「柿」は1日何個まで?食べるタイミングは「食後」がおすすめな理由

MELOS -メロス-
栄養豊富な秋の果物「柿」。肌の健康維持や生活習慣病予防など、さまざまなメリットが期待できますが、食べ過ぎによる不調を避けるために、1日の推奨摂取量を確認しましょう。

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーターの山形ゆかりさんが解説していきます。

【MELOS】

柿はどのぐらい食べていい? 1日の推奨摂取量

生柿の推奨摂取量は1日1個(200g)
柿を食べる際は、1日1個を目安にしましょう。

柿は果物のなかでも糖質やカロリーが高く、1個あたり糖質30~40g、カロリーは120~150kcal含まれているので、食べ過ぎると肥満の原因になるおそれがあります。

・エネルギー 126kcal
・たんぱく質 0.8g
・脂質 0.4g
・炭水化物 31.8g
・─食物繊維 3.2g
・ナトリウム 4mg
・カリウム 340mg
・カルシウム 18mg
・マグネシウム 12mg
・リン 28mg
・鉄 0.2mg
・亜鉛 0.4mg
・銅 0.06mg
・ビタミンE(α−トコフェロール) 0.2mg
・ビタミンB1 0.06mg
・ビタミンB2 0.04mg
・ナイアシン当量 0.8mg
・ビタミンB6 0.12mg
・葉酸 36μg
・パントテン酸 0.56mg
・ビオチン 4.0μg
・ビタミンC 140mg

また、胃石や腹痛などのリスクも。

干し柿の場合も1日1個
干し柿は小さいためたくさん食べがちですが、生の柿に比べて栄養が濃縮されています。1日あたり1個程度の摂取に留めておきましょう。

干し柿1個あたり(30g)に含まれる栄養素は、以下の通りです。

・カロリー:82kcal
・糖質:21.2g
・ビタミンC:1mg
・β-カロテン:110μg
・カリウム:200mg
・食物繊維:4.2g
・タンニン:1,500mg

干し柿は量が少なくても豊富な栄養素を含みます。生の柿と同様に食べ過ぎには注意してくださいね。

参考 食品成分データベース

柿を食べるタイミングは「食後がオススメ」

柿に含まれるタンニンは、胃酸と反応して胃石になると言われています。胃石防止のためにも、柿を食べるときは空腹時ではなく、食後のデザートとして食べるようにしましょう。

ただし、二日酔い防止のためには飲酒前に食べるほうが効果的です。その場合も、空腹時ではなく少し何かを食べてから柿を食べるのがおすすめです。

タンニンが多い飲み物を控える
柿以外にもタンニンを多く含む食材はあります。柿を食べるときは、タンニンが多い飲み物を控えるようにしましょう。

緑茶、コーヒー、紅茶、赤ワインはとくにタンニンが多いと言われています。
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