M-1準優勝のバッテリィズが本気で語った“野球愛” 漫才&野球の二刀流を貫く中で2025年に挑戦したいことは?
未経験の始球式への意気込み
昨年末のM-1で一気にファンを増やしたバッテリィズなだけに、本人たちが喜んでいる「野球関連の仕事」も今後は確実に増えていくはず。そこで期待したいのは、まだ経験がないという「始球式」だ。2人は挑戦する気満々だ。
「まだやったことがないので是非やってみたいですね」(エース)
「もちろんやってみたい。(エースの投球を)受けてみたい」(寺家)
希望の球場はあるのだろうか。
「そりゃあ、甲子園!できるなら甲子園で投げてみたいですね、僕は」(エース)
「阪神ファンじゃなくても元高校球児ならばまずは甲子園ですからね」(寺家)
「あとは、エスコン(フィールドHOKKAIDO)かな。まだ行ったことがないので、普通に行ってみたいです」(エース)
「地方ごとにいろんな球場がありますし、どこでも楽しいだろうなと思います」(寺家)
始球式は1球のみ。7種類のボールを持つエースは、どの球種を選択するのか。寺家はどのサインを出すのか。
「右バッターやったらインコースのスライダーかな」(エース)
「体が立っちゃうやつね?でも大丈夫?」(寺家)
「デッドボールが怖いですけど、変化球を投げたい。左バッターならフォーク」(エース)
「サインを出すなら大きい方のカットボールかな。カットボールは3種類あるんで」(寺家)
人気者となった今、おそらくどこかのタイミングで球団からのオファーが届くことになるだろう。果たしてどの球場のマウンドに上がるのか。そしてエースがどの球種を選択するのか。注目が集まりそうだ。
「漫才」と「野球」で日本一?
「キャンプは行ったことがないので行ってみたい。もし可能ならバッティングピッチャーをしてみたい。僕でよければ」(エース)
「僕はブルペンキャッチャーをやってみたい。でもプロの硬式の球を受けるのは怖いですね」(寺家)
それぞれが推している球団の2025年シーズンへの期待も聞いた。
「(阪神は)藤川監督になる。火の玉ストレートでの気合系かと思わして、やっぱりあの人は結構考えてますもんね。だからなんか意外と新庄監督に近いような野球をしそう。個人的に期待しているのは、前川(右京)選手。去年もずっと固定して使って欲しかったんですけど、今年は投手の右左関係なく、全試合、フルイニング出場して欲しいですね」(エース)
「(中日は)僕に似てると噂の立浪監督は辞めてしまいましたけど、井上(一樹)監督っていうのが中日らしくていい。現役時代にものすごい成績を残した訳ではないですけど、栗山(英樹)監督のように名将と呼ばれるようになる可能性もあるんじゃないかと思います。今のチームには特にピッチャー陣が揃っている。ドラフト1位の金丸(夢斗)も楽しみ。期待したいのは岡林(勇希)選手。僕と同じ三重県出身でどうしても応援したくなります」(寺地)
人気急上昇中のバッテリィズだが、2025年も「漫才」と「野球」の二刀流を続けるつもり。「去年のM-1は優勝を逃したんで、甘くないのはわかっていますけど、今度は優勝できるようにしたい」(エース)、「旬が終わってしまうと戦いにくいので、何とか今年、頑張らないといけない」(寺家)と意気込む2人の挑戦に注目だ。
(取材・文:三和直樹)