試合の流れが暗転した大谷「まさかの走塁」に、ロバーツ監督の采配に生じた“迷い”【NLCS第5戦】
MVP争いは大谷が一歩リード!?
LCSでチームトップの打率.385、OPS1.482をマークしている、マックス・マンシー。12打席連続出塁というポストシーズン記録を作るなど、好調を維持している 【Robert Gauthier/Los Angeles Times via Getty Images】
得票は全部で9票。両チームの番記者から一人ずつ。MLBの公式データを扱うアライエス、オフィシャルスコアラー、テレビ、ラジオの放映権を持つFOX、ESPN、NHK、MLBネットワークで8票。
あと1票が不明だが、投票するであろう人に聞いたところ、名前が挙がったのは、マックス・マンシー、大谷、フラーティの3人。トミー・エドマン、ベッツがその次のグループ。ただ、「現時点では文句なしという選手がいないので、今日の試合次第だと思う」と多くが声を揃えた。
マンシーは第4戦まで打率5割。12打席連続出塁というポストシーズン記録も作った。大谷は、2本塁打のインパクトが抜群。また、得点圏での勝負強さが圧倒的。フラーティは前回同様、7回以上投げるなら、という条件付きだった。
しかし、第5戦でフラーティは3回8失点でKOされたため、可能性は消えた。マンシーも3打数無安打で、打率を.385まで下げた。一方で大谷は2安打を放ち、打率を.333まであげた。OPSは1.205。ただ、OPS1位はマンシーの1.482。
ポストシーズンのMVP投票はオールスターゲーム同様、そうした数字というより、インパクトがものをいう。であれば、大谷の2本塁打は強烈であり、現時点では有力か。しかし、今後優勝を決めるようなヒットを誰が打つかで、決まる可能性が高い。むろん、投票する人がシリーズ通しての活躍を重視するなら、ロバーツ監督同様、初回の走塁を問題視するかもしれない。
舞台は再びロサンゼルスへ
ドジャースは、午後11時半(米東部時間)、ニューアーク空港を飛び立ち、ロサンゼルスへ向かった。ロサンゼルス到着は午前2時4分(米西部時間)の予定。明日は午後4時からドジャー・スタジアムで練習をすることになっている。
勝てば未明までシャンパンファイト。明日は休み――という予定だったが、ホームで仕切り直しとなった。
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