ボートレース宮島のヴィーナスシリーズ第23戦（3月12日～17日開催）は14日、予選3日目が終了した。大瀧明日香（静岡出身・愛知支部）が1･2･1･2･1･1着のオール2連対で予選首位に浮上。予選2位に勝浦真帆（岡山出身・岡山支部）、予選3位に野田部宏子（福岡出身・福岡支部）がつけている。

　さてシリーズ前半戦を終えた宮島だが、後半戦の注目ポイントの1つに"若手勢"を挙げたい。今節はデビュー初1着をめざしているレーサーが以下の8人もいる。

・岩崎　麗子（群馬・群馬・133期・23歳）
・高木　茉白（埼玉・埼玉・134期・18歳）
・中嶋　世奈（北海道・静岡・134期・18歳）
・赤松　咲香（高知・徳島・135期・23歳）
・諏訪　玲奈（岡山・岡山・135期・22歳）
・野田　亜湖（徳島・徳島・135期・20歳）
・戸田海咲音（山口・山口・135期・18歳）
・出穂　和鼓（山口・山口・135期・17歳）
※()内は出身・支部・期・年齢

　このなかで最も水神祭に近いのは中嶋世奈（なかじませな・北海道出身・静岡支部18歳【冒頭の写真】か。昨年5月デビューの134期生。前々節の鳴門一般戦で3着（3連単1万1310円）に入って自身初の3連対をマークすると、これで自信をつけたのか前節の常滑一般戦では3日目に3着（3連単2万8090円）、4日目に2着（3連単1万7690円）と立て続けに連絡みして高配当に貢献した。3月2日に18歳の誕生日を迎えたばかりの新成人が、ここにきて急激に力をつけ始めている。もういつデビュー初1着を飾っても不思議ではない状態だろう。

　同じく134期の高木茉白（たかぎましろ・埼玉出身・埼玉支部18歳【写真上】も楽しみだ。ボートレーサー養成所時代のリーグ戦では優勝も経験するなど勝率5.83をマークしていた注目株。デビューからこれまで15節（今節を含む）走って通算3着2本でまだ2連対ゼロだが、今後成績を上げてくる可能性は十分だろう。

　なお134期では増本杏珠が2月末の大村一般戦でデビュー初1着を飾り、134期女子の水神祭一番乗りを果たしている。これに刺激を受けているであろう中嶋と高木の134期勢に注目しておきたい。

　135期ではボートレーサー養成所時代にリーグ戦勝率6.33の活躍を見せて修了記念レースでも優出5着に入っている諏訪玲奈や、同じくリーグ戦勝率6.23の好成績を残した赤松咲香らに期待したい。諏訪は前節の唐津一般戦で3着に入って自身初の3連対をマークしている。

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