90切りには“限りなくパーに近いストロング・ボギー”が必須! 第一にマスターすべきは「ピッチ&ラン」
【ゴルフサプリ】
今年こそ90を切る! そんな目標を掲げているゴルファーに吉本巧からのアドバイス。それは、限りなくパーに近いボギーを狙うこと。そして、そのためには第一にピッチ&ランをマスターすることだと言う。その理由を詳しく解説してもらおう。
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90切りに欠かせない要素はズバリ、ボギーオンとアプローチ
90切りにはティショットで飛ばして2打目で乗せるキレイなゴルフは不要。その概念はひとまず捨ててください。ただし、ボギーはボギーでも、限りなくパーに近いボギーをとりたい。タップインできたり、OKをもらえるボギーで、僕はこれを“ストロングボギー”と呼んでいます。
ストロングボギーをとるにはアプローチが重要です。当面の目標は30ヤード以内からストロングボギーで上がることですが、そこでぜひこの冬の間に取り組んでいただきたいのが、ひとつの打ち方でアプローチを固める作業で、これが第二段階。90切りにロブショットやランニングなど、アプローチの引き出しが必要だと思っている方が多いですが、それはまだ先の話です。
おすすめなのはオールマイティなピッチ&ラン。幅広い距離を打てるロフト52度前後のウェッジでピッチ&ランを固めましょう。これだけでいいので、弾道の高さやキャリーとランの割合、トータル距離をできるだけ正確につかんでください。
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打つ前には、どこからパットすればワンパットでイケそうかを見るためにカップまで歩き、カップ周りを360度見わたして、上りのストレートに近いラインを見つけます。
見つけたらカップからそのラインに向かう直線をイメージし、その直線の左右にカップから45度の角度で開いたラインもイメージします。するとカップを中心に4分の1の円ができるので、そのエリア内でワンパットでイケそうな距離をターゲットにします。4分の1の円だと狭ければ45度を90度まで広げ、カップに向かって上っているエリアに半円をイメージしてもいいでしょう。これをやれば18ホールで5打くらい変わります。
アプローチをより楽にするために、どこからボギーオンさせるかというマネジメントにもトライしてみてください。例えばピンがグリーン右端にある状況では、ピンの右サイド(ショートサイド)にグリーンを外すと寄せるのが難しくなります。ピッチ&ランでアプローチする際にグリーンにワンバウンドさせられない状況になることが多いからです。
このような状況ではグリーンが広く使えるピンの左サイド(ロングサイド)で、カップと左のグリーンエッジの中間あたりを狙うのがセオリー。左にグリーンを外した場合でも、グリーン上でワンバウンドさせることができるので寄せやすくなります。
ということで、この冬はぜひ上記のことを中心に練習に励みつつマネジメント力も高めてください。アプローチが第一でパットが第二。パット練習は1メートルを確実に沈めるくらいでも十分です。早ければ春先には成果が出ると思いますよ。
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よしもと・たくみ ゴルフ修行のため14歳から単身渡米。南フロリダ大在学中は全米を転戦するなど11年間にわたって選手とコーチを経験したのち、日米の20年の経験から吉本理論を構築。プロやアマチュアのスイングコーチをはじめ、フィジカルトレーナー、プロツアーキャディー、メンタルコーチング、クラブフィッティングアドバイザーなども務める。現在は東京・表参道の「表参道ゴルフアカデミー」で指導中。「吉本巧のYouTubeゴルフ大学」も人気。
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