花粉症悪化のリスクが高い「意外な食べ物」とは
人体に有害なものを排除する「免疫反応」と、過剰な免疫反応を抑える「免疫抑制」のバランスが崩れ、免疫反応が過剰に働くことで、花粉症などのアレルギー疾患が引き起こされると考えられています。
過剰な免疫反応を抑制する「制御性T細胞」の働きが鈍ると、花粉症の症状が悪化する
この細胞は、アレルギーや炎症性疾患などを引き起こす過剰な免疫反応を抑制する働きがあります。しかし、何らかの原因でこの細胞の働きが低下すると、花粉症の症状が悪化することがあるのです。
今年、急に症状が悪化した方は、「制御性T細胞」の働きが鈍っているかもしれません。
「制御性T細胞」の働きが鈍る原因のひとつは「腸内環境の悪化」
トレーニングに関心のある方は「赤身肉」を好んで食べると思いますが、食べすぎると逆効果です。
赤身肉を食べ過ぎると腸内環境が悪化しやすい
内藤先生:赤身肉に含まれるアミノ酸は、腸内細菌によって分解されると硫化水素を生成します。硫化水素は腸管の粘膜バリア機能を低下させ、炎症を引き起こす可能性があります。
二次胆汁酸もまた、腸内の炎症を引き起こし、腸管バリア機能を低下させる可能性があるのです。腸内で炎症が引き起こされると、「制御性T細胞」の数や機能が低下し、免疫抑制がうまく働かなくなります。
その結果、花粉に対する過剰な免疫反応が抑えられず、花粉症の症状が現れやすくなると考えられています。
腸内環境を整え、制御性T細胞の働きを高めることが、花粉症を軽減するためには重要です。
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ