打ち上げ・左足上がりのショットは、どうしてショートするのか?

Gridge(グリッジ)

【(c)GettyImages】

グリーンまで100ヤードジャスト。

しかし、砲台グリーンで5ヤードほど打ち上げているという状況です。

こんなケースでは、ほとんどのゴルファーが、打ち上げ分の5ヤードをプラスして、105ヤードを打とうとします。

それでもショートしてしまうことって、結構多くありませんか?

ボールを上げる必要はまったくない

その原因の1つは、スイングに問題があります。

アベレージクラスのゴルファーの中には、目標が自分の目線より上にあると、ボールを上げようとしてインパクトで体が伸び上がってしまう人が多いのです。

それではショート以前に、ダフリやトップ、スライス、シャンクなどのあらゆるミスが出てしまいます。

ボールを上げるのはゴルファーではなく、クラブのロフトなのです。打ち上げだからといって、ボールを上げようとする必要はまったくないのです。

ロフトが大きくなるからショートする

もう1つ、打ち上げのショットでは、足場も打ち上げ、つまり左足上がりになっていることが多く、それに気付かないと、ショートしやすくなります。

左足上がりのライでは、平地よりもクラブのロフトが大きくなりますから、飛距離が落ちるのです。

つまり、同じ105ヤードを打つにしても、平地の時より番手を上げるなどの対策が必要になります。

左足上がりはボールにパワーが伝わらない

逆に左足下がりのライでは、ロフトが小さくなりますから距離が出やすくなります。

番手を下げるなり、クラブを短く持って、コンパクトなスイングで打つなどの対策が必要になります。

また、左足上がりのライでは、体重が左に乗りにくいため、ボールにパワーが十分伝わりません。

これもショートしやすい原因の1つになっています。

左足上がりのライでは、傾斜の度合いにもよりますが、1~2番手上のクラブに持ち替えて打つようにしましょう。

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