2024年シーズンをもって、北海道日本ハムファイターズオフィシャルチアチーム「ファイターズガール」を卒業した9名のメンバーにパ・リーグインサイトがインタビュー。これまでの活動を振り返り今思うこと、また勝利の喜びを共にわかちあったファイターズファンへの想いなどをお聞きしました。

『ファイターズガール2024 卒業メンバーインタビュー』
#1　西崎光
#2　塩澤美咲、大野未侑
#3　田中杏奈、志堅原花音、田中心優
#4　長谷川陽花、初田美優、山口瑠伽

　​​幼い頃観戦に行った際、グラウンドで輝くファイターズガールに魅了され、ファイターズダンスアカデミーに入学。10年間レッスンを重ねメンバー入りを果たし、通算4年間活動した田中杏奈（たなか・あんな）さんも2024年シーズンで卒業です。

　活動のなかで一番印象に残っていることについて、

「一番を決めきれないほど、道内各地のイベントや地方遠征にはそれぞれにすてきな思い出があります。ですが、やはり『2024パーソル CS パ』です！ ファイターズガールとして4年間活動してきましたが、クライマックスシリーズを経験したのが初めてで、その期間の前後の試合は特に球場内全体に大きな声援が響き渡り、ファンの方との一体感を強く感じました」

　と、田中さん。また4年間の活動を振り返り、

「ツアーガイドやダンスアカデミーの先生など、ファイターズガールになれたからこそできた経験がたくさんありました。
私は高校生のときに1年活動しており、復帰という形でまたファイターズガールとして3年間活動してきました。だからこそ、チームの一員として応援できることへのありがたさや、さまざまな面での厳しさも学びました。
その一つひとつの経験は、応援してくださるファンの皆さまがいたからこそ、乗り越えることができたので『ありがとう』の気持ちでいっぱいです。その感謝の気持ちを忘れず、これからも多くの人を笑顔にしていきたいです！ そして幼い頃の私自身がそうだったように、チアリーダーのお仕事に憧れを抱く子どもたちへ夢の後押しもしていきたいと思ってます！」そう想いを口にしました。

【北海道日本ハムファイターズファンへメッセージ】
いつもファイターズへの温かいご声援ありがとうございます。ファイターズファンの皆さんと共に戦っていた期間は本当に楽しく、私にとってかけがえのない時間でした。遠方でなかなか球場に足を運ぶことができないファンの皆さまとも、地方イベントでお会いする機会があり、その際に改めて「ファイターズって、プロ野球って、人を笑顔にそして熱くできるすてきなスポーツ」だと何度も感じました。
グラウンドから見える皆さんの応援してる姿や、聞こえてくる声援に包まれる瞬間は私にとって世界一幸せな時間であり、これからずっと忘れられない一生の宝物です！皆さんと「日本一」という目標に向かって応援することができ、とても幸せでした。
ファンクラブ歴18年目になりますが、これからも変わらずファイターズを全力応援していきます！ ファイターズ、そしてファンの皆さんが大好きです！今までありがとうございました。

【パ・リーグインサイト読者（パ・リーグ6球団ファン）へメッセージ】
この4年間、「野球」というスポーツを通じて、皆さんとエスコンフィールドHOKKAIDOだけではなく、たくさんの球場で出会えたことがとてもうれしく光栄に思います。
遠い北海道にもたくさん足を運んでいただき、また温かい言葉をかけていただきありがとうございました。
そして何よりそれぞれのチームの勝利を願って、応援してきた時間を共有できたことは一生忘れられません。これからもプロ野球を共に盛り上げていきましょうね！ またどこかでお会いできるのを楽しみにしています♪

　志堅原花音（しけんはら・かのん）さんは在籍2年。ファイターズガールでの活動のなかで一番印象に残っている瞬間は「初めてグラウンドに立ってパフォーマンスをしたとき」。
「エスコンフィールドHOKKAIDOで行われる初めての試合でパフォーマンスをしたとき、たくさんのファイターズファンの方と心が1つになった気持ちになり、これからの活動へのドキドキワクワクが止まりませんでした！」と、当時を振り返ります。

「ファイターズガールになった当初目標としていたダンスのスキルアップだけでなく、MCやスタジアムツアーガイドを通してトーク力も磨かれた2年間でした。チャレンジしたいことの視野が広がったので、今後はダンスに留まらずたくさんの挑戦をし続けたいです！！」

【北海道日本ハムファイターズファンへメッセージ】
たくさんのファイターズ愛をお話しできたスタジアムツアー、グラウンドからスタンドを見上げればたくさんの歓声にペンライトの光、一緒に踊ってくださる方もたくさん！！ 温かいファイターズファンの皆さんとだからこそ最高のパフォーマンス、応援をできた2年間でした。応援するポジションなのにも関わらず、毎試合皆さんからたくさんパワーを貰いました。ファイターズが日本一になるその日まで、これからも全力でパワーを送ります！！！

【パ・リーグインサイト読者（パ・リーグ6球団ファン）へメッセージ】
大好きなダンスやトークを通じて全国の野球ファンの皆さんとつながることができ、本当に幸せな2年間でした。特にスタジアムツアーでは、いろんなチームのファンの方とお話しができて楽しかったです！
ファイターズガールになる前は一度しかプロ野球を観戦したことがなかったのですが、これからは日本中いろんな球場に足を運びたいと思います！野球場巡りするぞーーー！

「初めてグラウンドに立ったとき」がこれまでの活動のなかで最も印象に残っている瞬間だと話すのは、在籍2年の田中心優（たなか・しゆう）さん。

「2年間の活動を経て、人への『思いやり』そして『感謝』の気持ちを忘れない大切さを学びました。この先どのような道に進んでも、常に思いやりと感謝を忘れない人でありたいです」

【北海道日本ハムファイターズファンへメッセージ】
ファイターズガールの活動があったからこそ自分の好きなこと、そして夢を見つけることができました。2年間ありがとうございました！

文・池田紗里