RISE185

1/25 17:15 東京・後楽園ホール

第1試合/ライト級(-63kg)3分3R

3R・KO

 1R、杉田は前蹴り、ミドル、ローと先攻するが、雅志がパンチで出て杉田を後退させる。杉田は距離を作って蹴りの展開に戻すが、雅志の頭がバッティングとなってしまう。再開すると、雅志は距離を潰して左フック、右ストレート。杉田は組み止めヒザを突き上げる。

 2R、杉田は雅志にロープを背負わせローキック。雅志はしかし蹴りの間合いを潰して右ストレート、ヒザと攻めて杉田を追い詰める。雅志はジャブで杉田をスリップダウンさせ、左右のストレートで攻めるが、杉田も左フック、ストレートで反撃する。

 3R、雅志の右ストレートに杉田がヨロめく。杉田はローキックで出て行くが、雅志が前進をかわして体を入れ替え、ストレートとフックをまとめスタンディングダウンを奪う。

 さらに雅志が連打をまとめ、レフェリーが間に入って試合を止めると同時に杉田が崩れ落ちた。

第2試合/スーパーフェザー級(-60kg)3分3R

判定

 1R、両者ローと前蹴りの蹴り合いからスタート。堀はパンチから蹴りにつなげ、カーフキックと前蹴りでとらえる。ボクシング出身の内田はパンチで切り込むが、堀は少し離れた蹴りの間合いを保つ。カーフで足が効いている様子の内田。

 2R、堀はやはり距離を作ってパンチから蹴り。内田は近距離に持ち込みフックを中心にパンチを回転させるが、堀もやはりローとカーフを決める。内田の圧力があってかやや口が開く堀だが、クリンチも織り交ぜてしのぐ。

 3R、堀がカーフを当て、内田は脚を気にする素振りを見せる。クリンチで堀に組みつくが、レフェリーは内田を注意。ラウンドが進み内田は前に出るが、堀はそこに前蹴り、ミドルを合わせる。内田のインローに堀がバランスを崩す場面もみられる。

 判定は30-29、29-29、29-28の2-0で堀。プロ初勝利を上げた。

第3試合/ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R

判定

 1R、オーソドックスのきたりこに対し夢空はサウスポー。前に出てくるきたりこに対し、夢空は右に回って前蹴り、パンチで迎え撃つ。しかしきたりこは前後のステップで間合いを詰め、夢空にパンチを回転させる。

 2R、夢空は前蹴り、右フックできたりこを止めんとする。接近戦に持ち込んだきたりこはパンチからロー。だが、夢空もプッシングを交えて応戦し、きたりこを下がらせる。終盤は夢空がステップバックして距離を作って前蹴り、前に出て組みからのヒザと入れる。

 3R、両者手数を上げて交戦。接近戦での押し合いから夢空が連続で左ミドルを当てる。夢空はストレートに続いての左ローできたりこの体勢を崩す。ローを返すきたりこだが、夢空がフックからのアッパーとパンチをまとめる。

 判定は30-28、30-28、30-28の3-0で夢空。RISE初勝利に涙を見せた。

第4試合/ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R

判定

 1R、ボクシング出身の宮本だが、ローからハイを放って当てる。両者ストレートの打ち合いとなるが、宮本はローキックを忘れない。左フック、右ストレートを振るうミンジュだが宮本は当てさせず対処する。

 2R、宮本はミンジュのストレートとフックを目先でかわし、前蹴り、右ストレート。宮本は距離感のよさを見せ、ミンジュの攻撃に空を切らせ逆にボディフック、ローと当てる。ミンジュのオーバーハンドにも逆に左フックをカウンターする。

 3R、ミンジュは前進を強化。しかし宮本はこれに下がらず、左ボディフックで削る。さらにハイキック、ストレート、右アッパーと宮本は攻撃を散らす。見切りのよさを落とさない宮本はバックキック、スイングフックと繰り出して終える。

 判定は30-27、30-27、30-27の3-0で宮本。これでデビューからの5連勝とした。

第5試合/フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R

2R・KO

 1R、山元は前に出てロー、ミドル。指田は山元の蹴りを手で受け流してローを返し、パンチを振るう。山元はサウスポーにスイッチし、左ミドルを中心に指田を追う。だが指田も左フック、パンチのフェイントで山元をけん制する。

 2Rも山元はサウスポー。山元のローに指田は右ストレートをカウンターし、山元の動きが止まるとさらに右フック、足払いでのコカしを見せる。指田は右ストレートからの右フックでとらえ山元をダウンさせる。

 立ち上がった山元は右ストレート、左フックと打ち合いに臨むが、指田は逆に右ストレート、左フックと打ち込んで山元を沈め、初のKO勝利を上げた。

 勝利した指田は「やっとみんなにKOするところを見せれて最高に嬉しいです。一人ずつ倒してチャンピオンにたどり着くので、これからも応援お願いします」と喜びの声を上げた。

第6試合/フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R

判定

 1R、宮崎はサウスポーで上背にまさる拳剛にプレッシャーを掛けていく。リーチ差がある宮崎だが、ボディストレート、ミドル、ローと攻撃を当てる。しかし終盤、拳剛は前に出ると左フックを決めダウンを奪取。宮崎が立ち上がり初回終了となる。

 2R、拳剛は圧力を強めて宮崎をロープに詰め左右のパンチで迫るが、ここは宮崎が逃れる。ダウンの影響が感じられる宮崎だが、前に出てロー、ミドルと当て拳剛を攻めさせない。

 3R、距離を作らせまいと前に出る宮崎だが、拳剛はストレートをカウンター。宮崎はこれに崩れるがスリップの裁定。それでも前に出る宮崎だが、拳剛は左フックを当て、クリンチでも組み止める。

 判定は29-28、30-28、30-27の3-0で拳剛。ベテラン対決を制した。

第7試合/フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R

判定

 1R、大森がフリッカージャブで先制。ロープ際の攻防で大森の蹴りが下腹部に入ってしまい、一時インターバルが取られる。再開すると大森が左フック、バックキック。しかし今度は平野の蹴りが大森にローブローとなってしまう。リスタートし、パンチで詰める大森だが、平野が左フックをヒットする。

 2R、大森はサウスポーで向かって左ミドル。平野はこれに右の蹴りで向かうが、大森が左フックでとらえる。しかし打ち合いで平野もストレートとフックを返し、大森は左目内側から出血が見られる。大森の傷にドクターチェックが行われるも再開。両者その後のクリーンヒットは上げられずに終える。

 3R、頭を動かしながら左フックを放っていく平野に大森はヒザ蹴りで応戦。平野の前進を大森はやや持て余す。しかし大森はサウスポーに変わっての左ミドル、ヒザ、ボディフックと平野を削る。

 判定は30-29、29-28、29-28の3-0で大森。マイクを持つと「僕らは本気でやっていて、この業界を大きくしたいと思っているので、みなさん外に広げていけるようにご協力お願いします」とファンに呼び掛けた。

第8試合/バンタム級(‐55kg)3分3R延長1R

判定

 1R、両者サウスポーで京谷が左ローを当てる。伊東のローは京谷が見切ってかわす。思い切りよく左パンチを大きく振るっていく伊東だが、京谷はよく見えており潜ってかわす。逆に出て左ストレートを当てた、京谷は伊東の打ち返しを再び潜ってかわす。

 2Rも伊東は踏み込んでの左を振るうが京谷はダッキングを合わせてかわす。伊東のステップインに合わせ、京谷はストレートをカウンターし伊東をダウンさせる。伊東はしかし立ち上がると左の強振を続行する。

 3R、京谷はロープを背に伊東を迎え撃つ。左をダッキングでかわす京谷だが、伊東は右フック、左ストレートもフォローしパンチを当て始める。そして踏み込んでの左ストレートを当てダウンを奪い返す。

 立ち上がった京谷に伊東は再び左ストレートを当て、京谷はこれに崩れてロープにもたれ、レフェリーがダウンを宣告する。残り時間は少ないが、伊東はさらにダウンを狙って前に出て終了する。

 判定は28-27、28-27、28-27の3-0で伊東。ダウンを奪い返して逆転勝利した。マイクを持つと前の試合で勝利した大森隆之介に呼び掛け、将来の対戦をあげつつも「またインスタライブしましょう」と2人で約束を交わした。

第9試合/ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R

判定

 1R、憂也の前蹴りを流し、サモが左フック、ストレートをヒット。サモは歩きながらサウスポーに変わってパンチを出し、ローキックも当てる。憂也はしかしガードを上げて前進してプレッシャーを掛けていく。

 2R、サモは前後にステップを踏むが、憂也はこれに対し引かずに追い詰める。しかしサモもローとストレートを返してきて、憂也は攻勢を取れない。サモは足を上げながらのストレート、バックブローと変則の攻め。

 3R、憂也が前に出てストレート、左フックと振るうが、サモはスウェーしてかわす。憂也はサモが前に来ても受け止め押し戻す。そしてストレートを当てサモが後退。しかしその後はサモの組んでのヒザに阻まれる。

 判定は30-29(サモ)、29-28(憂也)、29-29でドロー。延長Rに突入となる。

 EXR、開始からサモがピッチを上げて攻める。憂也はパンチでカウンターを取るが、サモは止まらず攻め出てくる。サモは顔面前蹴り、ハイキックと余力を感じさせる攻撃。憂也は鼻血が見られる。

 判定はサモ、憂也と割れた後でサモ。2-1で勝利を手にすると、「海人との対戦を楽しみにしていてください」とアピールした。

第10試合/-61.5kg契約 3分3R 延長1R

判定

 1R、ペンジェーはサウスポーから細かに右手を前後させ常陸に向かう。常陸は前蹴りをさばいてボディストレート。ペンジェーは頭の上下動も見せるが、攻防の中でペンジェーのヒジが当たってしまい常陸は右まぶたをカット。ドクターチェックの後で再開となる。

 頭を低くしてパンチを放つ常陸にペンジェーはヒザを突き上げて狙う。しかしヒザを狙うペンジェーに右ストレートを打ち込み、常陸がダウンを奪う。

 2R、細かく右腕を前に出すペンジェーに常陸はボディストレート。しかし身を低くする常陸にペンジェーはヒザを突き上げ、前蹴りでコーナーに突き飛ばしパンチで迫る。ここは逃れた常陸だが、ペンジェーはボディへのヒザを効かせ、さらに連打で畳み掛ける。常陸の出血が再び見られてドクターチェックに。常陸はこの間にダメージを回復させる。

 3R、常陸はローを入れながら慎重に戦い、前へ行ってのヒザ被弾を避ける。ならばとペンジェーは前に来てボディへのヒザを常陸に効かせる。前蹴りもボディに受けた常陸はガードを下げノーガードからカウンターを狙う。ペンジェーに打ち込まれるが、常陸は左右のスイングフックを当て、逆にペンジェーの腰を落とさせる。

 判定は29-28、29-28、29-28の3-0で常陸。勝利するとマイクを持ち、「自分は本当にこれしかなくて、こういう試合しかできないですけど、泥臭くコツコツ生きてきて、こういう試合しか見せれないですけど、誰かに少しでもパワーを与えられたら嬉しいです」と話し、3月の世界トーナメント出場をアピールするとともに来場を呼び掛けた。

第11試合/SuperFight! -58kg 契約 3分3R延長1R

判定

 1R、安本はサウスポーで向かって左ミドル、左ローを入れていく。オーソドックスに変わるとシャンチンはフックとストレートで切り込む。サウスポーに戻った安本は距離を取って左ミドルを飛ばしていく。ラウンド終盤、安本はオーソドックスになり圧力を掛けつつ攻撃を狙う。

 2R、安本はローから右ハイキック。鼻血の見られるシャンチンは左フック、右ストレートと放つが、安本はスウェーしてかわす。ローとカーフでダメージを与えていく安本。シャンチンは鼻血が激しくなり、ドクターチェックに。口からも出血が見られるシャンチンだが再開。

 シャンチンは左ボディからの右フックを当て、安本はこれにややフラつくが、その後のフックはダッキングしてかわす。

 3R、距離を作った安本はシャンチンを前に来させ左フックをカウンター。打ち合いの中で再度左フックを当て、さらにバックスピンキック、三日月蹴りと当てる。見切りに余裕を感じさせる安本はシャンチンのパンチをかわしミドル、三日月蹴りと加えて終了する。

 判定は30-28、30-28、30-28の3-0で安本。王者第1戦を飾った。マイクを持つと「すみません、こんな締め方で終わってしまって。自分のいいところが出せなかったので、倒せる、RISEを引っ張っていける選手になって帰ってくるのでよろしくお願いします」反省を交えて語った。

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