水難事故の77%が、海水浴場以外で被害。海上保安庁が力説する「絶対に守って欲しい」4つの約束とは

MELOS -メロス-
6月29日(土)、井手大介がDJを務めるラジオ番組「The Burn」(FMヨコハマ・毎週土曜日5:00~8:00)にて、「海の事故を未然に防ごう」をテーマに放送。

海上保安庁 第三管区海上保安本部 交通部 安全対策課 安全対策第三係長の粟田将仁さんがゲストで出演し、遊泳中に事故に遭う複数のケースを紹介しました。

【MELOS】

もっとも多い事故は「溺水」、次に「帰還不能」

栗田: 一番多いのは「溺水」で、溺れる事故です。事故に遭われた方の51%が溺水の事故になります。

井手: 2番目は?

粟田: 第2位は「帰還不能」といって、流されて帰って来られなくなってしまうという事故です。

井手: これはカヤックをやっていて経験ありますよ。気づいたら海流が速くなっていて、漕いでも戻れないんですよね。サーフィンとかSUP、手漕ぎボートでも同じことになると思いますし、危ないですよね。

粟田: 1つの例で言うと、海水浴中にお酒を飲んで溺れてしまったりとか。高波にさらわれて溺れてしまうんです。また、親御さんが目を離した隙に、お子さんが溺れてしまうような悲しい事故が多くなってくる季節になるんです。

事故に遭った人の77%が、海水浴場以外で被害に合っている

井手: 第3位が怪我、「負傷」なんですね。これはどういった場所で起こるんですか? 全員を助けられるとは言いませんけど、ライフセーバーの方もいますよね?

粟田: ライフセーバーがいる場所では事故に遭っても救助してくれるんですけど、溺水する方のほとんどが、海水浴場以外の場所で事故に遭われているんです。悔やまれますね。事故に遭われた方の77%が海水浴場以外で事故に遭われている方です。

井手: 事故に遭ってからでは遅いので、必ず海水浴エリアで泳ぎましょう! 

波の高い日、風の強い日は絶対に泳がない

井手: では遊泳中の事故を防ぐにはどんな行動をとればいいんですか?

粟田: 大切なポイントが4つあるんですけど、1つ目は「ライフセーバーや監視員がいる、管理された海水浴場で泳ぐこと」です。そして2つ目は「波の高い日や風の強い日は絶対に泳がない」です。

井手: それだよね。油断した時に高波でやられて、引き波に連れていかれるんだよね。戻ろうと思っても戻れないですもんね。

粟田: 台風が近い時期に波にさらわれた事故が去年有りましたね。

お酒を飲んだら泳がない

粟田:3つ目は「お酒を飲んだら泳がない」です。

井手: 海に行ったら乾杯したくなるのはわかるんだけど、本当に危ないからね。

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