バンカーが苦手なのはクラブのせい? SW選びは狙ったところに落とせる“ヘッドの重さ”が大事
バンカーが苦手な人は、打ち方以前に使っているウェッジに問題があるかもしれない。特に注目したいのがヘッドの重さ、重すぎるから狙ったところにヘッドを落とせないのではないだろうか。バンカーが苦手な理由はなぜか? 大蔵ゴルフスタジオのフィッター・金子氏とゴルフギアライター・T島氏が語り合います。
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ゴルファーの多くはウェッジのシャフトが重すぎる?
金子 はい、女性ゴルファーでバンカーが得意という方は、相当な上級者でしょうね。
T島 フィッター金子的には、相談を受けたらどうするの?
金子 「BunkR」みたいなウェッジをオススメしたりもしますね。フェースを開かなくてもボールが上がるようにロフトが64度なうえに、ワイドソール、ハイバウンスになっているのが特徴です。バンカーが苦手な方にオススメしたい要素が満載ですね。とってもよく出来てる印象を持ちました。でも、どうしてバンカーから出ないのか? という原因はゴルファーによって違うんです。その原因をちゃんとわかっている方が少ないですね。
T島 なるほど。そうだね。「BunkR」の標準シャフトは、女性にとっては重め・硬めなので、女性ゴルファーにはそのままでは使いづらいでしょう。シャフトをカスタムできないのは、カスタムがお得意のピンさんらしくない。まあチッパーの「ChipR」はレディースが出たので「BunkR」でも出るのかもね。でも、やっぱりそもそもなんでバンカー苦手がなのかを知るのは大切よね!
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T島 そうだね。短く持つことが多いのでシャフトを硬く感じやすい。
金子 T島さんの記事で読んだことがありますが、狙った所にヘッドが落とせるか? というのも大事かと思います。
T島 ボールの手前に線を引いて、ヘッドを入れる練習ね。いろいろなウェッジでやってみると、面白いことがわかります。ヘッドの重さやグースの具合などで、狙った所にヘッドを入れやすい入れにくいが変わるんです。そもそも女性の場合は入れる位置が安定しにくいわけです。
金子 ヘッドの重さとても大切です。女性用のアイアンセットのウェッジって、軽すぎることがほとんどなんですが、ウェッジで人気の外ブラのヘッドは重すぎる。両者の中間くらいの重さがいいんですけどね。
T島 すごくカッコいいけど、日本の一般男性にもちょっと重いと思うわ。
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まずは「狙ったところにヘッドを落とせる重さ」のヘッドを見つける
T島 ヘッド重量、ソール形状、シャフト選び、長さ、あとロフト角ね。
金子 そうですね、ロフト角が大きくなればなるほど飛ばないので飛ばすためにはパワーが要ります。
T島 T島的には、56度、54度ぐらいでも充分かと思いますよ。フェースなんか開かなくてOK。まずはバンカーから飛ばすことです。
金子 そうですね。アゴが高いバンカーのコースがホームコースなら、ロフト角の大きいウェッジをオススメしますが、そうでない場合は56度ぐらいあれば十分です。
T島 そもそもバンカーショットでちゃんとエクスプロージョンさせて、グリーンオーバーしたことある人ってほとんどいないんじゃない?
金子 トップしてオーバーはあるけど、キレイに打ってオーバーってなかなかありませんよね。
T島 ミスの原因をしっかり把握することが大切です。まずは狙った位置に、だいたいでいいからヘッド入れられるウェッジが良いね。そこからはソール形状の話になる。
金子 そうですね。大蔵ゴルフスタジオはオークラランドゴルフという練習場の中にあるんです。バンカー練習するところもありますから、原因分析からご一緒できます。
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タイガーはウェッジのシャフトをアイアンよりもやわらかくしている
金子 まずは使いやすいウェッジを探しましょう。やさしいウェッジは、ワイドソール、ハイバウンスがやさしいと一般的には言われていますが、その真逆が合う人も多いです。
T島 ピンの「BunkR」はワイドソールですが、うまくソールにカーブを付けています。ワイドだけど地面や砂に当たるところは、そんなにワイドじゃない。上手いこと作っています。
金子 バンカーが苦手という方は、アプローチにも何らかの不安を抱えている方が多いです。特別な一本をセッティングに加える前に、今持っているウェッジを見直してみることも大切かと。
T島 人気があるもの=良いもの。これは間違いないけど自分にマッチしているかどうかはまた別の話。
金子 ウェッジのシャフトを変えたら得意になった! なんて方も少なくないですよ。
T島 そうだろうね。タイガー・ウッズだってアイアンセットよりやわらかいシャフトを使っているんだし。1Wのフィッティングよりもウェッジフィッティングのほうがスコアにいい影響をもたらすと思うよ。
金子 市販のウェッジをお使いの方で、ヘッドが重すぎる、シャフトが硬すぎる場合が多いので、自分にとって使いにくいウェッジを無理して使っているのがバンカー苦手の原因だったりします。まずはウェッジを自分仕様にして、それでもバンカーが苦手なら、特別な一本を入れるというのはいかがでしょう?
T島 そうだね。ウェッジというとスピン性能ばかり気になっている人がいますが、実はヘッド選び、シャフト選び、長さ。あとロフト角が大きいとライ角がとても大切になるし、カスタマイズすることで劇的に変わる番手だよね。
金子 大蔵ゴルフスタジオは原因分析からお付き合いします。
T島 ちなみにピンの「BunkR」は、バンカー専用というわけじゃなく、ロブウェッジとしてもとっても面白いので試してみて欲しい逸品です。
金子 また欲しくなったんでしょ?
T島 バレた?
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ゴルフ関連のライター、動画撮影編集、ブロガー、フォトグラファー、YouTuber的な(笑)、いろいろやってます。ゴルフ、クルマ、カメラ、音楽、映画、ガジェット、が好きです。以前は、店舗の運営、出店、立て直しを25年やってましたが、何故かこんな仕事をしています。
取材協力/大蔵ゴルフスタジオ世田谷
住所:〒156-0053 東京都世田谷区桜3-24-1 オークラランドゴルフ練習場内
営業時間:11:00〜19:00
定休日:毎週月曜日
TEL:03-6413-9272
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