ファンが選ぶ!大阪桐蔭「歴代最強チーム」&「好きなOB」

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 スポーツナビで読者投票を実施した「ファンが選ぶ! 大阪桐蔭好きなOB」。ファンの方に好きなOBを最大3人まで選んで投票してもらいました。同校OBの中で人気ナンバーワンは、果たしてどの選手か?

※上位はスポーツナビアプリでご覧いただけます。

ランキング

順位 名前(ポジション)球団、進路など 卒業年度 得票率
1 森友哉(捕手)西武 13年度卒 31.06%
2 藤浪晋太郎(投手)阪神 12年度卒 28.97%
3 根尾昂(内野手/投手)中日 18年度卒 25.67%
4 藤原恭大(外野手)ロッテ 18年度卒 22.97%
5 中村剛也(内野手)西武 01年度卒 21.77%
6 浅村栄斗(内野手)楽天 08年度卒 18.29%
7 中田翔(内野手)巨人 07年度卒 13.70%
8 今中慎二(投手)元中日 88年度卒 11.00%
9 西岡剛(内野手)元ロッテ、阪神など 02年度卒 6.87%
10 岩田稔(投手)元阪神 01年度卒 6.27%
11 平田良介(外野手)中日 05年度卒 6.12%
12 山田健太(内野手)立教大 18年度卒 4.32%
13 福井章吾(捕手)慶応大→トヨタ自動車 17年度卒 3.63%
14 中川卓也(内野手)早稲田大 18年度卒 3.42%
15 岡田雅利(捕手)西武 07年度卒 3.27%
16 辻内崇伸(投手)元巨人 05年度卒 3.15%
17 徳山壮磨(投手)DeNA 17年度卒 2.58%
18 池田陵真(外野手)オリックス 21年度卒 2.16%
19 峯本匠(内野手)立教大→JFE東日本 14年度卒 2.10%
20 柿木蓮(投手)日本ハム 18年度卒 1.77%

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解説

森は2年時に春夏連覇を経験し、甲子園には4季連続出場。プロでも1年目から結果を残し、19年には首位打者を獲得するとともに最優秀選手にも輝いた。ファンからは「現役最強キャッチャーだと思う」という声も【写真:アフロ】

 甲子園で初めて春夏連覇を達成した2012年当時の黄金バッテリーがワンツーフィニッシュを飾った。

 1位は捕手の森友哉。「バッティングフォームが好き」「小柄ながら、フルスイング」「物怖じしない性格も豪快なスイングも高校生当時からずば抜けていた」などと、体全体を使ってフルスイングする姿に魅了されているファンが多いようで、「桐蔭史上最強バッター」「高校の時から、打撃が完成していたと言っても過言ではない」「これほど甲子園で打ち続けた打者を見たことがない」「率をしっかり残し、ここぞの場面でしっかりと打つ」といった賛辞も聞かれた。

 女房役だった森の1学年上の藤浪晋太郎が2位。ファンからは、「150キロ超えのストレート、140キロ超えのフォークなどを2012年当時、高校生で投げて結果を出し続けるのは衝撃だった」「高校時代からプロ入りすぐまでの活躍が本当にすごくて、将来どうなるのかわくわくしながらファンになっていた」「大谷世代と言われるが、春夏連覇を成し遂げたエースは彼なので、藤浪世代と言っても過言ではない」といった声のほか、「プロ野球で今苦しんでいて、復活してほしい」「今の状況を脱することができれば世界レベルの投手になれる」と、復活を期待するエールも寄せられた。

 2回目の春夏連覇を果たした2018年当時の中心選手だった2人が、3位と4位にランクされた。3位に入った根尾昂を選んだファンから届いたのは、「どのポジションでも守れるポテンシャルがあり、真面目で一生懸命でスター性がある」「最近は二刀流になっていますが、華がある選手と思います」「じわじわと進化する様が気になるし、人間性が善すぎる」などの声。一方、4位の藤原恭大には、「高校野球時代、打席に立つだけで雰囲気が違った」「走攻守全てプロレベルだと思った」「スピード感満載のプレーに魅了された」といったコメントが届いた。

中田は1年夏から甲子園を沸かせ、プロ入り後は日本ハムの看板選手に。巨人に移籍して2年目の今年、完全復活を持ち望むファンは多いだろう【写真は共同】

 中村剛也が藤原に僅差の5位。ファンには最大3人まで投票してもらったが、上位4人と同じく得票率は20パーセントを超えた。「球界の宝でありレジェンド」「現役最強スラッガー」「何本でもホームランを打ちそうな空気を纏っている」などの称賛に加え、「バットスイングが好き。三振しても好き」「おかわりくんを知った後で大阪桐蔭卒と知った」というファンも。

 数年前まで中村や森とともに西武の超強力打線の中核を担った浅村栄斗が6位、続く7位にもスラッガーの中田翔が入った。浅村には、「史上最強の1番打者と言われるほど、走攻守が高校生のレベルではなかった」「逆方向打ちがすごい」「インコースの捌き方が好き」「歴代の中でもトップクラスのセカンド」、かたや浅村の1年先輩にあたる中田には、「パワーがすごくて高校生の新しい時代が来たと思った」「打率が悪くともチャンスで打点を稼ぐ力を持っている」「スイングが豪快なところと、外野と内野を守れるユーティリティさが好き」「小学生の時、最初にファンになった選手」といったコメントが寄せられた。

 中村の1年後輩である西岡剛もトップ10入りした(9位)。投票したファンから届いたのは、「高校でもプロでもすごかった」「怪我が多かったけど勝負強かった」「西岡がきっかけで野球を始めた」「今でもNPBに戻ってやってほしいくらい好きです」といった声だ。

今中の高校時代はPL学園の隆盛期であり、甲子園出場は叶わなかったが、ドラフト1位で入団した中日でエースとして活躍。プロ5年目の1993年には最多勝、最多奪三振のタイトルに加え、沢村賞も受賞した【写真は共同】

 藤浪以外の投手では2人の左腕が上位10人に名を連ねた。大阪桐蔭高を卒業した初めての世代で、1990年代に中日のエースとして活躍した今中慎二が8位、関西大を経て入団した阪神で16年間プレーした岩田稔が10位に入っている。

「球速以上の速さを感じる速球と緩やかに落ちながら曲がるスローカーブが絶妙だった」「緩急に脱帽」という今中は、「ぜひ生で見てみたかった伝説の左腕」「スローカーブとストレートの組み合わせで打者を打ち取ったのを動画などで見たことがある」と、リアルタイムでそのプレーを見ていないファンからも支持を得た。一方の岩田には、「病気と戦いながらの活躍に勇気づけられていました」などと、糖尿病を抱えながらマウンドに立ち続け、第一線で長くプレーしたことを称えるファンの声が多く届いた。

 11位以下に目を移せば、プロ入りしていない4人の選手がトップ20に入った。2018年の春夏連覇のメンバーで、現在立教大4年の山田健太(12位)には、「今年のドラフト候補で期待している」「浅村を超える可能性を秘めていると思う」という声が。山田の同級生で、春夏連覇当時のキャプテンだった中川卓也(早稲田大4年)も、「しぶとい打撃をするなと感じた」などと支持を集め、14位にランクされた。

 2018年の春夏連覇メンバー以外では、山田、中川の1年先輩で、慶応大を経て今春からトヨタ自動車でプレーする福井章吾が13位。投票したファンからは、「翌年の連覇への道筋を作った最強キャプテン」「チームを盛り上げながらまとめることができる、理想の捕手だと思います」といった称賛の声が寄せられた。さらに2014年夏の甲子園優勝メンバーで、「天才的な打撃センス」という峯本匠が19位に食い込んだ。

(企画・編集:YOJI-GEN)

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