注目のダイエット食材!お肉そっくりの「大豆ミート」の使い方って?

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 いま注目されているダイエット食材のひとつに「大豆ミート」があります。大豆ミートは大豆から作られ、お肉そっくりの味わいや食感が特徴です。

ヘルシーで栄養も摂れるダイエット食材!?であれば、ダイエッターの方なら興味を惹かれますよね。

今回はあすけん栄養士が大豆ミートについての解説や、大豆ミートの使い方、ダイエットへの取り入れ方を解説します。

※リンク先は外部サイトの場合があります

大豆ミートとは?

ヘルシーな「畑のお肉」!
大豆ミートは大豆の加工食品で、ソイミートなどとも呼ばれます。大豆の油をしぼり取ったあとの「脱脂大豆」といわれるものからタンパク質を抽出し、さらにそれをお肉に似た形に成型して作られます。

食感や見た目もお肉にそっくりに加工されており、お肉と同じ使い方でおいしく大豆の栄養を摂ることができます。

もともと菜食主義の方向けの食品として使われることが多かったのですが、最近ではヘルシーさから、ダイエットに取り入れる方が増えてきています。

栄養を摂りながらダイエットにも活用できる!
大豆ミートはお湯や茹でて戻すことにより約3倍の量になります。

<戻した状態の大豆ミート100gあたりの栄養成分値>
※繊維状大豆たんぱく 乾燥の状態で33.3gで計算

エネルギー 128kcal
タンパク質 19.7g
脂質 1.7g
炭水化物 8.4g
鉄 2.7mg
食物繊維 1.2g
タンパク質量はほかの肉類と比較してもほとんど変わりないので、お肉の代わりのタンパク源として十分使えます。

「脱脂大豆」から作られるため、肉類と比較すると脂質の量が少なく、カロリーが抑えられているのもダイエット中にはうれしいポイント。さらに女性に不足しがちな鉄や食物繊維(※1)が補えるのも魅力です。

大豆ミートの使い方と種類

大豆ミートの戻し方
乾燥大豆ミートはお湯につけるか茹でることで戻します。大豆のにおいが気になる場合は水でよく流し、水気を切ってから使いましょう。製品によって戻し方が異なるため、パッケージを確認してみてくださいね。

最近は湯戻しがいらずにそのまま使えるタイプの大豆ミートも増えてきています。戻すのが面倒という方は、湯戻し不要のものを選ぶと時短にもなって便利です。乾燥されたものの方が日持ちはするので、使いやすさに合わせて選んでみてくださいね。

大豆ミートの種類
ミンチ(フレーク)タイプ、フィレタイプ、ブロックタイプなどがあり、料理によって使い分けができます。それぞれ乾燥させたものと、そのまま使えるものの両方があります。
◆ミンチ(フレーク)タイプ…ひき肉の代わりに。ハンバーグや麻婆豆腐、ミートソースなどの料理に向いています。

◆フィレタイプ…スライス肉や細切れ肉の代わりに。生姜焼きや肉野菜炒めなどの炒め物や焼き物だけでなく、カレーやハヤシライスなどの煮込み料理にも使えます。

◆ブロックタイプ…大きめにカットされたお肉の代わりに。唐揚げや酢豚、照り焼きなどお肉のボリューム感を楽しむ料理に使いやすいです。

大豆ミート初心者の方は、ミンチタイプがおすすめ。そのまま料理に使いやすいのはもちろん、ハンバーグや餃子のかさましとしても使えるので、お肉も楽しみながらカロリーカットに役立ちます。使いたい料理に合わせて大豆ミートのタイプを選んでみましょう。

大豆ミートのおすすめの活用法

あすけん栄養士がパターン別におすすめの活用法をご紹介します。

いつものおかずを大豆ミートに!
夕食のおかずを大豆ミートを使ったものに置き換えることで、カロリーカットできダイエットに役立ちます。お肉よりもヘルシーなので、しっかり食べても安心です。

食物繊維も含まれるので、血糖値の急激な上昇を抑えたり、血中コレステロールを下げるのに役立ったりと、健康面にもメリットがあります。(※2)

飲みすぎ・食べすぎの調節に!
お付き合いやイベントごとで、つい飲みすぎ・食べすぎてしまうこともありますよね。そんなときは他の日にカロリー調整をして乗り切りましょう。

おかずは大豆ミートを使ってヘルシーに仕上げて、あとはたっぷりの野菜料理をとれば調整はOKです。調整=我慢と思われがちですが、ヘルシーでおいしいものをしっかり食べて、ストレスをため過ぎずに取り組みましょう。

お肉よりヘルシーなのに、お肉そっくりな満足感がうれしい大豆ミート。スーパーでも手軽に手に入れることができます。一度手に取って試してみませんか?

【参考・参照】
(※1)厚生労働省 令和元年「国民健康・栄養調査」の結果<https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000687163.pdf>(最終閲覧日:2021/01/06)
(※2)厚生労働省 eヘルスネット 食物繊維の必要性と健康<https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html>(最終閲覧日:2020/06/24)
農林水産省 大豆のまめ知識<https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/d_tisiki/>(最終閲覧日:2020/06/24)
日本食品標準成分表2015年版(七訂)

[文:あすけん 管理栄養士]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

※この記事は2024年6月30日の再投稿(再編集)記事です
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