1. FCケルン | 1. FCケルンとA-pfeile広島が「ウォーキングフットボール ダレデモ体験交流会」を開催!

1.FCケルン
チーム・協会

【©︎1FCKoeln】

広島でサンフレッチェ広島と提携しているドイツのサッカークラブ「1. FCケルン」と、障がい者サッカー団体「A-pfeile広島」が合同で「第2回ウォーキングフットボール ダレデモ体験交流会」を開催した。

このイベントには、サンフレッチェ広島の塩崎浩作普及部ダイレクター、ドイツからは1. FCケルンサッカースクールリーダーのジモン・シャイべ氏、そして元ケルン選手で現在U12チームの監督を務めるエヴァンゲロス・ネソス氏が参加。

子どもから大人まで、男女、障がいの有無、国籍を問わず多くの人々が集まり、ウォーキングフットボールを楽しみながら汗を流す非常にインクルーシブなイベントとなった。

いざ、ウォーキングフットボール開始!

今回は初参加の方も多かったことから、緊張を和らげるためのウォーミングアップとして「氷鬼ごっこ」からスタート。鬼に捕まると氷のように固まり、他の人が助けに来て同じポーズをすると解放されるという非常にシンプルなルールだ。助けを必要とする人を探し、共感しながら支え合うことの大切さをスポーツを通して学べる遊びとなっている。

緊張がほぐれたところで、ウォーキングフットボールが開幕。この試合に勝敗はなく、参加者全員が楽しむことを最優先に、ルールを適宜変更・追加していく形式で進行。例えば、パスを出す際に相手の名前を呼んでから渡すというルールが追加され、より一体感のあるゲーム作っていくこともできるところがウォーキングフットボールの良さだ。

終始、笑顔が絶えないイベントとなり、最後には全員で記念撮影。多くの参加者から「来年もぜひ参加したい」という声が上がった。

【©︎1FCKoeln】

--1. FCケルンU12チーム監督 エヴァンゲロス・ネソス氏

「スポーツにおけるインクルーシブとは、出身、性別、障がいの有無に関係なく、誰もが参加し、人と人を繋ぐことを意味します。このイベントは、コミュニティと平等の大切さを示してくれました。障壁を取り除き、すべての人がスポーツを楽しめる環境を提供することが大切です!たくさんの笑顔を見ることができ、本当に楽しく幸せな時間でした。」

--1. FCケルンサッカースクールリーダー ジモン・シャイべ氏

「A-pfeile広島の皆様、そしてすべての参加者の皆様に心から感謝申し上げます。皆さんの情熱や温かさ、そして心のこもった歓迎を感じました。スポーツ、特にサッカーが持つ、人々を繋ぎ、素晴らしい絆を生み出す力を改めて実感しました。」

--A-pfeile広島 代表 松本由香氏

「2回目となる1. FCケルン様との交流会では、まずみんなで再会を喜びました。私たちは、その日に参加する方々に合わせたルール作りを行い、障がいや国籍といった壁を感じる前に、アクティビティやウォーキングフットボールを一緒に楽しむことで自然に理解を深めていきました。
『うまくボールをコントロールできない』『思ったように伝わらない』——これは障がいがあるから、言語が違うから、ということだけではなく、日常でも当たり前に起こることです。だからこそ、コミュニケーションを楽しみながら学ぶことが大切だと感じました。
今回のルール作りでは、パスを出す際に相手の名前を呼ぶという工夫を取り入れました。1. FCケルンの皆様、サンフレッチェ広島様、本当にありがとうございました!」

【©︎1FCKoeln】

今回のウォーキングフットボール交流会は、サッカーを通じて「共に楽しむこと」の大切さを体感できる、心温まるイベントとなった。スポーツの持つ「人と人をつなぐ力」が存分に発揮されたこの機会。今後もこのような取り組みが続くことで、誰もがスポーツを通じて笑顔になれる場が広がっていくことを我々も期待したい。
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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