3月2日、倉敷マスカットスタジアムで行われた東北楽天対広島のオープン戦は、0対2で東北楽天が敗れた。

　東北楽天の先発・辛島航投手は、2回までいずれも3者凡退に抑える立ち上がり。3回表、3安打で2死満塁のピンチを迎えるものの、3つのアウトをすべて三振で取り、この回を無失点で切り抜け、3回50球3安打無四死球3奪三振無失点でマウンドを降りた。

　4回から登板した古謝樹投手が、2イニングを1安打に抑える安定した投球を披露すると、続く江原雅裕投手、鈴木翔天投手、加治屋蓮投手もそれぞれ1イニングを無失点に抑える。

　打線は3回から6イニング連続で安打が生まれるも、後続がつながらず。9回表、津留崎大成投手が3連打で無死満塁のピンチを迎えると、続く代打・高木翔斗選手の犠飛で1点を失う。なおも1死1、3塁から投ゴロの間に走者が生還し、スコアは0対2に。最終9回裏は3者凡退に終わり、0対2で試合は終了した。

　敗れた東北楽天は、伊藤裕季也選手、小郷裕哉選手が1安打1盗塁をマーク。計7安打を放つも得点には結び付かなかった。投手陣も8回まで5安打に抑えたものの、津留崎投手が粘りきれなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
広 ００００００００２ ２
楽 ０００００００００ ０

広 森翔平-益田武尚‐滝田一希‐河野佳‐○鈴木健矢
楽 辛島航-古謝樹‐江原雅裕‐鈴木翔天‐加治屋蓮‐●津留崎大成

文・薗田陽和