心療内科医に聞く「やってはいけないストレス解消法」ワースト3

MELOS -メロス-
いくら好きでも「やってはいけないストレス解消法」があります。ストレス発散になるどころか、逆効果になりかねません。心療内科BESLI CLINICを経営する田中 奏多先生に、してはいけないストレス発散方法ワースト3を聞きました。

【MELOS】

NG解消法1 昼過ぎまで寝る(寝すぎ)

田中先生:休日に昼過ぎまで寝てしまうと、生活リズムが乱れてしまいます。

自律神経やホルモンバランスが不安定になることで、かえって体にストレスを与えてしまうこともあります。

また、昼夜逆転して夜に眠れなくなることもあります。次の日が平日の場合、心身が十分に回復しないまま仕事に行くことになり、ストレスが溜まりやすくなります。

休日の「寝だめ」は避け、できるだけ休日も平日同様に起床するようにしてください。もし眠気が強いのであれば、午後3時までに20分以内の昼寝をとりましょう。

NG解消法2 お酒に頼る

田中先生:アルコール依存症となるリスクがあるため、ストレス発散のためにお酒に頼りすぎるのはNGです。

また、寝酒によって睡眠の質が下がり、ストレスが溜まりやすくなることもあります。

アルコールには判断力や運動機能を低下させるというデメリットもあります。ひどく酔った状態になると、人間関係にトラブルが生じたり、転んでケガをする、スマホや財布をなくす(盗難)したりすることも。

お酒を適度に飲む分には、ストレス発散につながります。適量を守り、週に2日は「休肝日」を設けましょう。

※リンク先は外部サイトの場合があります

NG解消法3 やけ食いをする

田中先生:ストレス発散のために「やけ食い」を繰り返すと、脂質・糖質・塩分の過剰に摂取によって、肥満・糖尿病・高血圧といった生活習慣病のリスクが高まります。

とくに女性の場合、太ってしまうことで見た目が悪くなり、さらにストレスを感じてしまうケースも多いです。

また、必要以上に食べれば、胃腸への負担が大きくなって胃腸の不調にもつながります。

食べすぎには注意が必要ですが、時々のご褒美として「レストランで食事をする」「スイーツを楽しむ」程度であれば大丈夫です。

食事には、緊張を和らげ、気持ちを安定させる効果も期待できます。家族や気心の知れた人と和やかな雰囲気で食事をすると、ストレス解消されやすいのでおすすめです。
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