「仕事に行きたくない」が続く。退職か転職すべき?心の専門家が回答

MELOS -メロス-
心理カウンセリングやメンタルトレーニングの普及活動を行う、“心の専門家”養成スクール「アイディアヒューマンサポートサービス」のカウンセラーが、皆さんの悩みごとについて考え方や対策をお伝えする本企画。

今回は「仕事行きたくない!仕事したくない!家にいたい!」が続くときの対処法について。

【MELOS】

Q.ここ1か月くらいずっと仕事に行きたくありません。休みの連絡を入れようか毎朝悩みます。仕事内容も向いてないと思うし、職場にもなじめないのが原因かとは思っていますが……とはいえ転職する勇気も出ず、有給が尽きてからは遅刻ギリギリでなんとか出社しています。ひとまず「仕事に行きたくないモード」をなんとかしたいのですが、よい考え方や対処法はあるでしょうか?

職場になじめないとうことですので、人とのコミュニケーションでかなり神経を使っているのではないでしょうか。なじもうと気を遣っていることも多いかもしれません。このようなときは、神経が張り詰めていますので、まずは神経を休めてあげることが大切です。

嗅覚・味覚・視覚・聴覚・触覚にアプローチすることを取り入れてみるとよいです。

・リラックス効果のあるアロマを焚いてみる
・気持ちが落ちつく音楽を聴いたり、波や川のせせらぎ、鳥の声などの自然音を聴く
・マッサージをして身体をほぐしてあげる など


身体や心の緊張を緩めてあげることで、睡眠の質もよくなるので、ぐっすり眠ることができます。

睡眠は心身の回復に欠かすことができない要素です。行きたくないというのは、これ以上ダメージを受けないためのSOSです。頑張るために意図的に回復をすることを「戦略的回復」と言っています。
仕事に行きたくないときでも、ひとまず出社するには
行きたくないという感情にフォーカスすると、ネガティブな感情は強いので、行動が止まってしまいます。
そこで有効なのは、行動にフォーカスをすることです。

たとえば、朝起きて「会社行きたくないな」と感情にフォーカスすると、起きるのがつらくなってしまいますが、まずは起きて朝日を浴びる、鏡の前で笑顔をつくる、お気に入りの洋服を着る、歩くときは軽快に歩くなど、行動することにフォーカスをしてみましょう。

行動を変えると感情もそれに合わせようとするので、行きたくないというネガティブな感情が抑えられてきます。
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