドジャンプを2回転に。後半3アクセルも流れのある着氷。コンビネーションでは安全策をとったが、体全体を大きく使った複雑なステップ、安定感のあるスピンでクリーンに滑り切った。

9:アレクサンドル・サマリン

アレクサンドル・サマリンの演技がスタート。
NHK杯初出場。今季のGPは第2戦のスケートカナダで8位となっている。
4ルッツは着氷で両手をつき単独ジャンプに。続く3ルッツに3トウループをつけてコンビネーションをリカバリー。後半の3アクセルもこらえた。冒頭にミスは出たがその後の要素で取り返し、映画「マトリックス」の世界を演じきった。フィニッシュ後は悔しそうな表情。

8:チャ・ジュンファン

チャ・ジュンファンの演技がスタート。
NHK杯初出場。今季のGPは先週に行われたイタリア大会で5位に入っている。
単独の4サルコウを冒頭に着氷、続く3ルッツは3ループとのコンビネーションできっちりと降り、後半の3アクセルも着氷した。3つのジャンプだけでなく力強さのあるステップと安定感のあるスピンをそろえ、クリーンに滑り切った。フィニッシュ後はほっとしたような表情。

7:ナム・グエン

ナム・グエンの演技がスタート。
NHK杯は2017年以来の出場。今季はGP初戦のスケートアメリカで8位となっている。
冒頭の4サルコウが2回転となり、セカンドに3トウループをつけようとしたが両足着氷に。続く3アクセルはきっちりと着氷。後半、単独の3フリップも流れのあるきれいな着氷。最も得点の高いジャンプでミスが出たが、その後は立て直して演技をまとめた。

6:ヴィンセント・ジョウ

ヴィンセント・ジョウの演技がスタート。
NHK杯は2018年大会以来の出場。GP初戦のスケートアメリカではネイサン・チェン、宇野昌磨を抑えてGP初優勝を果たした。
4ルッツ+3トウループは高さのあるきれいなジャンプで着氷。続く単独の4サルコウもしっかりと着氷。後半、ターンの連続から3アクセルも着氷した。優勝したスケートアメリカから好調を保ち、今回も伸びやかでクリーンな演技を披露。場内はスタンディングオベーションに包まれた。

5:マカール・イグナトフ

マカール・イグナトフの演技がスタート。
NHK杯は2019年大会以来2度目の出場。今季のGPは第2戦のスケートカナダで4位に入っている。
冒頭の4ループをきれいに着氷、続く4トウループ+3トウループも落ち着いて着氷。後半3アクセルも流れを保ってきれいに降りた。高難度のジャンプだけでなく、独特のポジションのスピンやステップも丁寧にこなし、最後までクリーンに滑り切った。

4:カムデン・プルキネン

カムデン・プルキネンの演技がスタート。
今季はUSインターナショナルクラシックで4位。NHK杯は初出場で、今季GPは今大会が初戦となる。
冒頭の4トウループは開いて2回転に。続く3アクセルは軸が斜めになり転倒。後半3ルッツからのコンビネーションはセカンドジャンプがシングルになった。体をいっぱいに使ったステップなどで壮大な音楽を表現したが、3つのジャンプすべてにミスが出てしまった。

3:樋渡知樹

樋渡知樹の演技がスタート。
2019年の世界ジュニアチャンピオン。NHK杯は19年以来の出場で、今季のGPは第2戦のスケートカナダに出場し11位となっている。
単独の4サルコウをきれいに降り、続く3アクセルもきれいに着氷。後半、4トウループが2回転となりコンビネーションにできず。体の柔らかさを生かしたバレエジャンプやスピンなどで見せたが、得点源のジャンプにミスが出てしまった。

2:山本草太

【写真:坂本清】

山本草太の演技がスタート。
今季はGP第2戦のスケートカナダに出場し7位。当初はGP1戦のみのエントリーだったが羽生結弦の欠場により2戦目の出場権を得た。
単独の4サルコウ、続く3アクセルといずれも流れのあるきれいな着氷。後半、3フリップ+3トウループのコンビネーションもきれいに決めた。持ち前の伸びやかなスケーティングとともにしっとりとプログラムを演じきり、フィニッシュ後は力強くこぶしを握り締めた。

1:三浦佳生

【写真:坂本清】

三浦佳生の演技がスタート。
昨年NHK杯に初出場し、フリーでは2位となるなど健闘。今季もジュニアカテゴリをメインにしているが、2年連続でのエントリーとなった。
冒頭4サルコウをきれいに着氷。続く4トウループからのコンビネーションはファーストジャンプで乱れ、なんとかセカンドジャンプをつける。後半の3アクセルは流れのあるきれいな着氷。中盤以降は場内の手拍子に後押しされながら勢いを保ったまま滑り切った。ミスは出たが、フィニッシュでは笑顔。

見どころ

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦となるNHK杯が12日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕する。12日にSPが行われる男子シングルには宇野昌磨(トヨタ自動車)、山本草太(中京大)、ヴィンセント・ジョウ(米国)らが出場する。

出場を予定していた羽生結弦(ANA)は右足関節靱帯(じんたい)損傷のため、4日に欠場を発表。今季の第1戦であるスケートアメリカで2位に入った宇野は、同大会で優勝したジョウとふたたび顔を合わせる形となった。山本や16歳の三浦佳生(目黒日大高)ら、若い選手たちが国内のファンに成長した姿を見せられるか、その点にも注目が集まる。

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