管理栄養士が教える、“二日酔い”対策におすすめの「おつまみ6メニュー」

MELOS -メロス-
いまだ人類が解決できていない症状「二日酔い」の脅威。

栄養に詳しい東京慈恵会医科大学附属病院栄養部長で管理栄養士の濱裕宣先生に、二日酔い対策になる栄養素と、それらを摂取できるおつまみメニューを、大正製薬株式会社のリリースからご紹介します。

【監修】
管理栄養士 濱裕宣先生
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長
『その調理、9割の栄養捨ててます!』や、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』など多数の栄養、健康レシピ本にかかわる。日常生活のなかで活かせる健康と栄養バランスを大事にし、日ごろから患者の立場に立った食生活の向上指導にあたっている。

アルコール濃度を急上昇させないために有効な“オイルファースト”

アルコールの血中濃度を急激にアップさせないような食べ方も重要です。

胃がからっぽだと、アルコールが胃から小腸へすぐに移動し、小腸から一気に吸収され、アルコール血中濃度が急上昇します。それにより悪酔いにつながります。

胃にアルコールがとどまる時間を長くし、ゆるやかに小腸へ送ることが重要です。

【MELOS】

胃で食べ物などが滞留しやすくなるのは、実は「油分」の多いもの。

油は実は、消化管ホルモンを分泌させ、胃を活性化してくれるはたらきもあります。血糖値を急激に上げない、かつ油も適度に入っているものを飲み会の序盤に摂ることは、意外におすすめなのです。

二日酔い対策におすすめのおつまみはコレ!

●枝豆
居酒屋でもよく見る枝豆は、優秀なお酒のパートナー。アルコール分解をサポートするといわれるビタミンB1、ナイアシンや、肝臓を活性化させるといわれるメチオニン、オルニチンを含んでいます。

お酒を飲む前に枝豆を食べるのはおすすめなのです。

●オイルをかけたカルパッチョ
オリーブオイルのかかった魚介類のカルパッチョを最初に食べるのは、前述のオイルファーストの観点で実は理にかなっているのです。魚介類にはタウリンも豊富なので、肝臓も活性化できます。

唐揚げやフライドポテトもオイルという点では良いのですが、小麦やじゃがいもは血糖値を急激に上げてしまう炭水化物でもあるので、いちばん最初には不向きです。

●タコとブロッコリーのアヒージョ
タウリン豊富なタコと、グルタチオンを含むブロッコリーにオリーブオイルをかけたアヒージョ風も、食前におすすめの一品。

●イカのカレー炒め レモンがけ
クルクミンを含むカレーで味付けしたイカのカレー炒め。イカにはタウリンが含まれるため、アルコール分解効果が期待できます。

また、レモンにふくまれるビタミンCも肝臓の代謝を助けるので、レモン汁をかけるとより良いです。

●だし巻き卵の大根おろしがけ
メチオニンの宝庫、だし巻き卵はぜひ取り入れましょう。

大根おろしも一緒にとると、大根に含まれる消化酵素で、デンプンを分解してくれるアミラーゼ(ジアスターゼ)が消化を促進し、胸やけや胃もたれを防いでくれるのでよりおすすめです。

●しじみの味噌汁
しじみはオルニチンやタウリンを含み、肝機能を助けてくれます。塩の入った汁物は、効率よく吸収されて水分補給にもなります。

ただし、高塩分だと脱水を促してしまう可能性があるため、薄味がおすすめ。

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