【UFC】平良達郎、スターダムへの5試合

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縄県出身の平良達郎は、UFCの中でも最も若くエキサイティングな有望株の1人だ。2022年のUFCデビュー以来、平良は無敗の状態を保ち、現在はプロで15勝0敗をマークしている。対戦相手がどういった攻撃をしかけてこようと、落ち着いた、メソドジカルな戦い方によって、平良はそれに対応可能だ。

現地時間10月12日(土)【日本時間10月13日(日)】、平良は前回のイベントに続いて2回連続でメインイベントに登場し、ブランドン・ロイバルと対峙。この1戦は、まさに新星対ベテランのバトルとなる。まもなくやってくるその日を前に、その巧みな戦いを振り返ってみよう。

平良達郎 vs. カルロス・カンデラリオ
UFCファイトナイト・ラスベガス54 (2022年5月14日)

平良はカルロス・カンデラリオとのバトルに十分備えた状態でこのUFC初戦に臨み、最初の白星をつかみとった。

最初の2ラウンドでグラウンド中心の攻撃を繰り広げた後、第3ラウンド半ばで平良は危険なギロチンチョークをうまく回避。激しいパンチとエルボーの乱打でこのラウンドを締めくくった平良は、ユナニマス判定での勝利を手にしている。

平良達郎 vs. C.J.ベルガラ
UFCファイトナイト・ラスベガス62 (2022年10月15日)

グラウンドのスキルを活用して無敗の記録を守り、ベルガラを制した平良が、UFCでの第2戦を迎えた。第1ラウンドでいくつかのパンチをもらった平良だが、ラウンド終了までに相手にも同じものをお見舞いしている。

第2ラウンドでも攻勢を続け、ベルガラのリードレッグに力強いキックを蹴り込んでいく平良。相手より5分以上多いグラウンドコントロールタイムを確保したこの試合で、平良はアームバーでベルガラを仕留め、完ぺきな形のフィニッシュを決めた。

平良達郎 vs. ヘスス・アギラー
UFCファイトナイト・ラスベガス68 (2023年2月4日)

平良はオクタゴン3戦目にして、これまでで最も困難な相手と対戦することに。はじめはアギラーが平良をノックダウンし、ギロチンの形に入ったものの、平良は整然と系統立てた動きで窮地を脱していく。

またたく間に、平良の方が有利なポジションになっていた。自らが上になった平良は、アギラーをコントロール下に置く。わずかな調整のエキスパートである平良は、それによって大きなインパクトを生み出し、アギラーをトライアングルに落とし込んだ。そのままトライアングルアームバーに移行し、試合は第1ラウンドで終了している。

平良達郎 vs. エドガル・チャイレス
UFC 290 (2023年7月8日)

ペイ・パー・ビューイベントのカードに初登場した平良は、エドガル・チャイレスと対戦。コントールを握りつつ、グラウンドで安全な状態を保つことを好むファイターがいる一方、平良はここでもわずかな調整によって有利な状況をつくる能力を見せている。

第3ラウンド半ばまでに9分以上のグラウンドタイムを積み重ねた平良は、再びグラウンドでいかに快適にその能力を発揮できるかを披露する。チャイレスのギロチンがほぼ決まりかかる場面もあったものの、平良はラウンド終了までを戦い抜き、ユナニマス判定で勝利した。

平良達郎 vs. カルロス・ヘルナンデス
UFCファイトナイト・ラスベガス83 (2023年12月9日)

UFCデビューからの4戦でグラップリングの能力を証明してきた平良だが、バランスの取れた、スタンドで強いファイターでもある。それを示したのがこの試合だ。そのスキルは第1ラウンドから発揮された。ヘルナンデスとスクランブルを繰り広げた平良は、いくつか良い打撃を当てて第1ラウンドを終えている。

第2ラウンドに入ると、そのスキルはさらに顕著になっていく。ラウンド開始からすぐに、平良はヘルナンデスをノックダウン。そこからグラウンド・アンド・パウンドの猛攻によって、オクタゴンで初めてのノックアウト勝ちを収めた。
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