【トレイルランニングバックパックレビュー】Rab「Veil 12(ベイル 12)」
フィッティング、快適さ、使い勝手の良さを引き継いで容量をアップした12Lモデル
【写真提供:トレイルランナーJP】
近年はアパレルを中心にラインナップを拡大。今やUKのみならずヨーロッバを代表するアウトドアギアブランドの一つに数えられる存在です。トレイルランニングのラインナップはアパレルをメインに展開していましたが、2023年に初のベストパック「Veil 6(ベイル 6)」(6L)と「Veil 2」(2L)を発売。今回紹介するのは2024年に新しく追加された12Lモデルの「Veil 12」です。
【写真提供:トレイルランナーJP】
【写真提供:トレイルランナーJP】
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極薄で抜群の通気性を誇るリップストップ・モノメッシュ。 【写真提供:トレイルランナーJP】
フロントポケットの構成は左右対称で、上段にフラットポケット(左側にはキーリングとホイッスル付)。その下にソフトフラスク用のポケット。下段には大容量のスタッシュポケットと、その外側にジップポケットを配置しています。
フロントとサイドのポケットをフル活用すれば使用頻度の高い装備はほぼ収納できる。 【写真提供:トレイルランナーJP】
メインコンパートメントへはトップのU字型のジッパーからアクセスします。内部は2層で内側はリザーバーコンパートメント。2Lのリザーバーを収納可能。また、最上部にはフラップポケットとその内部にはジップポケットも付いていて、こちらも背負ったままアクセスできます。
メインコンパートメントとリザーバーコンパートメントの2層構造。 【写真提供:トレイルランナーJP】
最上部のポケットは走りながらでもアクセスしやすい。内部にはジップポケットもある。 【写真提供:トレイルランナーJP】
両サイドからアクセスできる大きなメッシュポケット。その下にポールホルダーも装備。 【写真提供:トレイルランナーJP】
下の表は各ポケットに直径4.3cmのボールをいくつ収納できるかを調べたものです。「Veil 6」と比較してみました。
ストレッチ素材のポケットは伸ばしすぎず、無理のない個数にとどめました。
(左)「Veil 12」。(右)「Veil 6」。 【写真提供:トレイルランナーJP】
【画像提供:トレイルランナーJP】
【写真提供:トレイルランナーJP】
【写真提供:トレイルランナーJP】
部位によってモノメッシュの方向を変え、ストレッチ性をコントロール。 【写真提供:トレイルランナーJP】
ポケットの使い勝手は良好です。メインコンパートメント以外収納はすべてパックを下さずにアクセス可能。フロントのソフトフラスク用のポケットはハードボトルも問題なく収納可能。その外側のジップポケットにはスマートフォンも入ります。下段のポケットも大容量です。センターで繋がっている両サイドのポケットは「Veil 6」よりも少し小さいですが、その分トップにポケットがあるので分散して収納することができます。
メインコンパートメントのコンプレッションは強力で全体をしっかりと押さえつけてくれるため、多少装備が少なくても揺れることはありません。もちろんコードにシェルなどを引っ掛けることもできます。
「Veil 12」は、フィット感、速乾性、収納性と3拍子そろった完成度の高いパックです。また、「Veil」シリーズはフロントポケットが共通仕様なので、複数のサイズを持っていても使い勝手が変わらず、戸惑うこともありません。一度背負ったらヘビロテしたくなる意欲作です。
【写真提供:トレイルランナーJP】
・価格:¥25,300(税込)
・本体重量:279g
・容量:12L
・サイズ(チェスト):S(86.3-94)、M(94-101.6)、L(101.6-111.7cm)
・生地:リップストップモノメッシュシャーシ(ナイロン100%)、ストレッチパワーネット(ナイロン87%、エラステイン13%)
・500mlソフトフラスク 2本付属
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