会社やめたいけど辞められないとき、「転職しないで」乗り切るには?[心理士監修]
回答してくれたのは、つのだデンタルケアクリニック院長で日本選択理論心理学会認定選択理論心理士の角田智之先生です。選択理論の視点から具体的な考え方と行動例も記載しているので、自分の事例に合わせて考えてみるとよいでしょう。
【MELOS】
会社をやめたいと思っているとき、「転職せず」なんとか乗り切る考え方
“同僚が好成績、自分は一件も契約がない”というケース
たとえば、“同僚が好成績を上げているのに自分は一件も契約がとれていない”という場合、どう思うでしょうか。
事実は、“一件も契約をとっていない”です。
事実(情報)を解釈するとき、重要なステップがあります。
それは“選択”です。
道路を歩いていて赤信号で止まる。これは赤信号だから止まったのではありません。赤信号の視覚情報を取得して、止まる選択をしただけです。車や誰もいない場所の赤信号であれば、渡ってしまう人もいるでしょう。
人はすべての情報に対して無意識に「どんな思考で解釈するか」と「それをもとにどんな行為をするか」という選択をしています。
【MELOS】
事実(情報)に対してどう思考するかは自分で決めることができる
「自分はダメだ! あんな成績は一生かかっても無理、あーあいつもこうなる、もう転職しようかな」
一方で、こんな思考の選択もできます。
「あの人はなんでもソツなくこなしてしまうなぁ。でも、なんでもできてしまうとピンチのときに弱い可能性だってある。自分は、うまくいかないことでいろいろな経験をしている。この経験は宝だ。もしかして、神様が期待をして成長しろと言ってくれているのかも!」
【MELOS】
行動をプラスすることで、さらに肯定的解釈が得やすくなる
このように、いま自分の置かれている状況を自己分析し、肯定的解釈につなげていくことで、転職せず現状を乗り切ることも可能かもしれません。
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