ダイエット中の食事、「1日2食」はよくない?管理栄養士が解説

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今回は「食事の回数」について。朝食・昼食・夕食と1日3回いただくのが通常ですが、中には分けて食べる人や、1日1食の人もいます。

それでは、1日2食はどうでしょうか。食欲がないため朝食を抜くパターンや、ダイエットのために夕食抜きなどを行い、1日2回の食事で済ませている人も多いのでは。

「朝ごはんを食べたほうが痩せる」とか、「1日の摂取カロリーを超えなければいい」など意見はさまざまありますが、1日2食を健康&ダイエット視点で見たとき、どんなメリット・デメリットが考えられるでしょうか。

ヘルシーで糖質に配慮した食事を届けてくれる宅配弁当サービス「‎nosh(ナッシュ)」の管理栄養士が解説します。

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朝はお腹が空かず、朝食を抜くことが多いです。昼食と夕食の1日2回になりがちですが、考えられるデメリットがあれば教えてください。

ファスティングやプチ断食が流行っているように、食事を抜くことで内臓が休まり、消化吸収の機能が高まる、体内に溜まった悪いものを出す効果が期待できます。また、食事量が減ることで摂取エネルギーを抑えることもできます。

空腹状態で食事をするため、味覚が研ぎ澄まされて料理がさらにおいしく感じるということも知られています。

しかし、デメリットもあります。朝食を抜くと低血糖の状態が長く続くため、血糖値を下げないように働くホルモンが多く分泌します。その状態で昼食をとると、普段の食事量でもいつも以上に血糖値が上がりやすく高血糖になります。血糖値の急変動が続くと身体への負担が大きくなり、肥満になる可能性があります。

また、1日3食でもバランスよく栄養をとることが難しいため、1日2食の場合は栄養の偏りに気を使う必要があります。

朝ごはんは食べたほうがいい?
朝食を食べることは身体の機能的には重要ですが、無理をしてまで食べる必要はないでしょう。しかし、朝食を食べていない日は、集中できず頭がぼんやりしたり、イライラすることはありませんか? 

本来であれば、朝食は寝ている間に使われて少なくなってしまったブドウ糖を補い、脳と身体を目覚めさせるために欠かせないものです。

お腹が空かないときや、朝食の時間が取れない場合にはヨーグルトやスープ、砂糖入りのコーヒーや紅茶を朝食代わりにするのはいかがでしょうか。

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1食抜くとダイエットになる?
1食分の食事量が減るためダイエットの効果はありますが、食べ方によっては逆効果の場合も。たとえば、1日2食にしても空腹のために食べ過ぎてしまうと、太りやすくなります。

ダイエット効果を期待するのであれば、1食抜いても次に食べる食事はいつも通りの量を守るようにしましょう。

やっぱり1日3食がいい?
可能であれば、1日3食バランスよく食事をすることをオススメします。ですが、ライフスタイルや体質によっては合う合わないもあると思います。

いずれにしても、無理はせずにご自身に合った食習慣を見つけることが大切です。
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