「打ち上げ」と「打ち下ろし」。番手選びと注意点を解説!

Gridge(グリッジ)

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コースに行くと、真っすぐ平らなところなんか、ほとんどありませんよね。

それが練習場との最大の違いだったりするわけで。

今回は打ち上げと打ち下ろしの場面での番手選びと注意点についてです。

皆さんの参考になるのでしょうか……♪

打ち上げは番手を上げるべし

まず打ち上げの場合です。

私の場合は、まず間違いなくクラブの番手を上げます。

9番アイアンの距離なら8番、場合によっては7番を持つかもしれません。

理由はしっかり距離を出したいから。

特に2打目以降が打ち上げの時って、砲台になっているグリーンまで打ち上げになっていることが多いです。

もしグリーン手前にこぼしてしまうと、打ち上げの難しいアプローチが残ってしまいます。

ですから、しっかりグリーンセンター狙いでそこまで届く番手を選びます。

それに打ち上げの時って球が高く上がりやすいので、自分が想定しているよりキャリーが出ていないことが多いんですよね……。

あとは風、特に向かい風の影響を受けやすい。

これは球が高いと風にボールが流されやすいことがひとつ、あとはコース設計者の心理を考えたら向かい風が多い場所に打ち上げのホールを作るんじゃないかと勝手に思っているだけですが。

でも打ち上げの時って向かい風とセットになっている場合が多くありませんか?

ということで、打ち上げの場合はクラブの番手を上げるべし!

向かい風が強ければ、さらに番手をもうひとつ上げるべし!! です。

打ち下ろしはコンパクトスイング

次は打ち下ろしの場合です。

結論から言うと、私は余程のことがない限り番手は変えません。

距離表示のままの数字に合わせたクラブの番手を持ちます。

理由としては、打ち上げに比べて風(特に縦方向の風)の影響を受けにくいことが一番ですかね(番手によります)。

もうひとつは番手を下げて打つと、心理的にフルショットでしっかり打たきゃいけないと思ってしまい逆に力が入ってミスショットしがちだからです。

なので番手はそのままでいきます!

ただその代わりにフルショットはせずにコンパクトなスイングをします。

スリークォーターくらいのイメージですかね。

そうすることで球が低めに打ち出され風の影響を受けにくくなります。

クラブではなくスイングで調整するイメージですね。

あとは打ち上げの時と違ってグリーンセンターよりも手前側にキャリーさせるつもりで狙っていきます。

これは打ち下ろしの場合はランが出やすいことと、グリーン手前にこぼしてもアプローチは難しくないことが多いから。

それに打ち下ろしの最大のミス、飛び過ぎて奥のハザードまで行ってしまうリスク回避にもなりますしね♪

ティーショットはすくい打ちに気をつけよう

最後にティーショット(特にショートホール=パー3)の際の注意点です。

それは打ち上げ、打ち下ろしともにすくい打ちになりやすいことです。

ショートホールだけでなくロングホール(パー5)やミドルホール(パー4)でも言えることですが、ティーグラウンドは平らですよね。

ここが落し穴です。

打ち上げの場合はどうしても高い球を打ちたくなり、左肩がいつもより上がりやすくなります。

これはなんとなく想像がつきやすいですね。

いっぽう打ち下ろしの場合。

普通に考えたら打ち上げと逆になりそうなものですが……。

違うんですね。

打ち下ろしのティーグラウンドって解放感がありますよね。

それで気分も高まり飛ばしたい衝動にかられます。

それと相まってターゲットより高い位置にいることもあってか、平らなところと同じ目線にしているつもりでも、ついつい空の高いポイントを目標にしてしまいがちです。

結果としてこれまた左肩が上がってすくい打ちになりやすい、ということです。

2打目以降でも同様のケースがあります。

傾斜がついたライだと目線は傾斜なりに合わせやすいですが、逆に平らな地点から打つ時は、すくい打ちにならないように注意しましょう。

打ち上げ、打ち下ろしのどちらの場合も無理に球を上げようとしないことが大切です。

あとは、とにかく左肩が上がらないように気をつけましょう。

いつもより目線を下げるくらいでちょうどいいですよ。


打ち上げ、打ち下ろしのショットがある程度打てるようになれば、スコアメイクがずいぶん楽になります。

練習場は平らなので、ラウンドでの経験値も大事になってきますよ♪

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