セオリー無視!?逆目のラフからでもパターがイイ!?

Gridge(グリッジ)

【(c)GAHAG】

グリーンエッジからわずか1~2ヤードなんだけど逆目のラフ。

しかもエッジからピンまでの距離も短い……。

せっかくピン近くまで寄せたのに、ミスしそうなニオイがプンプン丸 (ノ*0*)ノ な難しい状況ですね。

こんな時私はセオリー無視! で、間違いなくパターを使用します。

パターが『確実』なんです!

先日のラウンドでのこと。

同伴者のAさんはパー4の2打目をナイスショットするも、ボールは惜しくもグリーンからこぼれてしまいました。

そしてAさんの3打目のアプローチ、ボールはグリッジエッジから2ヤード地点なんですが逆目のラフ。

さらにピンの位置はエッジから4ヤードくらい。

ウェッジを使うなら、カラーのあたりギリギリにボールを落とさなければ寄らないという、非常に難しい状況です。

ここでAさんが私に近づいてきて、こう言いました。

「いつも芝目に負けてチョロするか、トップで大オーバーなんだよな……。こんな時はどうやって打てばいいのかな?」

私は迷うことなくこう答えます。

「こんな時はパターで転がすのが確実だと思います。ボールの位置からピンまでは6ヤードくらいだけど、ラフの芝の抵抗がある分、12ヤードくらいのパットを打つつもりでいいと思います」

私の話を聞いたAさん、私に言われるがままにパターを握り、さっそくトライ!

結果は予想以上に芝の抵抗を受け、ボールはピンから3ヤードくらいで止まりました。

その直後でした。

別の同伴者のBさんが我慢できずにこう言いました。

「今のは順目ならパターもありだけど、逆目の場合は芝の抵抗があるからウェッジを使うべきだね」

そうですよねー、それがセオリーですよねー。

でもそれってかなりの上級者じゃないとできなくない?

私が心の中でこんな感じでまくし立てていると、ホールアウト後にAさん、

「お行儀悪いですけど、一回試させてください!」

そう言って先ほどの場所からウェッジでのショットに挑戦しました(パターで3ヤード地点までしか寄らなかったことに満足できなかったのでしょう)。

結果は見事にチョロで、ボールは1ヤードも飛ばなかったのでした。

ほーらね、パターのほうが確実なんだよねー(後からお話しますが、『確実』というワードがポイントなんです)。


大事なのは『その後を2打でカップインさせること』

『順目ならパターもあり、逆目ならウェッジを使うべし』

確かにBさんのアドバイスはド正論です。

しかし逆目のラフからウェッジで柔らかい球を打つなんて、とんでもなく難しいショットです。

アベレージゴルファーならかなりの高確率でチョロかトップのミスになってしまうでしょう。

これでは2パット圏内どころか、グリーンにも乗せられない可能性大です。

Bさんのような上級者なら、こんな状況でも寄せワン狙いで悪くて2パットと考えるでしょうから、ウェッジを持つべきです。

しかしアベレージゴルファーの場合、大事なのは『その後を2打でカップインさせること』。

それならばセオリー無視でもパターを使ったほうが、確実(に2パット圏内)に寄せやすいと思います。


寄せワンは狙うな!

いかがでしたか。

ピンから近い状況だけに寄せワンを積極的に狙いにいきたくなりますが、実は“ピン近”は難易度の高いアプローチな場合が多いのです。

『2パット圏内に寄ればまずまず、その延長線上で寄せワンになったらかなりラッキー』くらいの気持ちを持ちましょう。

“確実に2パット圏内”で良ければ、逆目のラフでパターを使うのもアリですよね。

ただしぶっつけ本番は危険ですから、日頃の練習やラウンド前の練習グリーンで、グリーンの外側からどのくらい転がるか、タッチの具合を確認しておきましょうね。

備えあれば憂いなしです ლ(^o^ლ) 。

それでは!

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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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